目標達成のために20代から実践したい潜在意識の使い方

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突然ですが、今、あなたは何か目標を立てていますでしょうか?

仕事、お金、生活、そして将来…
きっといろんな目標があると思います。

「こういう状態になりたい」のように自分が持つ願望を実現させるために、人々は目標を立てます。
当然、目標は達成するためにあるものです。
しかし目標を立てることは簡単ですが、達成させるのは難しいですよね。
これまで目標を達成できずに落ち込んだことが、あるのではないでしょうか。

目標を達成できなかった経験をしてしまうと、目標に対して躊躇してしまいがちになります。

すると、いつの間にか願望も実現できなくなり、小さくまとまっていくという非常にもったいないことになってしまいます。

しかし、今このページをお読みいただいているあなたには、夢や願望をでっかく持ち、そして実現させてほしい!
そのために目の前の目標を達成する方法をこれからご紹介します。

では目標を達成し、願望を実現させるようになるのは何が必要でしょうか?

お金でしょうか? 地位でしょうか?

実は「潜在意識」なのです。

潜在意識とは、あなたの奥底にある考え、思考であり、いわば無意識です。

潜在意識は普段意識していること(=顕在意識)とは相反するものですが、人間の意識・思考の大半を占めていると言われています。
無意識的な言動・行動はすべて潜在意識が元になっているのです。

ということは、普段の生活、行動、生き方など行動は潜在意識が元になっていると言っても過言ではありません。
つまり、あなたの生き方は潜在意識によって変わるとも言えるのです。

潜在意識を変え、生き方を変え、目標を達成し、願望を実現する
このような姿に生まれ変わりたい方、あこがれる方、必見です。
それでは追って読んでいきましょう!

 

【目次】

まえがき
第1章 あなたの望む人生を手に入れるために知っておくべきこと
なぜ、頑張っても報われないのか?
成功者とローアチーバーの決定的な違い
「考え方」を変えると人生が変わる
あなたは何のために頑張るのか
成功者のミッション
潜在意識があなたをコントロールしている
あなたの人生は潜在意識にかかっている
潜在意識に悪いものを入れない
あなたの夢を阻む潜在意識
20代で積み重ねるべき成功体験

 

まえがき

ライフコンパスなら迷わない!
 

本書を手にとっていただきありがとうございます。
 
きっと、あなたは、

「仕事はこのままでいいのだろうか?」
 
「転職しようかなあ?」
 
「結婚しようかな。どうしようかな」

「やりたいことがないなあ」

「将来が不安だなあ」
 
……など、人生に迷っているのかもしれません。
 
でも、安心してください。
 
20代で本書を手にしたあなたなら、きっと人生の成功者になれるでしょう。なぜなら、本書には「自由に選択できる人生」を手に入れる方法が書いてあるからです。しかも、それを20代のうちに手に入れることができたなら、あなたは間違いなく成功者になれるでしょう。
 
もちろん、成功者といっても、

「お金持ちになりたい」

「お金はそんなになくてもいい、家族と多くの時間を過ごしたい」
 
「好きなことだけやって暮らしたい」
 
……など、人それぞれ価値観は違っていいのです。重要なのは、あなたが「自由に選択できる人生」を手に入れることなのです。

ライフコンパスなら夢がかなう!
 

少し考えてみてください。
 
あなたは夢を持っていますか? 本当の夢を持っていますか?
 
もし、持っていないならいいでしょう。もし、持っているなら、その夢が本物の夢か考える必要があるでしょう。
 
たとえば、「セミリタイヤしたい」と言っても、実際は仕事をあまりしない人生を望んでいないこともあるのです。
 
「仕事で成功したい」と言っても、実際は仕事で忙しい人生は望んでいなかったりします。
 
つまり、多くの人は、
 
「自分にとっての本当の夢や目標」
 
を持っていないのです。
 
本書で紹介するライフコンパスの中では、
 
ミッション=自分にとっての本当の夢や目標
 
をつくってもらいます。
 
多くの場合、ミッションは、周りにいる親や友人によってつくられている場合が多いのです。そうではなく、あなた自身の本物のミッションを見つけなければ、良い人生は望めません。

 

ライフコンパス=ミッション×潜在意識

ミッションが見つかったら、次に「 潜在意識」を活用する必要があります。どんなに素晴らしいミッションが見つかったとしても、その目標に向かって行動できなければ意味がありません。
 
目標を立てるだけでは、目標は達成されないからです。
 
ですから、私はライフコンパスの中で、「潜在意識」の活用法を教えているのです。多くの人は、ミッションを見つけても、行動ができません。
 
なぜなら、生物は現状維持を望むからです。
 
たとえば、あなたが転職しようとすると、転職しないほうがいい理由が出てくるのです。最も危険なのが、この理由が、もっともらしく聞こえるのです。
 
ですから、現状を維持しようとする「潜在意識」を、あなたが行動できるように変える必要があるのです。
 
私はライフコンパスを通じて、多くの人に「自由に選択できる人生」を手に入れていただくお手伝いをしていて、多くの人々が成果を出してきました。
 
しかも、それを20代のあなたに向けて書いたのが本書です。
 
第1章では、「あなたの望む人生を手に入れるために知っておくべきこと」を解説します。20代で持っておきたい考え方やあなたが本当にかなえたい夢や目標であるミッションの重要性や見つけ方について解説します。さらに、潜在意識の使い方からあなたに良い潜在意識を取り込む方法をお教えします。
 
第2章では、「成功者が無意識的に持っている『ライフコンパス』」について解説していきます。あなたの本当の夢や目標へ導くライフコンパスについて、20代でなぜ身につける必要があるのか、その重要性を解説していきます。
 
第3章では、「あなたの人生の武器になる『ライフコンパス』のつくり方」について紹介していきます。ここでは、あなたの夢や目標を達成するための実践的なライフコンパスのつくり方について紹介していきます。
 
第4章では、「現状から抜け出すための20代の仕事の選び方、お金と時間の使い方」について解説します。
20代で本物になるために効果的な「仕事」に対する取り組み方、「お金」と「時間」の使い方について解説していきます。
 
第5章では、「『自由に選択できる人生』を手に入れる方法」を紹介します。20代を楽しく生きるために人生を変える9つの「やるべきこと」を解説しています。
 
第6章では、「20代でやってはいけないこと」を解説します。「潜在意識」に良い影響を与えるために具体的に何をやってはいけないかがわかるはずです。
 
20代は、爆発的な成長を遂げるための大事な時期です。その貴重で、可能性のある時間をどう使うのかで今後の人生は大きく変わってきます。
 
20代で「やるべきこと」をやり尽くし、「やってはいけないこと」をやらなくなれば、数年が経って30代になったときに、あなたは周りの人とはまったく輝きの異なる人物になっているはずです。
 
さあ、人生の本番はこれからです。新しい人生を切り開いていくきっかけをいまからつくっていきましょう。

井上 裕之

 

第1章
あなたの望む人生を手に入れるために知っておくべきこと

「ミッション」と「潜在意識」について知っていますか?

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なぜ、頑張っても報われないのか?

これからの長い人生を、あなたはどのように送りたいですか。

安定した、平凡な人生?
 
それとも、考えもつかなかったような成功を収める、チャレンジングな人生?
 
人間にとって一番いいことは、自分の思いどおりの人生を過ごすことです。
 
その意味で、どのような人生を送りたいかという個人の望みを量って、優劣をつけることはできません。
 
どっしりと根を生やした、平らかで凡なる大地の大木のような人生も素晴らしい人生に違いありませんし、手段を尽くして大きな成功をつかむ人生もその輝きを否定する人はいません。
 
問題があるとすれば、思いどおりの素晴らしい人生を送ろうと企図したのに、そうはならなかった、という場合でしょう。一生懸命に頑張ったのに、その努力が報われないとしたら、これほど惨めなことはありません。
 
私は、努力は必ず報われるものだと常日頃から考え、自らそれを証明してもいます。この世の物事は、すべて原因と結果の法則によって成り立っており、小さな原因には小さな結果が、大きな原因には大きな結果がついてまわっています。
 
じっさい努力についても、小さな努力には小さな結果が、大きな努力には大きな結果が必ず生じます。その意味で、努力はそれを払った本人をけっして裏切ることがありません。
 
ところが、周囲を見回すと、努力しているのにそれが結果に結びついていない人がたくさんいることも、また事実です。
 
そういう人があまりにも多く目につくため、私たちはともすると、原因と結果の法則がつねに世の中を動かしていることを忘れてしまいます。
 
アメリカでは「ローアチーバー(low achiever)」という言葉があります。

ローアチーバーというのは、大学卒などの経歴がありながら、社会的な達成度の低い人たちのことです。
 
例を挙げれば、企業からドロップアウトしたまま失業状態をつづけている学卒者が典型像で、そうした人々が顕著に増加していた一時期は社会問題として論じられました。日本にも似たような状況があり、おそらくは先進国に共通した現象でしょう。
 
ローアチーバーの多くは、努力を怠っているわけではないし、まして現を抜かして遊び呆けているわけでもありません。むしろ、すがるべき何かを求めて、資格取得の勉強に励んでいたりします。何とか這い上がろうと懸命であるにもかかわらず、あるべき望ましい結果に自分を導くことができないのす。
 
そのいっぽうで、数少ないかもしれませんが、私たちの周囲にはたいして苦労したように見えないのに社会的に成功する人がいます。
 
学歴だって、能力だって、両者にたいした違いはないはずなのに、非常に大きな差が生じてしまうわけです。
 
なぜ、こんなことが起こるのでしょうか。

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努力にはそれ相応の結果がついてくる

 

成功者とローアチーバーの決定的な違い

私もこれまで、たくさんのローアチーバーと成功者を見てきました。ローアチーバーのほとんどは、自信がなく、選択と行動に迷いが多い人たちです。
 
いっぽう、大成功とはいかないまでも、すいすい世の中を渡って実績を積み上げていく人のほとんどは、自信があり、選択と行動に迷わない人たちです。
 
そこで私が得た結論は、両者にはほんのわずかな差しかない、ということです。わずかな差とは、一言でいえば、考え方の違いです。
 
たとえば、よく生きるために必要な考え方として「ポジティブシンキングが重要だ」と指摘されます。何でもプラスに考える習慣がある人は、困難に突き当たっても、いとも簡単にそれを乗り越えていきます。
 
逆に、何でもマイナスに考えるネガティブシンキングの人は、ささいな困難にも足をとられ、なかなか前に歩を進めることができません。その結果、何十年かが過ぎてみると、ポジティブな人とそうでない人の間に、想像もつかなかったような大きな成果の差が生じるわけです。
 
ポジティブシンキングは、人生の夢や目標を達成するための基本の「き」にすぎないですし、ローアチーバーとそうでない人との差が、ポジティブかネガティブかによって生じていると決めつけるつもりはありません。
 
ただ、ポジティブシンキングひとつをとっても、人間の人生はその人の考え方が左右するという点に、理解が及ぶのではないかと思います。
 
つまり、ローアチーバーの人たちは、その人の考え方のどこかに、何か、決定的な問題があるということです。
 
そして、早い話、習慣化して身に染みついてしまったいまの自分の考え方を、すっかり捨て去ることができれば、ローアチーバーと評される人たちにも、過去とは違った成功の道が必ず開けていくはずです。

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人生はその人の考え方が大きく左右する

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「考え方」を変えると人生が変わる

私たちは、「考え方を改める」という言い方を思いのほか多く使います。
 
なぜ、その言葉を多用するのかといえば、それが結果をつかむための一番簡単なやり方だからです。
 
たとえば、仕事に行き詰まりを感じたときに、勤めている会社を変えたり、別の仕事をしたりすることはなかなか困難なことです。
 
しかし、そのときに仕事に対する考え方を変えることは、お金も時間もかけることなく、いまこの瞬間からでもできる簡単なことです。
 
考え方を変えれば、行き詰まった仕事に対しても、
 
「よし、これまでとは違うアプローチをしてみよう」
 
「気に食わない相手だけど、ここは心を入れ替えて、頭を下げて教えを請うてみよう」
 
など、さまざまな解決策が浮かんでくるはずです。
 
その結果、ひどいことになったと悩んでいた状況も、打開されていきます。
 
ところが、考え方を変えることのできない人は、仕事が行き詰まると、その状況を打開することができません。そして、やがて結果を出せなくなり、仕事に対する意欲を失い、ひどいときは会社を辞めてしまいます。
 
考え方というほんのわずかな差が、人それぞれの進路を左右してしまうわけです。
 
それと同じで、思いどおりの人生を送ること、夢や目標を実現することを望むなら、考え方を学ばなくてはなりません。
 
考え方さえ身につけることができれば、たとえ大成功を収めることはできないとしても、努力が報われない人生を送るようなことにはなりえないのではないでしょうか。

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夢や目標を実現したいなら考え方を身につけろ

 

あなたは何のために頑張るのか

ローアチーバーの話を引き合いに出しましたが、この本を読んでいるあなたはローアチーバーとは無縁に違いありません。そのことは、私もよくわかっています。
 
なぜなら、あなたは、人生の夢や目標を達成したいという強い望みを持って、読み進めてくださっているわけですから。
 
あなたには考え方を身につけるという課題を一歩進めて、
 
「あなた自身のミッションを見つける」
 
という課題へと話を進めていきましょう。
 
まだ20代の方々に、ミッションという言葉はあまりなじみがないかもしれません。なかには、勤め先が企業としてのミッションを掲げている場合もあるでしょう。会社のミッションとは、その企業にとって「理念」「使命」のことです。会社が組織として実現しようとしている究極の目的がそれに当たります。
 
では、個人のミッションとは何でしょうか。
 
これは、人それぞれが人生のゴールとして設定する、明確な目的のことです。
 
個人の場合は、「理念」というよりも「使命」という言葉で考えると、よりミッションの概念を捉えやすいのではないでしょうか。
 
それでは個人のミッションとは、どのような内容を持っているものでしょうか。
 
たとえば、私のミッションは、「人々が心から幸せを感じ、笑顔で暮らせる社会を実現する」というものです。
 
ずいぶん抽象的に聞こえるかもしれませんが、私が提供する歯科医療も、社会で成功する人々をつくっていくための自己啓発の出版・講演活動も、あるいは医療分野で行うさまざまなプロジェクトも、すべてはこのミッションを実現するための活動です。
 
自分でいうのもなんですが、私は、歯科医として患者さんのありったけの望みをかなえ、また私の生き方に共感してくれる大勢の人々が望みどおりに人生の成功者になれるように、つねに最大限の力を注いでいます。
 
私がこの目的に対して、これまであらんかぎりの力を注ぎ、またこれからも注ぎつづけていくと確信しているのは、私が一点の曇りもなく、心の奥底から自分のミッションを果たしたいと願っているからです。
 
個人のミッションとは、何のために生きるかという人生の大きな目的のことであり、
 
「あなたが人生を生きていくうえでこういうことをしたい、これだけのことを実現したい」
 
という願望を具体的かつ明確に表したものです。
 
もしあなたがいまの自分の人生や生き方に満足も納得もしていないのなら、「ミッション」を持つことをぜひ始めてください。

20代で人生を変える言葉4  
自分にふさわしいミッションを見つけろ

 

成功者のミッション

明確なミッションを持つ人は、そのミッションのために何をすべきかを明確に把握し、つねにそれを実行していきます。
 
なぜ、それを苦もなく実行していくのかといえば、それが楽しいからです。
 
やるべきでないことは、明確なミッションによって自動的に自分の選択肢から外されていきますから、あなたの目の前には、やるべきことのみがすっきりと整理されています。あとは、落ち着いてそれに取り組むだけのことです。
 
そして、やるべきことをやり、やるべきではないことをやらないという態度をつづけていくうちに、それが誰の目にも明らかな圧倒的な仕事量と成果の積み重ねに結実していくわけです。
 
時間軸は異なりますが、これと同じことが人生においても指摘することができます。

20代のあなたにはピンと来ないかもしれませんが、50歳近くになると、学生時代をともに過ごした気のおけない友人たちの間に、人間的な成長という点でたいへんな差が生じていることに驚かされます。
 
かたや社長になり社会的に大成功している友人もいれば、そのいっぽうで社会の片隅に追いやられてしまったような友人もいます。
 
なぜ、同じ可能性を持って社会に出たはずが、こんなにも大きな格差がつくのか。
 
彼らに接すると、その根本的な原因がミッションを持っているか否かにあると、強く思わざるをえません。
 
実現したいことを自分の中に明確に持っている友人はそのとおりの人生を歩んでいるし、それが明確でない友人は節目節目で場当たり的な選択をくり返し、これといった成果を上げられない人生を送っているからです。それが積もり積もって人生そのものの達成度も低くなってしまいます。
 
その証拠に、世間に出まわっている知能や判断力のテストはみな、複雑なパターンの中に潜んでいる一定の決まりを見出し、その決まりに従って回答するものばかりです。そして、そうしたテストはすべて、迷わずに選択することができる人ほどたくさんの問題を解き、高得点をあげられるようになっています。

仕事においても、迷うことなく技術や知識を修得していく人は、たくさんの仕事をこなし、成果を積み上げていくことができます。
 
これを「ミッション」という言葉に置き換えてみると、明確なミッションを持っている人がいかに要領よく人生の選択と行動を行うことができるかというポイントが理解できるのではないでしょうか。
 
世の中の成功者といわれる人たちは、例外なく、それぞれに明確な自分自身のミッションを持っています。
 
それがあるからこそ、彼らは、自分がやるべきことを迷いなく選び、やるべきではないことを躊躇なく捨て去ります。明確なミッションを持つことは、個人にとっても非常に重要な意味を持っているわけです。

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明確なミッションを持ち、しっかりと把握し、つねに実行しろ

 

潜在意識があなたをコントロールしている

明確なミッションと並んで重要な人生の夢や目標を達成する要素に、「潜在意識」というものがあります。
 
簡単にいえば、潜在意識とは無意識のことです。潜在意識の対義語は顕在意識で、ふつうは単に意識というわけです。
 
なぜ、無意識のことをわざわざ潜在意識というのかといえば、それが人間の行動を大きく左右するからです。私たちは、顕在意識で「こうしよう」と考えて行動することよりも、潜在意識によって無意識のうちに行動することのほうが多いのです。
 
潜在意識が本人にどのような影響を及ぼすのか、ここで少し考えていきましょう。
 
私たちは、「こうしたい」とまったく意識していないのに、なぜかそうしてしまうという経験をたくさんしています。
 
たとえば、大学で教鞭をとる私の経験でいえば、話をするときに相手の目を見ない学生がいますが、本人にそのことを問うと、自分の態度をまるで意識していません。
 
相手の目を見ないという態度は、行動心理学的には自信のなさを表象するとみなされています。本人は、わざわざそう見えるように振る舞っているわけではありませんが、無意識のうちにそういう態度をしているわけです。
 
そのいっぽう、こちらの目をしっかり見て話をする学生もいます。
 
このほうが、話の内容や考えがよく伝わりますが、そういう人も、相手の目を見て話そうとわざわざ意識して振る舞っているわけではありません。両親や小中学校の恩師から「そうしなさい」と教わったことがあるかもしれませんが、あくまで無意識でそうしているわけです。
 
なぜ、同じ人間なのに、このような違いが現れるのでしょうか。
 
それぞれ個人的な理由はあるでしょうが、大きな視点でいえば、相手の目を見ない態度が出てくるのは早く話を終わりにしたいと無意識で思っていることが原因です。なぜそんな無意識が働くのかといえば、話題についての知識がなかったり、内容を誤魔化していたり、あるいは他人との密な接触が苦手だったり、相手と話をつづけたくないからです。
 
とにかく、その場を早くやり過ごしてしまいたいわけですが、本人はそれを意識してはいません。そのため、とても大事な話をしているのに、相手の目を見ないという態度になってしまいます。
 
いっぽう、相手の目を見る人は、「相手に自分の考えを理解してもらいたい」という無意識の願望を持っています。他人とコミュニケーションをとるときに、その無意識が目を見て相手の反応をよく観察すると同時に、相手にも自分の目を観察してもらおうという態度を生み出します。
 
そこには、自分が話していることに誤魔化しや嘘がないことを相手に理解してもらいたい、あるいは、相手にも自分と同じ認識を共有させたいという無意識が働いているわけです。
 
つまり、潜在意識の中に「早くこの場をやり過ごしたい」という願望がある人は、相手の目を見ないことによって、相手が話に乗ってこないように仕向けているということになります。
 
逆に、「相手に理解してもらおう」という願望がある人は、相手の目を見ることで質問や共感を誘い、相手がより深い理解に到達するように促しているわけです。

20代で人生を変える言葉6
あなたの思考と行動は潜在意識にコントロールされていることを知れ

 

あなたの人生は潜在意識にかかっている

ここで重要な点は、両者には正反対の態度の違いがあるものの、いずれも潜在意識がその態度をもたらしている、という事実です。
 
相手の目を見て話すというのはほんの一例にすぎず、私たちが無意識のうちにとる行動や態度は、その人が持つ潜在意識によってコントロールされています。
 
それは、対人関係や集団の中での振る舞いにかぎられるものではなく、閉じられた空間にひとりでいるときのそれも同じです。意識的に「こうしよう」と考えているとき以外の行動や態度は、すべて潜在意識がつくっているものなのです。
 
じつは、私たちのほとんどは、その昔に思い描いた夢がいつの間にか実現しているということをたびたび体験しています。

たとえば、幼いころに外国で暮らしたいと強い憧れを持っていた人が、いまふとその古い記憶に気づいてみると、たしかにカナダの駐在員になっている。あるいは、幼いころ秘境を冒険することに強い憧れを持っていた人が、いまふと気づくと、南米の鉱山の採掘現場を切り盛りする仕事についている。あるいは、幼いころに素晴らしい先生と出会った人が、いま大勢の人を教育研修する立場になっているなど。
 
このように、人々が長じてから行う人生選択は、すべてその人の潜在意識が大きく関与しています。そして、その潜在意識とは、子どものころに顕在意識として浮かんでいた願望の記憶です。
 
多くの人は潜在意識が自分とは無関係に存在しているかのように考え違いをしますが、私たちの潜在意識というのは、すっかり忘れてしまったかつての記憶によって成り立っているのです。
 
ですから、人は、子どものころに強く望んだ将来の自分を無意識のうちに実現していきます。本人は、昔に抱いた願望の内容をきれいに忘れているわけですが、それは潜在意識がコントロールする無意識の行動や態度にしっかり反映されていきます。
 
そして、願望を実現するための選択を無意識のうちに重ねていった結果、潜在意識に仕舞い込まれた自分の望むべき姿に、いつの間にか成長していきます。そして、「そういえば子どものころに望んだとおりになったなあ」と、あるときふと自覚するわけです。
 
つまり、潜在意識をうまく活用すれば、それがその人の無意識の行動を促し、ごく自然に人生の夢や目標を実現していきます。この原理は、ジョセフ・マーフィーを始めとする自己啓発の先人たちが、くり返し指摘してきたことです。

20代で人生を変える言葉7
潜在意識をうまく活用しろ

 

潜在意識に悪いものを入れない

潜在意識を活用する術を身につけることほど、人生の夢や目標の達成に有効な方法はありません。
 
そこで、バラ色の未来がくることを強く願っていれば、そのとおりのバラ色の未来がやってくるというような解釈がなされてきました。たとえば、マーフィーの有名な著作、『眠りながら成功する』(産業能率大学出版部)の邦訳や私の著作『わたしの人
生に奇跡を起こした マーフィー100の言葉』(きこ書房)でも、そう受けとれる内容になっています。
 
いいことを願えばいい結果がついてくるという意味では、なるほど、それはそのとおりです。
 
夢は、その人が描くビジョンの範囲でしか実現しないというのと同じことで、いいことを強く願わなければ、その夢を実現させようがありません。バラ色の未来がやってくると強く願うことは、それ自体、非常にいいことです。
 
ただし、ひたすらいいことを願っていたとしても、私たちの身にそれが実現しないことは多々あります。
 
「あんなに強く願っていたのに、希望する仕事に就けなかった……」
 
「仕事で成功することができない……」
 
「お金持ちになれない……」
 
世の中にはこうした事例があまりにも多いため、多くの人が潜在意識の力を極端に過小評価するか、「そんなことで人生が変わったら苦労しない」と否定するのも無理のない話です。
 
私としては、このような表面的な理解をもう1歩も2歩も越えた潜在意識の仕組みを、まだ若い20代のあなただからこそ身につけてほしいところです。

20代で潜在意識の仕組みとその活用の仕方を理解することができれば、同世代の水準をはるかに超えた成長を遂げることができるし、将来必ずや人生の夢や目標を達成する人間になれるからです。
 
それでは、バラ色の未来を願っているのにそれがやってこないケースについて、何が間違っているのかを考えてみましょう。
 
こうあってほしいと本気で願うとき、私たちは何をしているでしょう。
 
たとえば、高校時代に、目指す大学に入ってこの先生に習い、この学問を修めたいと考えていた人は、入試に合格するために我を忘れて勉強したはずです。そういう人は、見事に試験に合格したことでしょう。あるいは、失敗してもくじけずに、翌年の入試を目指して浪人生活に甘んじ、きっと目的を達成したはずです。
 
そのいっぽうで、この大学に入りたいと強く思いながらも、一生懸命に勉強することなく、受験に失敗した人もいます。そういう人は、試験に落ちたからといって浪人するでもなく、合格した滑り止めの大学にあっさりと入学したのではないでしょうか。
 
この両者の違いを手短にいえば、主体的にそう願っているかどうか、ということです。

20代で人生を変える言葉8
潜在意識にはプラスを埋め込め

 

あなたの夢を阻む潜在意識

潜在意識については、理解しておかなければならない重要なポイントがもうひとつあります。それは、私たちの潜在意識の中には、いい潜在意識と悪い潜在意識があるという点です。
 
この場合のいい悪いは、倫理的なことを問題にするものではありません。
 
すでにおわかりだと思いますが、いい潜在意識とは、人生の夢や目標を自然に実現するよう人間を導いてくれる潜在意識です。逆に、悪い潜在意識とは、人生の夢や目標の実現を阻む働きをする潜在意識です。
 
いい潜在意識の代表は、過去の成功体験の記憶ということができます。
 
ふつう、人間は子どものころにどんな成功体験をしたのか、大人になるにしたがってすっかり忘れてしまいます。しかし、その記憶は潜在意識の中に仕舞い込まれ、無意識の行動や態度をコントロールしています。
 
たとえば、潜在意識の中にしっかりとした成功体験の記憶がある人は、とっさのときに慌てず堂々と確実な行動をとることができたり、困難な状況を打破することに優れていたり、どんなときも自信に充ち溢れた態度を保つことができたりします。成功した、困難を克服したという成功体験が、無意識のうちにそうした行動や態度をとらせ、いま直面した問題の解決を容易にするわけです。
 
その意味では、成功体験を積み重ねていくことは、いい潜在意識を蓄えていくうえで非常に重要です。人間は、いい潜在意識をたくさん蓄えれば蓄えるほど、人生の夢や目標をより容易に実現させていくことができるのです。
 
いっぽう、悪い潜在意識の代表は、過去に失敗した記憶です。
 
失敗の記憶も、大人になるにつれすっかり忘れてしまいますが、じっさいは潜在意識の中に仕舞い込まれています。それが人間の無意識の行動や態度をコントロールしています。
 
たとえば先に挙げた、話をするときに相手の目を見ないという例では、「相手の目を見ない」という行動をその人にとらせているのも、失敗の記憶です。
 
どんな記憶なのか掘り起こすのはたいへんですが、たいていは、子どものころに親や学校の先生から人格や人間性を否定された強烈な体験が元になっています。
 
親密だと思っていた人から思わぬ叱責を受けたり、予期せぬ蔑みを受けたり、子どもが簡単に消化できないような傷つき方をしたということです。そのため、コミュニケーションをするうえで、何か重要な争点が生まれると、その記憶が潜在意識の中で動き出し、相手とできるだけかかわらずにやり過ごすよう自動的に働きかけるわけです。
 
同様に、大きな仕事や大きな決断をしなくてはならないときに、「オレには無理だ」とか「きっと失敗するに違いない」と無意識のうちに思い、失敗をくり返すケースもよくあります。これも、その人の潜在意識の中にある過去の失敗の記憶が、失敗をくり返す方向に本人を導いてしまう結果です。
 
たとえば、自動車事故を起こした人の中には、同じ事故を2度、3度とくり返す人たちがいます。

これは、自動車教習所の授業でよく紹介される話ですが、交通事故の統計ではっきりと表れている事実です。くり返し事故を起こすドライバーが極端に乱暴な運転をしているわけでも、並はずれて注意力散漫というわけでもないのに、事故をくり返すのです。

 
原因をその人の性格に求める解釈もありますが、私にいわせればそうではなく、性格というよりもその人の潜在意識に原因を求めるほうが自然です。
 
すべての例を調べたわけではありませんが、事故をくり返す人は、「そんなことやっていたら、またお前は失敗するぞ」とか、「だから、お前は失敗するんだよ」と、子どものころからこっぴどく叱られて育った人がほとんどです。
 
自らの失敗と叱責の記憶が潜在意識の中に仕舞い込まれ、緊張を強いられると、無意識のうちに事故を起こすような判断をしてしまいます。
 
人間は誰でも、いい潜在意識と悪い潜在意識の両方を持っています。
 
当然のことですが、成長の過程でたくさんの成功とたくさんの失敗を積み重ねてきたからです。
 
とはいえ、人間は、失敗したことによって詰られたり、蔑まれたり、人格を否定されたり、暴力を受けたりという苦い記憶を強烈に刻み込むものです。つまり、潜在意識に与える影響は、成功の記憶よりも失敗の記憶のほうが大きいのです。
 
その意味で、全体の割合からいえば、悪い潜在意識のほうが勝っている人が大多数を占めているのではないかと思います。ひとつひとつ調べることはできませんが、人生の夢や目標を達成し、成功者と評価される人物が少ないという事実が、そのひとつの証明といえるでしょう。
 
悪い潜在意識によって強くコントロールされている人は、どんなに強く夢や目標を思い描いていたとしても、人生はその方向に容易に導かれていきません。それは、自動車事故をくり返す人のように重要な節目節目で悪い潜在意識が働き、無意識のうちにつまらない失敗を重ねてしまうからです。

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潜在意識に悪い記憶を入れるな

 

20代で積み重ねるべき成功体験

この問題を解決する方法は、唯一、《潜在意識を書き換える》ことしかありません。
 
あなたは、「そんなことができるのだろうか?」と難しく考えるかもしれませんが、これ自体はそんなに難しいことではありません。
 
その方法は、ひとつには新しい成功体験を積み重ねていくことです。
 
もちろん、最初から場外ホームランのような成功体験を狙う必要はありません。上司が驚くような大きな契約をとってきたり、画期的な事業プランをつくったりすることは難しいでしょうが、そんなに大それたことをはじめから狙う必要はないのです。
 
たとえば、会議のプレゼンを成功させる、上司や取引先の意見をよく聞いて彼らが望んでいる成果を上げる、あるいは、相手の立場に立って気持ちをよくくみ取りながらコミュニケーションをとる、などなど。
 
そんなささいなことならとっくにできていると考えないで、もう一度、まっさらな初心に立ち戻って、こうした課題に取り組むのです。
 
それがうまくできるようになると、相手の反応ががらりと変わります。
 
変わるだけでなく、「ずいぶん態度がよくなったな」、「成長したなあ」など、あなたを高く評価する声も投げかけてくれるはずです。
 
どうしてそんなことが起こるのかといえば、あなたが変わると相手も変わり、同時に、あなたに対する評価や仕事の環境をも変えることになるからです。そのときあなたは、「仕事がやりやすくなったし、自分にずいぶん自信がついた」と、ゆったりとした大きな喜びを感じることでしょう。
 
これが、20代のうちに積み重ねるべき新しい成功体験です。
 
相手が何を望んでいるか深く考え、自ら課題を見つけ、その課題に丁寧に取り組んでいくことが、新しい成功体験を積み重ねていくコツといえます。

2つ目は、相手に対してつねに感謝の気持ちを持つことです。
 

たとえば、口うるさい上司や取引先がいると、若い人はすぐに「面倒くせえな」、「要求ばかりすんなよ」と、腹の中で思うに違いありません。「はい、はい」と素直に聞いていても、心の底では「ふざけんな」と思っている人もいることでしょう。私も若いころは、そういうときがありました。
 
しかし、潜在意識のことを考えると、こういう態度は悪い潜在意識を助長してしまいます。
 
「またオレに仕事を振るのかよ」
 
と一言心の中で思うだけでも、それはやがて悪い記憶となって潜在意識の中に蓄えられることになります。
 
人生の夢や目標を達成するために仕事に打ち込んでいくつもりなのに、この一言が潜在意識に仕舞い込まれてしまうと、何かの拍子にそれがブレーキとして作用し始めます。
 
逆に、いろいろ口うるさくても、

「オレに課題を与えて、成長させようとしているんだな」
 
「いろいろ言ってくるのは、少しはオレに見込みがあると思ってくれているからだな」
 
と、考えて、何か要求されるたびに必ず最後に「ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べるのです。
 
じつは、「ありがとうございます」は、いい潜在意識を強化する魔法のキーワードです。
 
なぜなら、感謝の気持ちを持つ習慣を身につけることは、どんなときでもいい潜在意識を蓄える最強の方法だからです。
 
「人間、気の持ちようだ」というように、反発心を感謝の気持ちに変えるだけで、歪いびつだったコミュニケーションの形が整えられ、相手との関係性が変わり、それが知識や技術の獲得につながり、ひいてはいい潜在意識を蓄えることに結びついていきます。その1本の縦糸を通すための方法が、話の終わりに「ありがとうございます」と述べることなのです。
 
成功者といわれる人はみな、その一言が本心から生まれています。どのような相手に対しても、心から感謝の気持ちを抱くようになることが、潜在意識を書き換え、夢や目標を達成するカギになるわけです。

20代で人生を変える言葉10
新しい成功体験を積み重ねて、相手への感謝の気持ちを忘れるな

第1 章まとめ

●人生はその人の考え方が大きく左右する

●人間関係やコミュニケーションがうまくいかないのは、そのほとんどが潜在意識が原因

●潜在意識の中に持っている強烈な願望はごく自然に、いつのまにか実現していく

●20代で潜在意識の仕組みとその活用の仕方を理解できれば、将来必ずや人生の夢や目標を達成する人間になれる

●夢はその人が描くビジョンの中でしか実現しないのと同じように、いいことを強く願わなければ、その夢は実現させようがない

●自分の潜在意識に悪いものを入れないようにする

●20代のうちは、ささいなことから新しい成功体験を積み重ねるべし

●「ありがとうございます」と相手に対して感謝の気持ちを持つ習慣こそ、いい潜在意識を蓄える最強の方法

※書籍『20代でやるべきこと、やってはいけないこと』(井上裕之著)より引用。

 

【書籍紹介~目次】

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『20代でやるべきこと、やってはいけないこと』

 

20代でやるべきこと、やってはいけないこと  

目次

まえがき 

第1章 あなたの望む人生を手に入れるために知っておくべきこと
〜「ミッション」と「潜在意識」について知っていますか?〜

第2章 心と体が勝手に目標に向かって動いていく!
〜成功者が無意識的に持っている「ライフコンパス」とは?〜

第3章 自分が好きなことをやればいい!
〜あなたの人生の武器になる!「ライフコンパス」を作ろう!〜

第4章 現状から抜け出すために
〜20代の仕事の選び方、お金と時間の使い方〜 

第5章 「自由に選択できる人生」を手に入れる9つのリスト
〜20代を楽しく生きる! 人生を変える9つのリスト〜 

第5章 20代でやってはいけない10のリスト
〜いますぐ実践できる! 「潜在意識」に良い影響を与える習慣〜

あとがき

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