必ず目標を達成できる!あの大谷翔平、菊池雄星も実践した、超一流の目標の立て方・実践の仕方とは?

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・なんでいつも目標を立てても達成できないのだろう?

・目標を立てて達成しようと決意するけど、いつの間にか忘れてしまう…

・目標を立てる意味が分からなくなってきた

 

あなたも、仕事や学校、プライベートで目標を立てたことがあると思います。

 

ですが、その目標はどれだけ達成できたでしょうか?

 

時が経つにつれ忘れてしまった目標や、進めていくうちに達成するのは無理だと悟った目標など、納得できない結果に終わったこともあるのではないでしょうか?

 

今回は、そんな私たちがなぜ目標を達成できなかったのかその理由を解明し、確実に目標が達成できるようになる驚きの方法をお伝えします!

 

 

 

今回私たちにその方法を教えてくれるのは、原田教育研究所の原田隆史氏です。

 

原田氏は大学卒業後、大阪市内の公立中学校に20年間勤務されました。保健体育指導や生活指導を受け持つ傍ら、陸上競技部の指導に注力。問題を抱える教育現場を次々と立て直し、地元大阪では「生活指導の神様」と呼ばれるほど貢献されました。

 

独自の育成手法「原田メソッド」を活用し、勤務3校目の陸上競技部を7年間で13回日本一に導くなど活躍されました。

 

そんな「原田メソッド」に多くの企業が注目し、原田氏はユニクロ、カネボウ化粧品、野村證券や中外製薬工業、キリンビールなどの企業研修・人材教育を歴任されています。また、これまでに約320社・6万人のビジネスマンを指導された実績をお持ちです。

 

そんな原田氏は、多くの人が目標を達成できない理由として3つの要因があると語っています。

 

1つ目は、目標を達成するための具体的な行動が明確でないこと。

2つ目は、目標を達成するのに適したツールを使っていないこと。

3つ目は、目標が偏ってしまっていること。

 

実は、1つでもこれらの要因を満たしてしまうと目標達成は難しくなるというのです。

 

そして、中でも特に重要だというのが、3つ目の「目標が偏ってしまっていること」。

 

なぜ、目標が偏ってはいけないのでしょうか?

むしろ目標が絞られ、効率良く達成できるのではないでしょうか?

 

例えば、「売上5000万円達成!」と掲げる人、「社会貢献をする!」という目標を持つ人がそれぞれいたとしましょう。

 

どちらの目標が正しいのでしょうか?

 

実は、どちらも正しいのです。しかも、その目標の両方があってもいいのです。

 

原田氏は次のように話しています。

 

「達成力とはけっして1つの目標を立てるのではなく、いくつもの目的や目標のうえに生まれた目標設定をしなければ養われないのです」

 

原田氏は、こうした高い達成力を生みだす目標設定の手順をはじめ、心と目標の両方に目を配り、どちらも最高の形で日々努力ができる方法である「原田メソッド」を多くの人に伝え、夢の実現を後押しされています。

 

実は、あの大谷翔平選手や菊池雄星選手も高校生の頃にこの「原田メソッド」に出会い、実践し、今ではお二方とも日本のプロ野球界の至宝と言ってもいいほどの抜群の活躍をされるようになりました。

 

まさに、飛躍のきっかけとなった方法なのです。

 

あなたも「原田メソッド」を活用し、心から納得できる自分だけの目標を掲げ、素晴らしい人生を歩んでみませんか?

 

さっそく読み進めていきましょう!

 

はじめに 目標を達成できないのはなぜなのか?
第1章 達成力を高めるために必要な「自信」
砲丸投げで全国一になった、ある生徒の話
夢や目標を持たなければならない時代の変化
人間の進化が生み出した「心の問題」という新しいテーマ
なぜ多くの人が自信を失ってしまったのか?
あなたの自信を少しずつ高めるための練習

 

はじめに 
目標を達成できないのはなぜなのか?

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おそらく、あなたはこれまで数多くの目標を立ててきたと思います。

その目標は達成できたでしょうか?
それとも達成できなかったでしょうか?

おそらくこの本を手にしたあなたは、

「今度こそ、目標を達成したい。なりたい自分になりたい。いい人生を送りたい」

そう願って、このページをめくったのではないでしょうか。

でもご安心ください。実は、ある1枚のシートに目標を書くだけで、これまで成し遂げられなかった目標が確実に達成できるようになるのです。

その不思議なシートの話をする前に、こんな話から始めてみましょう。

ある2人の親友がいました。

2人とも高校時代に知り合い、社会人になってからもたびたび会って交友を深めています。現在では2人ともパートナーに恵まれ、子どもも2人ずついます。仕事も順調で、1人はメーカーの営業マン、もう1人は経理マンとして上司・部下の間に挟まれながらも、なんとか仕事をこなす毎日。

そんな忙しい合い間をぬって、2人はある居酒屋で落ち合いました。久しぶりの親友との再会に、お互い近況を報告し合いました。

「最近はどう? 俺は仕事が忙しくて家では会話が少ないし、子どもと遊ぶ暇もないよ。土日は疲れて何もやる気が起きないし、唯一の楽しみはテレビでスポーツ観戦をするくらいかな。もう完全な親父だな」

「そうか。仕事がかなり忙しいんだな。俺もたしかに忙しくなったけど、なんとかやり繰りしているよ。でも、最近はだいぶ慣れたかな。ありがたいことに妻も何かとサポートしてくれるし、土日は子どもとよく遊びに出掛けるようになった。しかも、体は疲れることも少なくなった。これでも俺、毎朝ランニングしてるんだよ。もしかしてそのおかげかな」

「すごいな。昔はおまえ、ランニングなんてするもんじゃないとか言ってなかったか?」

「実は毎年、ランニングしようと計画を立ててたんだけど、いつも続かなくてさ。だからそんなふうに言っていたような気がする。だいたいいつも計画倒れだったけど、最近はランニングだけじゃなく、決めたことが続けられるようになった気がするよ」

「なんかおまえ、変わったな。そういえば昔より顔が引き締まったというか、さっぱりしたというか……」

「そうかな。実は俺、仕事もいろいろと任されてちょっと昇進して自由にやらせてもらえるようになったんだ。今年はまとまった休みも取れて、家族で海外旅行にも行くことができるようになったし。来年はフルマラソンにも挑戦しようと思っているんだ」

「昇進!? 海外旅行!? フルマラソン!?……おまえ、いつからそんなになってたんだ? さてはおまえ、何か始めただろ?」

「始めたといえば始めたのかな。実は毎年計画していることをこんなふうにしてみたら、意外に自分に合ってたみたいで、前よりも動けるようになったんだよね……」

そうして見せてくれたのが、1枚のシートでした。

そこには田んぼのようにきれいに区画されたマス目があり、何やら文字がたくさん書かれていました。

「おまえだから見せるけどさ、こいつに目標を書いただけで自然と、これもしよう、あれもしようと、不思議といろいろ動けるようになったんだよね。その結果、仕事も家庭も自分自身もうまく回り出して、これまであまり声を大にして言えなかったフルマラソン出場も見えてきたっていう感じかな」

「なんかすごいな、これ。書くのがかなり大変そうだけど……。しかも、これをいつも持ち歩いているのか?」

「これを毎日眺めていると、自然とやるべきことが見えてくるんだよ。この中心に夢や大きな目標を書いてね。その周りには……」

いったい、そのシートにはどんな秘密があるのでしょうか?
 
仕事もうまくいき、家族にも支えられ、自分自身の夢や目標も達成しているという、まさに理想の姿です。しかも、人生を楽しそうに生きています。

しかし、こんな人は世の中には少数派です。話を聞いていたほうの1人が世の中では多数派ではないでしょうか。それこそ簡単に達成できないからこそ目標です。

そして、目標を掲げても達成できないのには理由があります。

「そもそもそれは、本当に自分が成し遂げたいことなんだろうか?」

「会社の売上を上げて給料を増やすことは、本当に求めているものなんだろうか?」

「家族の幸せというのは、そもそも目標なんだろうか?」

「自分のなりたい姿とは、本当に自分がイメージしている通りなんだろうか?」

そうです。あなたが掲げた目標の多くが、実は本当に達成したいことなのか曖昧なのです。しかも、目標を達成するためには行動しなければ何も始まりません。

そして、目標を立てた初めのうちは、そこに向かって行動するものの続けることがなかなかできません。そして、いつしか立てた目標自体も頭の片すみに追いやられてしまうのです。

なぜ多くの人が目標を達成できないのでしょうか?

それには次の3つの要因があります。

1つ目は立てた目標はあるものの、達成するにはどう行動すればいいのかが明確ではないこと、2つ目は目標を達成するのに適したツールがないこと、そして、3つ目は目標が偏ってしまっているためです。

しかし、あなたはおそらく、3つ目の〝目標が偏っている〟というのは、あまり聞いたことがないのではないでしょうか?

目標というと、だいたい次のようなものが考えられます。

ある人は「売上5000万円達成!」と掲げます。しかし一方では、「社会貢献をする!」という目標を持つ人もいます。

では、どちらの目標が正しいのでしょうか。

実はどちらも正しいのです。しかも、その目標の両方があってもいいのです。

つまり、達成力とはけっして1つの目標を立てるのではなく、いくつもの目的や目標のうえに生まれた目標設定をしなければ養われないのです。このことは本編で詳しく解説していきますが、そのことを証明してくれる人がいます。

まさに「一流の達成力」の持ち主で、いまや日本のプロ野球界の至宝といってもいい存在かもしれません。

その人こそ、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手です。

大谷選手は、高校1年生のとき、あるシートで目標を立てていました。

そのシートがこれです(次ページ参照)。

このシートは私が毎年出版している「夢を絶対に実現させる手帳」(株式会社原田教育研究所出版)の中にあるシートです。テレビで紹介され、書籍『101年目の高校野球「いまどき世代」の力を引き出す監督たち』(インプレス)という本でも紹介されています。そこで、大谷選手がどのように目標を立てて日々取り組んでいたのかということが、世に知られるようになりました。

しかし、おそらく初めてこのシートを見た人は、いったいどんな目標の立て方なんだと不思議に感じたかもしれません。また逆に、こんなすごい目標を高校1年生のときから立てていたなんて驚いたという人もいるかもしれません。

まずは、なんの先入観もなしに、このシートを眺めてみてください。

これは「オープンウィンドウ64(OW64)」というもので、大谷選手は高校野球部時代にこのシートを使い、未来を描いていました。

このシートは国内外のトップ経営者やビジネスパーソン、プロのスポーツ選手やメダリスト、テレビで活躍する芸能人や芸術家が昨今使用し、大きな成果を上げています。

ここで少しだけ説明しますが、大谷選手は高校時代に「8球団からドラフト1位指名」(シートの中心)という明確な目標を掲げ、そのために必要な要素をすべてこのシート1枚に落とし込みました。

そして、彼が素晴らしいのは、それを毎日欠かさず実践(行動)してきたことです。

ですから公言通り、プロ野球選手になる目標を達成できたのです。

また、彼の非凡なところは、このシートを見てもおわかりの通り、「人間性」や「運」を高めようと努力したことでした。この部分を見ただけでも、彼がプロ野球界に入ってからもあれだけの活躍ができることが納得いただけるのではないでしょうか。

彼のようにOW64を使うと、自分も夢や目標が達成できるのかという声を数多くの購入者や読者からいただきました。

私たちはここで、あなたに断言します。

OW64を使えば、確実に達成力が高まります。

現状よりも高い目標を得ることができます。

私、原田隆史が長年かけて開発したこのシートは、企業、教育、スポーツ、芸術などのあらゆる分野で成果を出し続けています。

そして、これからも多くの方、とくに子どもたちに夢や目標を達成してほしいという強い思いで、OW64の開発者の原田と、そのOW64を実践の場で指導している柴山が、今回書籍としてOW64の秘密を開陳しようと思いました。
 
この本では、目標の新しい考え方からOW64の書き方まで、あなたの目標達成に必要な要素を、あますことなくお伝えしていきます。

第1章では、なぜ目標が達成できないのか、あなたに潜む心の中を解明し、自信を取り戻すためのヒントを解説していきます。

第2章では、先ほども簡単に触れた、目的・目標は1つではないという、新しい目標の考え方を知っていただきます。

第3章では、いよいよ「オープンウィンドウ64」の書き方と使い方について学んでいきます。

第4章では、実際に成果を上げたシートを紹介し、あなたの目標設定のためのさらなるヒントを得ていただきます。

そして、第5章では、そうして立てた目標をいかに習慣化させるかという、あなたの達成力を養う方法をお伝えします。

人生とは挑戦の連続です。

時には目の前に立ちはだかる大きな壁を乗り越えなければならないときがあり、そのプレッシャーに押しつぶされそうになったことがあるでしょう。

また、時にはその壁を乗り越え、眼前に開けた大海原に歓喜の雄たけびを上げたこともあるでしょう。

言い換えれば、人生とは失敗と成功の繰り返しです。

しかし、困難を乗り越え、それを達成したとき、あなたの人生のステージは確実に上がっていきます。

この本は、あなたのステージが変わる第一歩です。

さあ、それではページをめくって、その第一歩を踏み出していきましょう。

 

第1章
達成力を高めるために必要な「自信」

砲丸投げで全国一になった、ある生徒の話

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ある年、私、原田は砲丸投げで全国トップレベルの素質を持った男子生徒と出会いました。そこで、彼と二人三脚で全国一を目指して練習に取り組み始めました。生徒も私の指導に素直についてきてくれて、いざ大会に臨んだのです。

しかし、結果は2位。

私はなぜ彼が1位になれなかったのかを分析し、これまでの練習方法を改善し、練習量を増やし、ふたたび日本一を目指して新しい練習を始めました。しかし、新しい練習法や練習量を増やしたことによるオーバーペースで、だんだんと彼は疲弊し、私との関係もぎくしゃくするものになっていきました。

そのうち、彼はスランプに陥り、練習を避けるようになり、私はそれを見ては叱りつけ、互いにイライラと苦悩の日々が続くことになったのです。

そこで私は、彼と腹を割って話をしました。

リラックスさせるために食事をしながら、叱責するでもなく、彼の話に耳を傾けることにしたのです。すると彼は、こんなことを言い出しました。

「先生、僕は日本一になって、学費免除でスポーツ推薦で高校に行きたいんです。少しでも母の負担を減らして、親孝行がしたいんです」

彼は泣いていました。実はその生徒は母子家庭でした。母親は息子のために体を壊すのではないかと思うくらい一生懸命働き、愛情を彼にいっぱい注いでいたのです。

私は彼のそんな健気な言葉に心を打たれ、それまでの練習をやめて原点に立ち返ることにしました。

「よし、もう1回初心にかえって始めよう。目標は日本一。でもおまえにはもっと大きな目的がある。それを目指して頑張ろう。『目的は親孝行。目標は日本一と学費免除で高校進学』」

そして、ほかの生徒にもこうした目的・目標を紙に書いてもらい共有しました。

生徒を信頼し、生徒の自主性に任せてみたのです。その日から彼との関係が一気によくなり、彼はポジティブに物事をとらえ、一生懸命に練習するようになりました。

記録はみるみる向上し、その成果を母親、私、生徒、部員全員で喜びました。すると不思議なことに、彼は放っておいてもどんどん練習し出たのです。

そして、次の大会で彼は見事、予告宣言優勝で日本一に輝き、高校も、学費を免除していただき進学していったのです。

こんにちは、あらためましてOW64の開発者・原田隆史です。

私は「未来を切り拓く、自立型人間と組織を育成し、社会と世界の幸せに貢献する」という理念を掲げて、「家庭教育、学校教育、社会人教育、スポーツ・芸術教育」の分野において、自立した人・組織の育成に14年間取り組んでいます。

それまでは、砲丸投げで日本一になった生徒の話にもあったように、大阪市内の公立中学校で20年間教鞭をとり、保健体育指導、生徒指導を受け持ち、陸上競技部の顧問をしていました。生徒指導という立場で、私独自の育成手法で生徒たちと、試行錯誤を繰り返しながら彼らの夢とともに歩んできました。

そして、教師生活3校目の陸上競技部では、7年間で13回の日本一を達成しました。

教員として、陸上競技部の顧問と生徒指導という立場から、どうしたら生徒がいい成績を収め、自立することができるかを考えることが私の仕事でしたから、毎日がそれとの闘いといっても過言ではありませんでした。

さて、この日本一となった生徒との出来事から、私は目標を達成することの意味についてあらためて考えさせられました。それは現状を把握、反省し、反省したことをもとに行動を変えるだけでは、けっして結果は得られないということです。

この生徒との関係でいえば、「彼との関係の質を高める→ポジティブに物事をとらえるようになる→全力で練習に取り組む→日本一という結果を得る」という循環が大事だったのです。

勉強も同じで、「子どもが自らペンを手に取らないかぎり勉強しない」ものです。何度「勉強しろ」と言っても、自ら進んで学習しようという意欲と習慣がなければ、本当の知識は得られません。

本当に行動が変わるためには、まず先生と生徒の信頼関係、親と子の信頼関係、上司と部下の信頼関係があってこそです。私はどんなことであれ、こうした個人の「自立」を育む関係が、目標に向かって進むときに不可欠なものであると実感したのです。

そしてもう1つ、重要なことがあります。

このことについてはあとで詳しく述べますが、目標を「日本一になる」ということから、「親孝行をするために日本一になる」という目的に変えたことです。人が本当に力を発揮するのは、家族のためであったり、誰かのためであったり、社会のためであったり、もっと大きなところでは国であったり、世界であったりします。

つまり、自分を応援してくれる人を喜ばせるために、人は最高の結果を出せるのです。

実は、「原田メソッド」の大きな根幹は、自立した人間になること、得たい結果を鮮明に描きイメージすること、そして誰かや社会のために頑張れるというような人間力を磨くことを目指した目標達成法なのです。

これはもちろん、スポーツの分野に限らず、ビジネス、芸術、勉強や人生すべてに大きな成果を得ることができます。

現在では、国内外の企業350社、7万人以上の人が「原田メソッド」や「オープンウィンドウ64(OW64)」を学んでいます。そして、ビジネス、教育、スポーツ、芸術など多くの分野において、高い目標をクリアする人たちがたくさん出ています。

私は、このメソッドが誰にでもできて、しかもイメージした目標や目的に向かって到達できるための最適な方法であると確信したのです。

 

夢や目標を持たなければならない時代の変化

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あなたも日々、目標を持って人生を歩んでいると思います。しかし、なかなか達成できない、ましてや大きな目標となると、そこからどんどん遠ざかってしまうということがあるのではないでしょうか。

実は、それは当たり前のことなのです。なぜならば、夢を描いたり、目標を設定したりという勉強や訓練をしてこなかったからです。

というより、これまでは、そんな訓練をしなくてもいい時代だったからと言い換えたほうがいいかもしれません。

これは時代の変化や人口動態の変化からも検証することができます。

私が生きてきた時代はものづくりの時代でした。戦後の人口増に加え、必要なのは知識や情報を得ることであり、学校での学びは暗記が中心でした。また、マネジメントは管理型のマネジメントでした。これは過去の経験や体験をもとに、いいものを生み出そうということで、年齢とともに給料も増えましたから、別に自分で夢を描かなくても真面目にやっていたら生きていけた時代でした。

夢を描くとか5年後の自分を考えるとか、そういうことしなくてもいい時代だったわけです。しかも、教育の中でもそういうことを教えてこなかったわけです。

しかし、インターネットの登場とともに情報社会に突入すると生活と教育はガラリと変わります。しかも人口も減少し続けて、お客さんが増える時代のビジネスから減っていく時代のビジネスという、ビジネスそのもののあり方も180度違うものに変わってしまいました。それまではものづくりをひたすら一生懸命やればよかったのに、自分で未来の夢や目標を描いたり、ソリューションやイノベーションに励み、答えがないものを生み出していかなければならなくなったのです。

実はここに大きな世代ギャップが生じました。

青年期から、すでにインターネット社会にいる30代以下の世代と、それ以上の40代の世代では、頭の中が大きく違っているのです。ものづくりでよかった世代は過去思考インプット型、情報化社会の中で育った世代は未来思考アウトプット型となり、いま、この世代間の溝が埋められないという過渡期にあります。

すでに教育の世界では、集めた情報を編集しアウトプットする力や、未来を描いて自分をどう変えるか、どういった形に成長させていくかという、未来思考アウトプット型の教育に変わろうとしています。

しかし、こうした教育が始まったのがまだ浅いので、みんなそれに慣れていません。時代とともにみんなが未来だとか夢だとかを語り出して、「5年後はどうなっている」「10年後はどうなっている」というキャリアデザインが、職場や学校、家庭で普通に言われる時代に突入していることに気づいていないのです。

 

人間の進化が生み出した
「心の問題」という新しいテーマ

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過去思考インプット型と未来思考アウトプット型。世代は2つに分かれましたが、とくに未来思考アウトプット型の時代をはっきりさせたのが、あの東日本大震災でした。あの日、津波という自然の猛威に、それまで人間が築き上げてきたものは一瞬のうちになくなってしまいました。

それをとくに象徴したのが、岩手県宮古市田老地区にあった海面高10メートル・地上高7・7メートル・基底部の最大幅25メートル、世界最強といわれた防潮堤があっけなく決壊してしまったことでしょう。おそらく、人間の力では及ばないものがあるということを多くの人が感じたのではないでしょうか。

それと同時に、一瞬にして亡くなられた方々から、あらためて命の大切さを多くの人が感じたはずです。

それゆえに、助かった人たちが「ものよりも心」の大切さを感じ、これからどう復興しようというときに、家族や友達とのつながりを大切にし、全国からも多くの人たちがボランティアとして駆けつけたのです。こうした「心の問題」を先に解決していかなければ、復興は先に進めないでしょう。

同じように、日本の国民もまた、「人とのつながりや心の問題」へとシフトチェンジしていったのです。

私は、こうした現象を人間自身の生物的な進化の始まりではないかと感じています。

いま、人間の脳や心が変化の時代を迎えていて、情動や感情、気持ちというものに対してものすごく敏感になってきています。

これは脳科学とかAIの功績とは少し違うのではないかと思っているのです。そうした進化ではなく、人間の情動、感情、気持ちなどによって人がつながっていくという人間そのものの進化ではないかと思うのです。

組織マネジメントで、いま流行りの組織開発というのも、互いが話していることや行動していることは、実は目に見える氷山の一角にすぎず、その氷山の下にあるプロセス(組織に属する人たちの普段の人間関係から生まれる思考や感情)に目を向けることで、人間関係がよくなり、組織が改善されることがわかっています。

これまでの組織は、人の感情がふさぎ込まれ、力で押さえるようなこともしていました。それがいまでは、見えない部分を見直すということが組織開発の最先端のマネジメント手法であると変わってきているのです。

これまでの日本のビジネス、とくに40代以上の人は、人の気持ちなどどうでもいい、「男は黙って仕事に打ち込め」と、職場で私情を持ち込むな、泣き言を言うな、家族のことより仕事が優先と教育されてきました。

でもいまは、それではダメだということが明らかです。

その理由がインターネットの情報化社会です。この世界は人々や情報が瞬時につながります。そこに生まれる感情の交流も世界中で共有することができます。それがわからず体感できない世代には、いい悪いは別にしてガラッと表裏が変わったくらいの大変化の中にいるということに気づいていないのです。

それゆえに、夢や目標そのものが大きく変化してきていることにも気づいていません。

実はこうした変化が、人々が描く目標像に大きな差と誤解を生んでいます。

しかし、時代が変わっても人々の叶えたいこと、達成したいことは同じなのです。それは私が唱えている「未来の目的・目標の4観点」という側面から説明できます。

これについては次章で詳しく説明します。

その前に、あなたが目標を達成できない理由について、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。

 

なぜ多くの人が自信を失ってしまったのか?

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こんにちは、OW64を指導している柴山健太郎です。

私は、原田の教育に出会い、その教育を教育現場や家庭に広めるという理念のもと、原田と一般社団法人JAPANセルフマネジメント協会を設立し、日々その普及活動を行っています。

指導現場、とくに子どもたちへの教育指導をしているときに、多くの人が夢や目標に向かっていこうと思っていても、自分自身にブレーキをかけてしまいます。そこには、いわゆるドリームキラーというものが存在しています。

その最たるものは環境です。言い換えれば、親の影響と言っていいかもしれません。

あなたのご両親は、戦前からの国のための教育や管理教育の影響を受けてきたおじいちゃんおばあちゃんの中で育ってきました。それは自然と変化やイノベーションに対してブレーキがかかる社会や世の中の仕組みでした。また、学生運動のようなアナーキーなことがあったため、若者や大学生の自立に危き惧ぐを感じてきた社会でもありました。その中から生まれたのが偏差値教育です。

偏差値教育では、「僕は偏差値50だから50の学校や組織に進み、そのレベルで過ごせばいい」となるため、多くの人がそうした発想の中で、自立心というものがなくなってしまったのです。

いまでも中学・高校受験では偏差値による進路指導が色濃く残っていて、日本の子どもたちにさまざまな影響を及ぼしています。

高校生に「自分は価値がある人間ですか?」というアンケートで、日本人は40%弱しか〇をつけません。しかし、アメリカ人や中国人、韓国人は、80%以上が「価値がある」に〇をつけます。

その背景はやはり教育で、偏差値による進路指導では、英語80点、数学80点、しかし国語が30点では平均点が下がってしまいます。すると、30点の国語に目が行き、「苦手科目を伸ばせ」「平均点数をアップしろ」と、できていないところに力を注ぐのです。

多くの若者が、そのような教育を受けてきました。すると、自信が育ちにくくなるのは当然なのです。

それを教育の専門家や脳科学者、心の専門家と言われる人たちが、これからの未来をよりよく生きるために、夢や目標をどう描き、どのように達成していけばいいのかを唱え、同時に自信というものを高めるための教育や手法を展開しようとしている、というのがいまの現状です。

とにかく、多くの人は、自信(自己肯定感や自己効力感)が下がっています。

まずは、夢や目標を掲げる前に、私たちには心のケアが必要です。もっと自分自身を愛したり、認めたり、許してあげることから始めなければならないと思っています。

とくに、管理教育で育った世代は、いままで育ってきた自分のセイフティゾーンを抜け出すことを良しとし、善とすること。ゆとり教育と呼ばれる世代には、人間はこれからの未来に対して進化しているんだという希望や自信を持って、自分を認め、自分自身を大切にすることから始めてほしいと思います。

自信を上げることは、夢や目標を達成するためになくてはならない要素なのです。

 

あなたの自信を少しずつ高めるための練習

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よく巷の本などを見かけると、先ほど述べたような「自己肯定感を上げなさい」と、ただ言うだけで、その対処法は書かれていません。

「夢が見つからない」と言う人がいますが、そもそも自分に自信がないという人が多く陥る現象で、そういった人が、自己肯定感を上げなさいと言われても、そう簡単に気持ちをポジティブに切り換えられないのは当然です。

では、どうしたら自己効力感(能力に対する自信)や自己肯定感(自分を好きである)を上げることができるのでしょうか。

そのためには、日誌を書くことをお勧めします。

「原田メソッド」では、書いた目標に対して毎日振り返る「ルーティンチェック表」と「日誌」というものがあるのですが、その中の日誌を毎日書き続けるだけで、あなたの自信を少しずつ高めることができます。

日誌をつけることは、自分自身の内省・振り返りにつながります。日誌をつけて内省・振り返りをしていると、今日1日で良かったことや悪かったことが出てきて、それらを分析する能力が高まります。

毎日の良かったことを文字に書き貯めていくと、感情と記憶によってそれらが徐々に貯まっていき、自己効力感、エフィカシーが高まっていくのです。

もう1つは、日誌を書いていくと1日の心地よい体験、他者から「ありがとう」と言われた体験ややり取りが記憶され、自己肯定感(=セルフ・エスティーム)が高まっていきます。また、明日の予定や重要な活動を時間とともに記載したり、そのときに得たい感情を書いておくと、寝ている間に脳が棚卸しをし、整理してくれます。そして、日誌に書かれた内容が、翌日にいい結果につながるのです。

こうして客観的に自分自身を見直せるようになり、それが自然に自信へとつながっていきます。

内省や振り返りはとても大事で、実は昔の人たちは日誌でなくても普通にそれを行っていました。

たとえば、昔の日本の女性はとても冷静で落ち着いていて、情報分析力が高かったのですが、それは家計簿を書いていたことも1つの理由です。

心理学で交流分析というものがありますが、人間には子どもの自我であるチルドレン、理性である大人の自我であるアダルトというものが存在しています。

だから子どもは感情のまま、所かまわず笑ったり泣いたりします。大人はそこに理性が働いて冷静になりブレーキをかけて抑えることができます。

アダルト部分が強く育っていると、人とのコミュニケーションも冷静に対処できたり、駆け引きできたりするのですが、現代人はこのアダルトの部分が弱まっているといわれているのです。大人になっても所かまわずわめきちらし、腹が立ったらかまわずクレームをぶちまける、モンスターペアレントの出現もこのためです。

しかし、こうしたアダルトの部分を自ら養っていたのが昔の女性の特徴で、そうした冷静さは家計簿をつけて1日の振り返りをすることによって、自然と身についていたのです。こうした帳簿をつけて活動や数字的な分析をしっかりすることが、毎日の内省・振り返りの仕組みとしてできていたのです。

ビジネスでいえば、たとえば銀行業務の方がクレーム対応などに長けていたのは、特別にトレーニングをしていたわけではなく、毎日つける帳簿により、お金を締めたり、1日の仕事の振り返りの中で、自然と内省をしていたからでしょう。

開発者である原田の子どもの頃には学校で日誌をつけることが日課で、忘れると先生によく叱られていました。また、家では小遣い帳をつけさせられていましたが、いま考えると、あれは内省することにより、自然と冷静さや自信が身につく素晴らしい知恵だったのだと理解できます。

こうした実生活の知恵からも自信を高められますが、内省や振り返りを続けておいたほうがいい例を就職活動で見てみましょう。

どの人に聞いても、二度と新卒の就職活動だけはしたくないと言いますが、就職活動で何がつらいのかというと、初めて自分自身と向き合うからです。

言い換えれば、初めて内省することがつらいわけです。なぜなら、18~22歳くらいで初めて自分の人生を振り返って棚卸しして、キャリアシートに書くわけですから、それは大変です。何十社も断られることもとてもつらいでしょうが、それよりも断られるたびに自分自身が何者なのか、これまでの人生の何を信じていいのかさえわからなくなってしまうことのほうがつらいのです。

ですから、毎日日誌を書きましょう。日誌を書いて自分自身をその日1日の中で振り返り、客観的に見る訓練をしていれば、自信が高まったり、同じミスをしなくなります。その日の良かったことや悪かったことが感情とともに記憶としてインプットされていきます。それは裏を返せば、自分自身をよく知っているということで、動じることのない自信が備わってくるのです。

それでは次章より、実際に夢や目標の立て方に進んでいきましょう。

原田 隆史 /柴山 健太郎著『一流の達成力』より抜粋

【書籍紹介~目次】

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『一流の達成力』

 

はじめに 目標を達成できないのはなぜなのか?

第1章 達成力を高めるために必要な「自信」
砲丸投げで全国一になった、ある生徒の話
夢や目標を持たなければならない時代の変化
人間の進化が生み出した「心の問題」という新しいテーマ
なぜ多くの人が自信を失ってしまったのか?
あなたの自信を少しずつ高めるための練習

第2章 達成力を高めるための「目標の考え方」
「なでしこジャパン」が世界一になった本当の理由
世代でまったく違う目標の考え方も根っこは同じ
夢や目標に必要な「4つの観点」
「4つの観点」から見た目標の立て方
目標の価値観は世界共通
「DO」「HAVE」から「BE」の世界へ
「BE」から生まれる目標に制限はない
あなたの「BE」を豊かにする感情のキーワード
ラグビー日本代表が変わった「4つの観点」から生まれた目標

第3章 オープンウィンドウ64の「書き方&使い方」
私を変えた、ある1枚のシートとの出会い
大谷選手の目標の中にある「運」「人間性」「メンタル」
日本ハムファイターズでも取り入れられた「原田メソッド」
【その1】あなたが一番達成したい目標を中心に書く
【その2】中心のテーマから「心・技・体・生活」の要素を8つに落とし込む
8つのマスに「心・技・体・生活」をバランスよく落とし込む
「心・技・体・生活」の中で重要なのは生活
【その3】目標達成のために実践する具体的な行動目標を書く
実践思考の行動目標に「期日」を設定する
実践思考の行動目標をルーティン化すること
「応援してほしい人」と「支援されたい内容」をイメージする
あなたを応援してくれる人の力が目標達成を加速させる
書く時間は気にせず、具体的に書くことを目指す
付せんを使って効果的にシートをつくる方法
書けなかったマスや空白はあなたの成長ポイント

第4章 [事例]達成力を高めてくれる「知恵」
人の書いたシートから目標達成力は高められる
【事例】8球団ドラフト1位指名を目標にした大谷翔平選手のOW64
【事例】大会での優勝を目標にした中学校サッカー部顧問のOW64
【事例】「全国トップクラスのサッカー選手」という目標を書いた中学2年生のOW64
【事例】2016ミス・インターナショナル日本代表を達成した山形純菜さんのOW64
【事例】キャンパスコレクション東京グランプリに選ばれた児玉凜来さんのOW64
【事例】リーダーたちが「売上アップ」を目標にした杵屋グループのOW64
【事例】「愛される歯科医院になる」という目標を掲げたステーション歯科のOW64
【事例】会社の理念・ミッションを見直した医療法人愛全会のOW64
【事例】「研修で学んだこと」をまとめた医療法人愛全会のOW64
【事例】学校全体の「学力向上のため」に目標を書いた小笹教諭のOW64
【事例】「学校のいじめをゼロにする」ための目標を書いた平野教頭先生のOW64
【事例】自分自身の「夢」を描いた吉田さんのOW64
【事例】ノーマン・ボディック氏が目指す目標を書いた英語のOW64

第5章 達成力を高めるための「習慣」
「運を高める」ことは習慣化できる
行動目標を習慣化させる3つのメソッド
原田式長期目的・目標設定用紙(長目)
ルーティンチェック表
日誌(期日行動)
「心づくり」から自分の人生の軸に気づく
目標を達成する力は「技術」である

おわりに

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