間川清の電子書籍書評

電子書籍アニキ書評 vol.91 神田昌典著『非常識な成功法則』

間川さんコラム用

こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

さて今回は、読書の目的について話したいと思います。

みなさんは、どのような目的で読書をしているでしょうか?あらためて聞かれると、戸惑うかもしれません。

読書には様々な目的があると思います。例えば、小説を読む場合には、読むこと自体が面白いという「娯楽」を目的にしている場合が多いでしょう。

では、ビジネス書を読むときに目的を意識しているでしょうか?

これについては、意識している人もそうでない人もいると思いますが、結論からいうとビジネス書を読むときには目的をしっかりと意識することをオススメします。例えば、リーダーシップ論についての本を読むときであれば、「いかにすれば部下のモチベーションを上げることができるか、その答えを見つける」という目的を意識しながら読むのです。

目的を意識することのメリットはさまざまあります。

その1つは、短時間で本を読むことができるというものです。目的が明確であれば、読むべき部分は限定されます。その目的に対する答えが書いてある部分だけを読めばいいからです。結果的に、短時間で本を読み目的を達成することができるようになります。

さらにメリットとしてあげられるのは、読み落としを防ぐことができるという点です。漫然と読んでいると、どこに焦点を絞って読めばいいのかわからなくなり、肝心な部分を読み落としてしまう可能性があります。その点目的さえ意識しておけば、脳のセンサーがしっかりと働き、目的の答えを探し出すことができ重要なポイントを見落とすことが少なくなります。

加えて目的を意識することで、本の内容が記憶にとどまりやすくなります。ポイントを絞って読むことで記憶する量が限定され忘れにくくなるのです。

以上、読書において「目的を持つ」というのはとても有益な心構えです。是非とも読み始める前に目的を意識する時間をつくってください。

 

さて、今回紹介する一冊は「非常識な成功法則【新装版】」(フォレスト出版)です。

『非常識な成功法則【新装版】』神田昌典 著

『非常識な成功法則【新装版】』神田昌典 著

本書は、ヨミポでも読むことのできる本です。

いまさらこの本についての書評を書く必要はそもそもないかもしれません。それくらい自己啓発やビジネス書の分野では有名な本です。ビジネス書には、それぞれの分野において「古典」とか「基本」と呼ばれる本があります。それらの「古典」には海外の有名ビジネス書の翻訳版などが多く、日本人の書いた「古典」と呼ばれる本はとても数が少ないです。この本は、その数少ない日本人著者の書いた成功法則における「古典」と呼ばれる名著です。

世の中には成功法則に関する本が溢れています。しかし、その内容はいくつかの要素に分類することができます。成功法則にはいろいろな種類があるように見えますが、結局はいくつかの要素の変化球にすぎません。本書には、それら成功法則の基本となる要素が過不足無く書かれています。したがって、本書を読みその内容を実践することができさえすれば、他の多くの成功法則本は不要になると言えます。それくらい本書はパワフルな本です。

実際私もこの本に出会って人生が変わった多くの人のうちの一人です。私は弁護士となってから比較的早く独立しました。独立当初は、もちろん人脈も、資金も、仕事もなにもありません。日々減っていく銀行残高に頭を悩ませる日々でした。しかし、本書を読みその内容を実践するようになって、弁護士事務所の経営はみるみる順調になっていきました。自著を出版する、メディアに出るなどといった目標も、面白いように現実になっていきました。一冊の本が、本当に人生を変える力をもっているのだと、実感することになりました。

この書評を読んでくれている人の多くは、本書を読んだことがあるかもしれません。しかし、なかにはわずかながらにも読んでいない人がいることでしょう。今回の書評が、その人達の人生を変えるきっかけになれば私としては満足です。是非とも一人でも多くの人に、本の力で人生が大きく変わるという経験をして欲しいと思います。

 

本書の著者は、神田昌典氏。同氏についても、いまさら説明する必要はないかもしれません。株式会社ALMACREATIONS代表取締役。MBA取得経験などを経て経営コンサルタントとなり、「ダントツ企業実践会」を主催し、多数の成功企業やベストセラー作家を排出しています。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆などに加え、ミュージカル、テレビ番組企画など多岐に渡る創作活動を行い、マーケティングや加速学習を通じたリーダー育成も行っています。

経歴からわかるとおり、著者はビジネスの世界を中心にマルチな活躍を見せるカリスマ的な存在です。私自身もとてもファンで、著者の出版する本はすべて読んでいます。歯切れの良い物言いと、画期的なアイデアには、いつも魅了されます。今後の活躍にも期待しています。

 

さて、本書はそのタイトルとおり「成功法則」について書かれた本です。その成功法則というのは、以下の「7つの習慣」という形で紹介されています。

 

「第1の習慣 やりたくないことを見つける

 第2の習慣 自分にかける催眠術

 第3の習慣 自分に都合のいい肩書を持つ

 第4の習慣 非常識的情報獲得術

 第5の習慣 殿様バッタのセールス

 第6の習慣 お金を溺愛する

 第7の習慣 決断は思い切らない」

 

本書が素晴らしいのは、これら第1から第7の習慣のひとつひとつがとても実践的でパワフルな成功法則だという点にあります。通常の成功法則について書かれた本は、これらの習慣のうちせいぜい1つか2つ位にしか言及されていません。本書はそのような本と違って、第1から第7まですべてが価値のある成功法則となっていのです。ですから、これらの習慣のうちたった1つを実行するだけでも成功することが可能です。ましてや、7つの習慣すべてを実行すれば、大きな成功を手に入れることができるのは間違いないでしょう。本当にワクワクする本です。

 

では、これら7つの習慣のなかから、特に私自身に役立った習慣について紹介してきたいと思います。

 

「自分は凡人だというイメージを持っていたら、成功者にはなれない」

 

「目標を持つ、そして、その目標を常に意識し実現した状況をイメージする」これは多くの成功法則について書かれた本で言及されている内容です。本書のでも、そのことが第1と第2の習慣で書かれています。

しかし、「目標を持つ、そして、その目標を常に意識し実現した状況をイメージする」ということを実行したとしても、成功できない場合があります。それはどんな場合でしょうか?

それは、「自分が思う自分」すなわちセルフイメージが低い場合です。「自分は凡人だというイメージを持っていたら、成功者にはなれない」のです。

なぜセルフイメージが低いと、成功することができないのか?それは、成功しそうになったときに、低いセルフイメージがそれを邪魔するからです。たとえば、「年収1000万円になりたい」という目標をもってそれを行動していたとしても、「ダメな自分は年収1000万円を貰えるわけがない」というセルフイメージがあると、年収1000万円が実現しそうになった直前に無意識的になにかヘマをしてしまい、年収1000万円の実現を阻むのです。

私がセルフイメージの重要性に気づくことができたのは、本書のおかげです。このセルフイメージの話を知った時、私はいままでの人生における失敗を遡って考えてみました。すると、多くの場合でその失敗の原因が低いセルフイメージによるものであることに気が付きました。本当は、その目標を実現する充分な実力があったにもかかわらず、低いセルフイメージがその目標達成を邪魔していたのです。多くの人に同じような経験があると思います。セルフイメージが低ければ、どんな成功法則を利用しても成功することはできません。この点はとても重要です。

 

「あなたが起業家として稼ぐには、お金に対して罪悪感を持ってはならない」

 

一生懸命努力しているのに、なぜか一向にお金が貯まらない、という人がいます。そのような人は、お金に対する罪悪感を持っている可能性があります。「お金は汚いもの」「人前で話してはいけないもの」「露骨に欲しがってはいけないもの」というような固定観念があるのです。しかし、お金に対して罪悪感を持っていると決して稼ぐことはできません。これは他の職業で例えるとわかると思います。例えば、音楽家がいい音楽を奏でることに、罪悪感を持ちながら優れた演奏できるでしょうか?できるわけがありません。これと同じように、お金を稼ぐことに罪悪感をもちながらお金を稼ぐことはできません。お金に対する罪悪感を消し去り、お金を溺愛してこそ、お金を稼ぐことができるのです。

この「お金を溺愛する」ということに言及している成功法則本は多くないでしょう。私も本書で初めてこのような内容に出会いました。お金に対するイメージは人によって様々ですが、ネガティブなイメージを持っている人が多いのは事実です。お金を溺愛する、少なくともネガティブなイメージを持たない、それだけで多くの人の金運はアップすると思います。

 

以上見てきましたが、本書に書かれている成功法則はどれをとってもパワフルなものばかり、実行すれば結果がでることは間違いありません。是非とも本書を読んで成功する7つの習慣を身につけてください。一生食うに困らないくらいのマインドセットを身につけることができます。

 

超訳アニキの言葉

「成功法則には既に答えがでている」

 

本書とあわせて是非読んでいただきたい本は、同じ神田昌典氏が書いた「あなたの会社が90日で儲かる!」です。もちろんヨミポで読むことができます。

『あなたの会社が90日で儲かる!』

『あなたの会社が90日で儲かる!』

この本も「非常識な成功法則」とならぶマーケティングの古典的名著。2冊とも読んであなたの成功を揺るぎないものにして欲しいと思います。

 

 

 さて、長らく続いてきたこの書評も、今回が最後になります。これまで読んでいただきありがとうございます。また機会がありましたらお会いしましょう!本の力で一人でも多くの人の人生が良い方向に進んでいくことを祈っております!

 

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電子書籍アニキ書評 vol.89 橘玲著『幸福の「資本」論』(ダイヤモンド社)

間川さんコラム用

こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて、今回前回に続いて、本で読んだ内容を身につける方法について、紹介したいと思います。

前回紹介した方法は、「いつでも見返すことのできる読書メモをつくる」という方法でした。

 

今回紹介する方法は、「読書の内容をアウトプットする」という方法です。

人は、頭の中の情報を誰かに伝えようとするとき、その情報を記憶しやすくなるという性質をもっています。
そして同時に、その内容を深く理解するようになります。 続きを読む

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電子書籍アニキ書評 vol.88 嶋津良智著『マンガでよくわかる 怒らない技術』(フォレスト出版)

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こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて、今回は本で読んだ内容を身につける方法について、簡単に紹介したいと思います。

読書に関する悩みで多いのは、読書時間が確保できないという悩みと、本で読んだ内容を忘れてしまう、という悩みです。

せっかく本を読んだとしてもその内容を忘れてしまったら、当然内容を身につけることもできません。
では、どうすれば本の内容を身につけることができるのでしょうか? 続きを読む

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電子書籍アニキ書評 vol.87 ジェフ・コルヴァン著『究極の鍛錬』(サンマーク出版)

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こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて、今回は前回に引き続き読書の時間をどのように確保するか、について書いていきたいと思います。

前回、読書時間を確保する一つの方法として「とにかく読み始める」という方法を紹介しました。
人は、行動を始めることでやる気が湧いてくる、という性質をもっているので、とにかく読み始めることが重要、というのがその内容でした。

 

今回は、読書時間を確保する方法のひとつとして、「同時並行で複数の本を読む」という方法を紹介したいと思います。

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電子書籍アニキ書評 vol.86 土井英司著『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』(サンマーク出版)

間川さんコラム用

第86回 「一流の人は、本のどこに線をひいているのか」

 

こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて、今回は前回に引き続き読書の時間をどのように確保するか、について書いていきたいと思います。

前回、読書時間を確保する一つの方法として「読書のイメージを変えてみる方法」を紹介しました。
これは読書を、机の上で姿勢を正して行うもの、ではなく、
テレビを見るとの同じくらい軽い行動だとイメージすることで気軽に読書を始められるようになるというものです。

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電子書籍アニキ書評 vol.85 上岡正明著『共感PR 心をくすぐり世の中を動かす最強法則』(朝日新聞出版)

間川さんコラム用

こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて、今回は読書の時間をどのように確保するか、について書いていきたいと思います。

このブログを読んでいただいている人は、読書が好きな人が多いかと思います。
しかし、毎日仕事や家庭で忙しく、なかなか思うように読書の時間が確保することができない、という悩みをもっている人もいるでしょう。
私自身もかなり頻繁にそういった相談を受けます。

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電子書籍アニキ書評 vol.84 シャンタル・バーンズ著『瞬間モチベーション』(ダイヤモンド社)

間川さんコラム用

こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて前回までのコラムでは、読むべき本を絞り込むためには、3つのフィルターを基準にして本を選べばよいとした上で、3つ目のフィルターとして「手間」のフィルターを紹介し、翻訳本が「手間」のかかった本の代表例であることを解説しました。

今回は、翻訳本以外で「手間」のフィルターを使う方法を紹介します。

 

本をつくる上では様々な手間がかかっていますが、そのひとつには「宣伝広告の手間」というものもあります。

たとえば、新聞を見ると紙面の一番下の部分にたくさんの本の宣伝があることがわかるでしょう。 続きを読む

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電子書籍アニキ書評 vol.83 『誰も教えてくれなかったお金持ち100人の秘密の習慣大全』(青春出版社)

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 こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 さて前回までのコラムでは、読むべき本を絞り込むためには、3つのフィルターを基準にして本を選べばよいとした上で、3つ目のフィルターとして「手間」のフィルターを紹介しました。

ここでは、「手間」のフィルターの具体的な使い方を紹介します。

 

「手間」のフィルターというのは、本が出版される過程において、よりたくさんの「手間」がかかっている本を選ぶべきである、というものでした。

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電子書籍アニキ書評 vol.82 堀江貴文著『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』(光文社新書)

間川さんコラム用

こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて前回までのコラムでは、読むべき本を絞り込むためには、3つのフィルターを基準にして本を選べばよいとして、「時間」と「人」という2つのフィルターがあることを紹介しました。

今回は3つ目のフィルターとして「手間」のフィルターを紹介したいと思います。

 

「手間」のフィルターというのは、何のことでしょうか? 続きを読む

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電子書籍アニキ書評 vol.81 マシュー・サイド著『失敗の科学』(出版社:ディスカバー・トゥエンティワン)

間川さんコラム用近影

こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて前回は、読むべき本を絞り込むためには、3つのフィルターを基準にして本を選べば良い、ということを書き、そのフィルターの一つとして「人」というフィルターがあることを紹介しました。
今回は具体的に「人」のフィルターを使う方法について書きたいと思います。

 

「人」のフィルターを使う第一の方法は、「人から勧められた本を読む」ということです。 続きを読む

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