浮気調査の探偵が語る、男と女の浮気が増える2つの理由

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あなたは、浮気調査の探偵のお話を聞いたことはありますか?
浮気の探偵による調査現場の実話ってどんな話が出てくるのだろうと思うでしょう。

浮気と言えば、必ず問題になってくるのが、浮気自体がバレるかバレないか。
男のほうが浮気がバレやすい、女のほうが浮気はバレにくいと思う人もいると思います。
実際に浮気がバレるバレないかその人たち次第かもしれません。
では「絶対にバレない浮気」ってあるのでしょうか?

日々調査している探偵の立場から言うと、「絶対にバレない浮気はない」そうです。

それはなぜかと言いますと、私たちは常日頃から便利なものに囲まれて生活しております。
スマートフォン、電子マネー、GPSなど便利なものに囲まれていますよね。

その便利なものがバレるきっかけになるのです!
というのも、それらが支払いや通過アクションなどさまざまなところで行動履歴を残してしまうからなのです。
そこを探偵が調査すれば浮気がわかってしまうのですから。驚きですよね? 

特にスマートフォンや携帯電話においての行動パターンは顕著に異変が生じます。
FacebookやLINEなどSNSで簡単につながれることが出来るこのご時世、
男女とも浮気のきっかけとなる出会いの場所が多く存在するため、浮気率が増えているのです。

浮気率が増える現状。浮気しやすい職業があれば、最近では女性の浮気が増えているという衝撃の事実まで…はたしてその真相とは?

実際に探偵業を営まれている今野裕幸氏のお話をまとめました。
それでは読んでいきましょう!

 【目次】
はじめに

第1章 現代浮気事情、最前線
「通信技術」と「浮気」のディープな関係
激増する「出会い」の場
「ケータイゲーム」という新たな巣窟
元カレ、元カノとつながるSNS
浮気でFacebook を利用する人々
クローズドな関係につながるLINE 
LINE が絡んだ浮気事件簿
浮気発覚率も増加!?
女性の浮気が急増中!
探偵が考える「浮気」の定義 
不貞行為とは何か? 
浮気率ナンバー1の男性の職業
実録 先生同士の夜 
女性の浮気率が高い、あの職業 
「都市型の浮気」の特徴 
都市部での浮気調査で困ること 
街中に溶け込んだ一流調査員 
「地方型の浮気」の特徴
地方での浮気調査で困ること 
地方にはアレがない 
依頼者は、探偵にどんな情報を求めるのか? 
探偵への依頼理由、10タイプ 

 

はじめに

本書を手に取ってくださり、ありがとうございます。
あなたは、どんな気持ちで本書を手に取ってくださったのでしょうか?

「現代社会で起こっている裏側を垣間見たい」「探偵業の世界を覗いてみたい」といった社会的な関心があるからという方もいれば、自分のパートナーに対する不安、または、現在自分が起こしている行動への不安があるからという方もいるでしょう。はたまた、友人や家族が浮気問題で困っているという方もいるかもしれません
 
本書は、これらのニーズどれにでもお応えできるように書いてあります。
 
私がプロの探偵として、年間1000件、16年にわたり浮気の調査をしてきた中で見えてきた「浮気する人、される人」の特徴や手口、対処法を、多くの実例を交えながらお伝えしていきます。男女を問わず、それぞれの立場からお役に立てる内容になっています。

近年、浮気トラブルは急増しています。
 
長年にわたり浮気の調査をしてきましたが、ここ2?3年の浮気調査依頼数の増加ぶりには驚いています。特に、妻や付き合っている彼女を調査してほしいという男性の依頼者が目立つようになりました。
 
最近、元人気アイドルグループの女性タレントが自宅に男性を連れ込んでいたところ、夫とばったり遭遇して修羅場になったという不倫騒動が話題になりました。世の男性たちを震撼させたこの事件が、男性依頼者の増加に拍車をかけていることは間違いありません。
 
また、本書執筆中には、「既婚者のための真面目な出会いサイト」という触れ込みで、28カ国5大陸で展開する世界最大の不倫SNS「アシュレイ・マディソン」が日本に上陸。日本版リリース1カ月で、日本版の会員数は32万人を突破したといいます。
 
これは一例ですが、今の日本社会は、表立った浮気はもちろん、水面下での浮気トラブルがさらに増加する状況になってきています。
 
詳しくは、第1章「現代浮気事情、最前線」の中でお伝えしますが、ケータイ、スマホ、SNSなどの急激な情報伝達技術の発達が浮気の増加と密接に関係しています。女性の浮気増加の理由も、この情報伝達技術の発達に加えて、経済的、社会的な側面や生物学的な側面など、さまざまな理由が絡み合っていることが、浮気の調査現場や研究を通してわかってきました。第1章では、16年にわたる浮気調査を通して見えてきた現代の浮気事情をお伝えします。
 
第2章「浮気する人、される人」では、膨大な調査案件を整理して見えてきた「浮気する人、される人」の傾向やタイプを、実際の調査案件を交えながらお伝えします。あなたのパートナーはもちろん、あなた自身も、そのタイプに当てはまっていないかどうかを確認するにも参考になると思います。
 
第3章「浮気がバレない人の手口」では、私たち探偵を手こずらせる浮気者の手口を解説します。調査を進めていく中で、「ここまでやるか!」と思わせる巧妙な手口で、自分の浮気を隠す強者に出会います。彼ら、彼女らが実際に何をやっているのかを暴きます。
 
第4章「浮気を見抜く方法」では、パートナーに浮気の疑いを持ったときに、どのように見抜いていけばよいのかをお伝えしていきます。たとえば、皆さんがよく気にするケータイやスマホのメールも、証拠にできる方法、できない方法があります。見抜くだけでなく、その証拠を入手するときのポイントなどにも踏み込んで解説します。
 
第5章「浮気発覚後の対処法」では、浮気した側、された側の両方の立場から、浮気が発覚後にどのような対処を図っていけば、望むようなかたちで解決していくかをお伝えしていきます。
 
一般的に、探偵会社は調査で証拠を入手して終わりですが、それだけでは本当の解決にはなりません。パートナーと今後どうしていきたいのかによって、話を有利を進めるための交渉方法や証拠の扱い方も変わってきます。第5章では、こうした私の探偵会社で培ってきた証拠入手後の解決方法、交渉方法を詳しくお伝えしていきます。
 
残念ながら、今は、あなたの身の回りにも、いつ浮気トラブルが訪れるかわからない世の中です。
 
そんな「まさか?」のときに備えておきたい知恵と知識を、すべてお伝えします。私の経験で培った知恵と知識が、少しでもあなたのお役に立つことを願っています。

 

第1章
現代浮気事情、最前線

「通信技術」と「浮気」のディープな関係

かつて、「不倫は文化だ!」と発言してワイドショーを賑わしたトレンディードラマの俳優がいたり、最近では、元人気アイドルグループの女性タレントが自宅に男性を連れ込み、夫とバッタリ遭遇したなんていう事件もありました。

この俳優が言うとおり、男女の禁断の恋愛である「不倫」や「浮気」は、いつの時代でも少なからずあったことは紛れもない事実でしょう。
 
時代は違っても、そこにはつねに浮気の入り口があります。それは、当たり前ですが、「出会い」であり、その「出会い」を約束・継続するための「連絡手段」です。
 
通信技術が発達していない時代の手紙から始まり、電話が登場してからも、今のようにケータイやメール・SNSがない時代までは、家の固定電話やポケベル、そして、会ったときに「約束」を取り交わし、男女は密会の場をつくり上げていました。
 
時代とともに、浮気の仕方も変わってきています。
 
それは、通信技術の発達とともに変化しています。特に近年の変化は、目を見張るものがあります。浮気の歴史は、通信技術の発達の歴史といっても過言ではありません。

 

激増する「出会い」の場

先ほどもお話ししたとおり、「浮気」といえば、男女の「出会い」がまず大前提になります。

ここ数年は、その「出会い」の場が多種多様化し、急増しています。
 
従来どおり、勤務先や趣味のコミュニティー、子どもが通う学校のPTAや飲食店、同窓会といったリアルな接点が浮気に発展することは、今でも往々にしてあります。
 
しかし、その出会いが「リアルで会わなくても発展する」ケースとして、インターネットの普及とともに非常に増えたのが「出会い系サイト」の登場です。
 
この出会い系サイトの登場により、今まで接点のなかった男女、見ず知らずの男女がいとも簡単に出会い、肉体的な接点まで持ってしまうケースが増えてきました。しかも、相手は一人ではなく、複数ということも珍しくない状況になっています。

実際、調査の現場では、ごく普通の奥さんが、子どもを幼稚園に送り出した後、すぐにおめかしして、自家用車で出かけた先は、男性と落ち合う某スーパーの駐車場というケースが多くなっています。ここで、相手の男性の運転する車に乗り換え、そのままホテルへ直行。お昼時だというのに、昼食もとらずに関係を持つのです。そして、再び別の日に調査を行なうと、その奥さんは、他の男性とも接点を持ち、同じくホテルへ直行、肌を重ねるということが、実際に起きているのです。

 

「ケータイゲーム」という新たな巣窟

出会い系サイトが広がる一方、金銭のやりとりや犯罪への関与などが大きな社会問題となり、その結果、警察による「出会い系サイト」の摘発が始まると、徐々にその影響力が失われていきます。そしてその代わりに台頭し始めたのが、モバゲー、グリー、アメーバなど、ケータイで遊べるゲームを主軸にして、ユーザー同士の結びつきを図ったサービスです。ゲームと出会いが同時に楽しめる、この「ケータイゲーム」が新たな浮気の巣窟へと変わってきています。

ゲームを通して出会いにつなげる人の手口は、実に簡単です。
 
暇をもてあます女性がゲームを始めたとします。ゲームの進行過程では、先に始めていたユーザーのほうが仕組みも環境も有利です。
 
右も左もわからない女性ユーザーがいれば、ゲームの中で声をかけ、アイテムをあげたり、アドバイスをしつつ近づきます。
 
段階的には、ゲームの中でのメッセージのやりとりが最初の入り口となります。その後、ゲームの中で接触頻度を増やしながら、メールでの個人的なやりとりに切り替えていきます。そのうちメールでリアルな話や悩みを聞き出し、最終的にはランチに誘い、その後はホテルへ-。

「出会い系サイト」に代わって、こうしたソーシャルゲームが台頭していくには時間はそうかかりませんでした。

 

元カレ、元カノとつながるSNS

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「折り畳みケータイ(ガラケー)」の時代が終わりを迎えつつある今、スマホが生活に根ざしてきています。
 
ガラケーの機能に加え、パソコンの機能も取り込み、個人情報が集約されたスマホは、人とのつながりをサービスにする企業の注目の的になりました。
 
それが、Facebook やLINEといったSNSサービスです。
 
メールなどの利用に代わる連絡手段として使われるようになった2つのサービスですが、メールに比べてメッセージやトークのやりとりでの使いやすさが受け、スマホ利用者が急増しました。
 
こうして、「スマホ利用者=SNS利用者」という図式が当たり前になり、「友達がFacebook をやっているから」「ママ友がLINEをしているから」という理由で、それぞれのSNSに加入していきます。
 
すると、Facebook で学生時代の憧れの先輩に偶然つながったり、LINEで思い出が残ったまま別れた元カレ、元カノとつながるといったことが起こり始めます。そう、SNSが異性との橋渡しをしているわけです。
 
私のもとへの浮気調査の依頼の中で、SNSが絡んだ浮気の調査が激増しており、この傾向はこれからも加速すると思われます。

 

浮気でFacebook を利用する人々

過去の異性とのつながりだけでなく、現在進行形の関係でも、SNSは男女関係に大きな影響を与えています。
 
従来からあるような職場での不倫でも、多く活用されています。
 
職場で顔を合わすことがあっても、なかなか二人の時間を持てません。それは、ダブル不倫でも、上司部下の関係の不倫でも同じです。会社帰りのちょっとした時間を使ったアバンチュールだけではもの足りない二人は、SNSを使って、共通の趣味や出来事を共有します。
 
Facebook であれば、食事をした店で写真をアップ。その写真にコメントをしたり、時と場合によっては、一緒にいたことがわかるタグ付けをしたりと、二人の関係を高めていきます。
 
その結果、Facebook 依存率が高くなるため、従来のメールを使わず、Facebook 内のメッセージ機能で連絡を取り合うようになります。

実際に、最近の依頼者の傾向として、依頼者側もターゲット側も、Facebook 利用率が高くなっていることが挙げられます。
 
私のもとに相談に来た時点で、Facebook から割り出した「浮気相手の名前」「所属団体」「大まかな住所」「勤務先」「ブログ」「写真」「家族構成」などをすでにつかんで依頼してくる人も少なくありません。
 
こうして、浮気する側も、浮気されて調べる側も、Facebook というサービスを利用していることが当たり前になってきています。

 

クローズドな関係につながるLINE

実名登録が基本のFacebook と双璧をなすLINEは、さらにクローズドな関係性の間で連絡を取り合ったり共有できることから、Facebook 以上に浮気と強いつながりがあります。
 
LINEは、電話番号か、Facebook アカウントでの登録で使用できます。多くの人は、電話番号で登録をすることになるでしょう。

すると、標準の設定では、自分の電話番号を知っている他のユーザーの友達リストに自動的に追加されます。
 
よくわからず、そのままにしておくと、自分の電話帳に入っていた人たちがLINEを使っている友達リストに並び、驚きと懐かしさを感じることになります。
 
それは、相手先も同じで、数年、いや十数年連絡を取り合っていなかった人にも、懐かしさのあまりメッセージを送ってしまうことはよくある話です。
 
それが、学生時代に別れた相手であればなおさらです。
 
メールアドレスでやりとりするケータイメールの時代と異なり、電話番号だけを知っていれば、LINEはメッセージが送れます。たとえアドレスを変更しても、電話番号はなかなか変えないものです。
 
この仕組みが、結果的に焼けぼっくいに火がついたり、安易に電話番号を教えた異性からLINEを使ってアプローチされるといったことが起こってきます。明らかにガラケー時代のコミュニケーションとは異なった世界が広がっているのです。

 

LINEが絡んだ浮気事件簿

ここで、実際にあった依頼者のLINEが絡んだ事件をご紹介します。

①メッセージ通知で浮気が発覚
ロックをかけているから安心だと思っていたのか、テーブルにスマホを置いておいた男性。そのとき、彼女の目の前で「LINE」のメッセージ通知がきました。なにげなく画面を見てみると、ひと目で浮気相手とわかる女性からのメッセージでした。

彼女は、ロックがかかっていたので、その先まで見ることはできなかったのですが、その通知だけでも浮気の事実を知ることになりました。

②夫の「LINE」にログインした妻
スマホで「LINE」を利用する夫が、頻繁に誰と何をしているのかと怪しんだ奥さんは、想像できるアドレスとパスワードをパソコンで入力。すると、いとも簡単にログインできたのです。その結果、「LINE」でこっそり行なわれていた夫の秘密を知ることになりました。
 
事実、浮気調査を行なった際、夫が「LINE」のメッセージで愛人女性と待ち合わせをする場所、次回のデートの予定など、事細かくやりとりをしていたことから、この奥さんは、あっという間に証拠を押さえることができました。
 
LINEは他のスマホでは認証が行なえない仕組みですが、ログイン用のアドレスやパスワードを設定していれば、パソコンからもやりとりが可能です。この便利な仕組みを利用した情報漏えいが、今、身近に起きていることがわかります。
 
LINEは、その手頃さから急速に会員数を増やしていますが、手軽ということは、その分、恋人や結婚相手が覗き見ることが容易だともいえます。

 

浮気発覚率も増!?

10年前の依頼者は、主に、「浮気をしているかもしれない。だから、その真実を知りたい」という理由で調査に踏み切る人が多くいました。
 
特に当時の浮気を見破る方法は、ケータイメールと電話帳といったケータイに入っている情報のみで判断をするしかなく、不確定な部分がかなりありました。
 
しかし昨今、事情は変わりつつあります。
2010年、アメリカの弁護士会が行なった調査によると、離婚カップルのなんと5分の1が、Facebook を名指しで離婚の一因に挙げています。
 
確かに、Facebook を利用した浮気が多くなっていることは大きな理由の一つですが、調べる側もFacebook をはじめとした、ブログやTwitter といったSNSで調べ上げ、浮気相手の個人情報を手に入れている依頼者が多くなっていることも理由の一つとして考えられます。
 
氏名・年齢・生年月日・勤務先・おおよその住所・乗っている車・最近の行動・行動範囲といったように、調査に必要な情報が調査開始前にほぼ得られていることすらあります。
 
その結果、浮気調査をする前から、「クロ!」と断定した上での調査となり、目的はただ一つ、あくまでも証拠を入手することに絞られています。

10年前は、「浮気をしているかもしれない。でも、していないことを信じたい」と、一縷の望みを託す人も多かったのですが、現在は、依頼者自身でシロかクロを判別していることが多く、クロの証拠を得るために浮気調査を必要とする傾向がいっそう強まっています。

 

女性の浮気が急増中!

ここ最近の傾向として、男性からの調査依頼が非常に増えています。

2013年に起こった元アイドルグループの女性タレントの「寝室ばったり事件」は、世の男性に衝撃を与えました。「寝取られ」を略して「NTR」という新ネーミングの誕生は、この事件の影響の大きさを物語っています。
 
かつて、浮気する側といえば、一般に圧倒的に男性というイメージが強かったものです。たとえば、会社の上司と部下の不倫、男性が夜の飲食に関わる女性と浮気するといった話は聞いたことがあるでしょう。私たち探偵の世界でも、依頼者の多くは女性でした。

しかし、この寝室ばったり事件によって、女性が大胆不敵な浮気をしていることが明るみに出たことで、「自分の彼女や妻が浮気しているのではないか」という不安に駆られる男性が増えています。男性からの依頼増加に拍車をかけているかもしれません。
 
ただ、あの事件が起こる前から、男性からの調査依頼は増加傾向にありました。
 
最近の浮気調査では、特に、普通の奥さんが浮気をしているケースが顕著に現れています。私のもとに訪れる男性依頼者の切実な話から、その現状を実感しています。
 
実際に、男性、いわゆるご主人からの浮気調査依頼で、本当に不倫している女性(奥さん)は9割にも上ります。そして、浮気問題から端を発する傷害事件や自殺未遂など、何度も依頼者の修羅場を見てきました。
 
のちほど詳しくお伝えしますが、大切なことは、女性の浮気を”本気”にさせないことです。「もっと早い時期に行動に移していれば、手遅れにならずに済んだのに」というケースもたくさんあります。
 
しかし実際は、男性が女性の浮気に気づいたときには、すでに女性が本気になっていることが多く、なかなかやり直しをするのが難しいのが実状です。

 

探偵が考える「浮気」の定義

ところで、あなたはどのようなことをしたら「浮気だ」と思うでしょうか?
 
世間で言う浮気の定義はいろいろあります。手をつなぐ、キスをする。いやいや、もっと手前の段階で、内緒で異性と二人きりでご飯を食べた時点で浮気と考える人もいるでしょう。
 
私たち探偵の考える浮気とは、あくまでも「不貞行為」のことを指します。
 
離婚をしたい、しなければならない、慰謝料請求をして社会的な責任を果たしてもらいたいといった、法律の世界で勝つための証拠が必要となります。
 
浮気調査で得た証拠は、裁判を有利に進める武器になり、相手が不誠実な対応をとってきたときのお守りにもなります。
 
実は、裁判で離婚を認めてもらうには、離婚する原因を明確にしなければなりません。
 
よくある「一緒にいることがイヤだから、離婚をしたい」というケースなどは、原則として離婚を認められません。
 
さらに、一方が浮気をしていると思われる場合でも、証拠がなければ認めさせることができず、結果的に「性格の不一致」で離婚をしなければならないという状況も現実にあります。
 
その不貞行為の証拠を集めるのが、探偵の主な仕事です。

 

不貞行為とは何か?

「不貞行為」とは、「配偶者のいる者が、自由な意思に基づいて配偶者以外の異性と性的関係を持つこと」です。
 
これが、探偵が考える浮気の定義です。
 
ですから、浮気といっても、「手をつないでデートをした」「キスをした」としても「不貞行為=浮気」と考えた場合、浮気ではないとなるのです。
 
あくまでも、肉体関係(セックス)があったかどうかが重要な焦点になるため、調査では、キスや手をつなぐといった現場を押さえても、確実な不貞行為の証拠を押さえるまでは、依頼者は我慢が必要になってきます。
 
では、不貞行為の証拠とは、何を指すのでしょう?
 
ラブホテルの利用や宿泊を伴う旅行、場合によってはカーセックスなど、明らかに肉体関係があると法律上認められるものが証拠になります。
 
それも、不貞行為を立証するために、一度きりの関係でなく、二度、三度と続く複数の関係性、そして、どのくらいの期間に不貞行為があったのかを、可能な限り証明する調査を行ないます。
 
要するに、慰謝料や財産分与、親権などを考えたとき、悪意のあった行為がどのくらいの頻度、期間で行なわれていたかを立証する上で、不貞行為の証拠が最も有効なのです。

 

浮気率ナンバー1の男性の職業

では、どんな生活環境、背景を持っている人の浮気率が高いのか。

私のもとに相談に訪れる女性依頼者の事例を分析すると、ターゲットとなる男性の職業に、ある一つのキーワードが浮かび上がってきます。
 
そのキーワードとは……、
「先生」です。
 
一概に「先生」といっても、世の中にはいろいろな先生がいます。

大学教授を含めた教員、医師、弁護士……。いずれも、世間一般では、「お堅くマジメな印象」がある人たちですが、実際には、浮気をしていることが多い職種でもあります。
 
この「先生」たちには、いくつかの共通点があります。

①社会的なステイタスを持っている
社会的なステイタスを得るために、学生時代に遊べなかった人が多いのが特徴として挙げられます。そのステイタスと引き替えに、ストレスを抱える生活環境に陥っていることから、浮気に走りやすいと考えられます。

②自由に使えるお金を持っている
浮気するにも、ある程度のお金が必要です。「先生」は、職業柄、比較的高収入なこともあり、浮気相手とのデートに使える自由なお金を持って、自由に動くことができます。

③女性のいる職場
つねに、まわりには女性がいる環境であることも共通点として挙げられます。必然的に「出会い」があるわけです。

④自由な時間がつくれる
配偶者に読み取られにくい時間をつくることができます。ある程度、「仕事」と理由をつけて、自由に動ける時間を持っていれば、仕事時間を浮気時間に充てることができます。

 

実録 先生同士の夜
 
ここで、教師の浮気事例を一つご紹介します。
それは、公立高校の男性教師の奥さんからの依頼でした。
 
調査を進めていくと、帰宅時に特定の女性と仲むつまじくデートする様子が何度か確認できたのですが、毎回のデートで必ず寄り道する場所がありました。
 
それは、浮気相手の女性の自宅。
 
お酒を飲んで気分が良くなった二人は、帰宅途中の道筋でも人目をはばからずに何度も抱擁を繰り返し、キスをします。
 
この二人の年齢を合わせれば、ゆうに100歳を超えるのに、その二人が女性宅に行き着くと、玄関の扉を閉めるとすぐに、女性のあえぎ声が外にまで聞こえてくるのです。
 
二人は、ほぼ毎夜、こうして日頃のストレスを快楽という手段で補っていたのでした。相手の女性も同じ学校の教師であることがわかるのに、そう時間はかかりませんでした。

医師や士業の先生とは状況が異なるにしても、世間では「聖職」と思われている教師でさえ、不倫に走ることは珍しくありません。

 

女性の浮気率が高い、あの職業

意外性という点から考えると、現在、浮気調査ターゲットの職業でダントツに多いのが「介護関係」です。

主に、女性が浮気をしているケースが多いのですが、男性の場合もあり、総合的に見て介護関連業の人は浮気・不倫に走る傾向が強いと実感しています。
 
浮気調査を実行するにあたって、私の会社で会議を行なう際にも、「あれ? この人も介護?」「あれ? この人も介護だ」と、同時に抱える案件の複数が介護関係ということも少なくありません。
 
これは、時代背景として、介護職に就く人が比較的多い時代になったことに加え、職場で受ける過剰なストレス、さらに、男女が共に働き、そのストレスを共有し合う人間関係といった、職場での環境が大きく影響していると考えられます。

日勤や夜勤、シフト制で動く彼らの強みは、配偶者に気がつかれにくい時間帯で密会ができる点です。
 
結果的に発覚までに時間がかかり、浮気相手との関係がますます深くなって、別居や離婚に進んでしまうケースも珍しくありません。
 
先生にせよ、介護関連業にせよ、社会の変化に伴い、ストレスの強い職業ほど、浮気する傾向が強いといえます。

 

「都市型の浮気」の特徴

浮気調査は、所変われば、やり方も変わってきます。
たとえば、都市部と地方では、対象者の浮気の仕方も調査の仕方も、大きく異なります。
 
都市に在住している調査対象者の場合だと、移動手段は、主に電車になります。

待ち合わせ場所は、駅のホーム。
曜日と時間は、金曜日の退社後。
 
行き先は居酒屋で軽く飲んで、その後コンビニに立ち寄り、飲み物を少々購入。そして、駅近くのラブホテルへ。
 
滞在は3時間程度の休憩で、宿泊はなし。深夜タクシーで帰宅。
これが、都市部での浮気対象者の標準的な行動例です。
 
その他、土曜日にスーツを着用して、あたかも休日出勤で会社に向かったように演じながら、出かけた先は浮気相手とデートというケースもあります。
 
実際に、土曜日の午前中、駅からラブホテル街の道筋を見ていると、駅方面からスーツ姿の男性とオシャレをしてきた女性のカップルを多く見かけます。
 
このように、都市部での浮気は、基本的に、移動は電車と徒歩がメインで、ラブホテルやシティホテルの利用が多いのが特徴です。
 
シティホテル利用時にデイユースを使うなど、サービスを知り尽くして利用する猛者もいます。これは、一見すると、それが浮気現場かどうかわからず、または、「浮気ではなかった」と言い逃れもできてしまう高度な利用方法でもあります。

 

都市部での浮気調査で困ること

都市部での浮気調査で困ることが、徒歩移動から幹線道路沿いでのタクシーの利用です。
 
これには、熟練の調査員も対応することの難しさから、車輌班との連携はもちろん、事前情報でタクシー利用の可能性がある場合は、つねにその対応ができるように頭の中に刻み込み、ターゲットがタクシーを止める様子が見受けられれば、ターゲットの前に出て、先にタクシーに乗ってしまうなどの荒技も、時として必要になります。
 
また、徒歩メインだからこそ生じる問題として、ホテル街や住宅街での長時間の張り込みを強いられるため、近隣住民や関係者から不審者扱いをされ、警察に通報されるケースがあります。
 
ただ、探偵業務を行なうためには、都道府県の公安委員会への届け出を義務づけられているため、通常の探偵であれば、身分を明かし正式な依頼を受けていると伝えれば、警察もそれ以上突っ込んできません。
 
意外に思われるかもしれませんが、虚偽の内容を話すよりも身分を明かすほうが、警察と良好な関係ができるのです。
 
痴漢や窃盗といった犯罪が起きているパトロール重点地域では、「不審者がいたら協力してほしい」と求められることすらあります。
 
都心部の調査で、最近、特に困難な調査がもう一つあります。
監視先のマンションの号室特定です。
 
セキュリティーがしっかりしているマンションは、住民以外は入ることができず、号室までは特定できません。
 
そこで重要になってくるのが、対象者がポストから郵送物を取り出す瞬間です。この一瞬は目を離すことができません。
 
なぜなら、集合ポストに名前が書いてあるとは限らないからです。
だから、上から何番目、左から何番目というように、一瞬で場所を記憶しなければなりません。取り出していたポストがわかれば、自宅特定となるわけです。
 
このように当たり前と思われる場面でも、少しの情報すらも見落とさないように、日々現場で奮闘しています。

 

街中に溶け込んだ一流調査員

余談ですが、私の仲間に、こんな一流調査員がいます。
それは、秋雨が降る寒い日の調査でした。その女性調査員は、住宅街の狭い路地にたたずみ、ターゲットが自宅から出てくるところを確認すべく張り込みをしていました。
 
すでに朝から5時間。足下から伝わる寒さから、雨をよけるために持つ傘すら重く、鈍い痛みが腕を襲っていたといいます。
 
そんなとき、張り込み場所の目の前にある戸建ての住宅から、中年の女性が彼女に声をかけてきました。
「朝から誰かを待ってるの? 雨の中、大変でしょう。うちの軒先で待っていたら」
と自宅の軒先を快く使わせてくれ、その上、「これ、食べなさい」とおにぎりと温かいお茶までごちそうになったのでした。

結果的に、ターゲットは夜まで現れなかったものの、この中年女性の気持ちがありがたかったとその調査員は感動していました。
 
実際に、調査員は生身の体で長時間、一カ所を集中して監視し、不測の事態に対応できるように静から動へ瞬時に切り替えなくてはなりません。
 
そして、それ以上に調査員に求められるのは、近隣住民に不審に思われないように街中に溶け込むことです。
 
この女性調査員は、中年女性から見たら、朝から彼の帰りを待つ、ひたむきに彼を信じる哀れな女性に見えたのかもしれません。
 
それでも、調査をやり遂げるには、まわりに対して演じる要素も必要です。
 
もし都会の住宅街に長時間たたずむ女性がいたら、それはもしかしたらその調査員かもしれません。

 

「地方型の浮気」の特徴

次に、地方都市の浮気の特徴を見てみましょう。
地方では、主に移動は車がメインになります。
 
一人一台の環境がある地方では、車で待ち合わせられる場所があらかじめ想定されます。特に多いのが、大型スーパーやパチンコ屋といった、昼夜停めておいても比較的影響が少ない場所です。
 
なぜなら、駐車場が広いため、近隣住民や知り合いに見かけられにくく、車を長時間置いておけるメリットがあるからです。
 

対象者は現場に到着すると、浮気相手の車に乗り換えて移動するケースがほとんどです。

その後は、食事をしてラブホテルに行くパターン、または、公園や山中、河川敷、田んぼのあぜ道といった、地方ならではの人目につかない場所での密会パターンがあります。

実際に調査を行なってみると、ほぼ車での移動になり、待ち合わせ場所や利用するホテルなどは、事前に想定しているとおりの動きが多いのも、地方の浮気の大きな特徴です。行動パターンが決まっているといえます。

 

地方での浮気調査で困ること

地方都市ならではの調査の難しさとしては、「カーセックス」が挙げられます。
車内の行為を証拠として収めるには、条件が重ならないと決定打として押さえられません。
 
たとえば、ワンボックスカーで後部座席に移られたり、その後部座席はスモークタイプの車内が見えないプライバシーウィンドウだったりすると困難を極めます。さらには、田んぼのあぜ道で周囲には何もなく近寄れない環境だったりするなど、さまざまな難関が待っています。
 
私自身が探偵を始めて間もない頃、ある地方都市での現場での出来事です。私が監視していたターゲットが愛人女性を車に乗せて、山中の広場に停めました。
 
夏だったため、ヒグラシが鳴く夕刻。少しずつ日が暮れていきます。
 
よく目を凝らしながら、その車を見ると、上下にユサユサと動いているではないですか!
 
すでに、この現場に入って一週間。なかなかチャンスがない中で、ついにカーセックスの現場に遭遇したのです。
 
しかし、まだ腕に自信がなく、暗視カメラや赤外線投光器といった機材も持ち合わせず、どうしたものかと思案しました。
 
しばらく考えた末、一つの答えが出ました。そして、もう一人の調査員とその答えを実行するべく行動に移しました。
 
まず、車内の二人からは確認できない死角から、ほふく前進で車に近づき、そして、イチ、ニのサンで一人は車内に向けてライトを照らし、もう一人はその車内の様子を撮影したのです。
 
見事に(?)、車内で行為に及んでいた男女の露わになった姿を撮影することに成功したのです。
 
その間、ほんの数秒。しかし、時が止まったかのように、双方身動きすることはありませんでした。
 
そして、ハッと我に返ったとき、山肌を転げるようにして駆け下りていました。
カーセックスの撮影は、想像以上に大変な仕事です。
 
探偵は、あくまでも依頼者から調査を請け負い、調査として撮影します。調査員は、こうした生々しさや緊張感、飛び交う蚊と闘いながら、証拠を入手しているのです。

 

地方にはアレがない

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地方都市ならではの調査の難しさとして、都市部での調査ではありえない悩みがあります。
 
夜間の明るさが乏しいという問題です。乏しいというような生易しいものではなく、暗いのひと言に尽きます。
 
都市部から移動し、実際に地方都市での調査に入ると、本当に車のライトがついているのかと目を疑うほど、暗いことがあります。
 
特に浮気相手の家に入る瞬間など、自宅を利用する調査の場合に暗さを痛感します。
 
都市部のように、つねに街灯や自販機、信号機といった明かりが地方都市には少なく、月明かりの中で行なう調査も珍しくありません。

暗さに対応するためには、不可視の赤外線投光器を使い、暗視カメラで撮影する方法が一番確実な撮影方法になります。
 
一流家電メーカーが出している通常の「赤外線ライト」は、ほんのり赤い色を放っています。高速を利用する際、料金所を通過するときにも赤外線を使って撮影をされているので、気になる人もいるのではないでしょうか。
 
そのほんのり赤い色を真っ暗闇で発していると、どうしても目立ちます。
 
そこで、光がない地方での浮気調査では、その赤い色が見えないLEDを使用した不可視タイプの赤外線投光器を使います。
 
裸眼ではまったく見えない暗さの中でも、不可視タイプの赤外線ライトと暗視カメラを使えば、ターゲットに気づかれることなく撮影ができるのです。

 

依頼者は、探偵にどんな情報を求めるのか?

探偵の仕事は、単刀直入にいえば「調べる」ことです。表に出てこない情報を手に入れるのが主な仕事です。

そのため、探偵には、さまざまな内容の調査が舞い込んできます。
たとえば、わかりやすいところだと、「夫の浮気相手が誰か?」です。

「その人は、どこに住んでいるのか?」
「家族はあるのか?」
「仕事は何をしているのか?」
「何を考えているのか?」
「これから、二人はどうしたいのか?」
 
などが挙げられます。
当事者でなくても見てわかるものもあれば、どうしても本人たちと対峙しないとわからない内容もあります。
 
氏名や住所は、対象者と浮気相手が密会していれば、その後二人が別れた後、浮気相手の尾行に切り替えることで、居住先の特定ができます。
 
そして、その居住先に掲げられているポストや表札名を見れば、名前もわかります。
 
さらに翌日、朝から張り込みをしていれば、出勤時の様子を確認し、その後、勤務先までの特定ができてしまいます。

一回の調査の中でわかることもあれば、数日かけてわかることもあります。
ただ、ここで重要なのが、その情報を手にして、「どう物事を解決したいのか?」にあります。
 
実は、最初は証拠の必要性を感じている人は少ないのです。
なぜなら、証拠がなくても相手と話はできますし、できれば、そんな証拠がなくてももめずに済む方法があると信じているし、そう思いたいのです。
 
しかし、心ない相手からの「証拠はあるのか? あるなら見せろ?」。
このひと言で、残念ながら証拠の必要性を感じる戦いに入っていくのです。
 
もちろん、探偵を必要とする人の中には、

「どんな状況なのか?」
「相手は誰なのか?」
「相手はどんな思いを持っているのか?」
「どうしてこのような状況になってしまったのか?」
 
など、さまざまな真実を知りたくて調査を求める人もいます。
また、最初から証拠の必要性を感じつつ、それを基に相手側の責任追及をしたい人がいます。
 
いわゆる慰謝料請求をしたい人は、最初から証拠の重要性を知っています。なぜなら、過去に同様の経験をして、証拠の有無によって天国を見た人もいれば、地獄を見た人もいるからです。
 
一度話し合い、示談に持ち込もうとすれば、相手側もこちらの意図を汲み、対策を講じてきます。その環境の中では、思うような証拠を得ることができず、結果として証拠が取れず、泣き寝入りする羽目になることすらあるのです。
 
だからこそ、こちらの動きを察知される前に、できる限り情報収集をして、確たる証拠をつかんでおく必要があるわけです。

 

探偵への依頼理由、10タイプ

私のもとには、ほぼ毎日、数件から数十件の浮気問題についての相談が入ってきます。

そこには、その人の過去からの思いや人間関係、お金が関わる内容など、さまざま50な問題が含まれます。
 
一概に浮気問題といっても、背景はそれぞれ大きな問題を抱えていることが多いのです。
 
ここでは、浮気調査の依頼理由の中からよくある13パターンを取り上げます。

①とにかく事実を知りたい人
多くの場合、パートナーの行動に不信感を募らせ、聞きたくても聞けない人、聞いてもきちんと答えてくれなかった人が事実を知るために調査を希望します。
 
その結果、事実をパートナーに突きつける人もいれば、事実を知った上で我慢してそのままの生活を続ける人もいるように、その後の行動は人それぞれです。

②何があってもやり直したい人
「浮気相手がいるのは、なんとなくわかっている。でも、どうして浮気に走ってしまったのかを知りたい。早く目を覚まさせて、元の家庭に戻したい」

そのような気持ちの人は、①と同様に、事実を知ることから始めようとします。

ただし、①と異なるのは、調査依頼の時点から別れる意思はまったくなく、あくまでも原因を突き止め、やり直すための対応策を検討する手段として調査を必要としている点です。

③「ほら、見たか」と、相手のウソや言い訳を覆したい人
再三の話し合いでも、事実を語ることをしなかったパートナーに対して、浮気の証拠をつかんでウソを暴き、謝罪をさせたいという人もいます。
 
このケースの場合、感情的になっていることが多く、パートナーに対して浮気調査で得た証拠を叩きつけたい衝動に駆られていますが、多くの場合、頭を冷やすことで、何のために浮気調査を必要とするかという原点に立ち返ることになります。

④子どものために、良い父(母)に戻ってほしいと願う人
すでに夫婦間において愛情はなく、嫉妬心などもない場合、唯一残されている気がかりな部分として、二人の間にできた子どもに対して親としてそばにいてほしいという気持ちがあります。

愛情や存在、経済的な理由などそれぞれですが、やはり子どもの生活環境・教育環境だけは崩さないであげたいという思いがあります。

⑤結婚する前に決断したい人
疑念を抱いたまま結婚をしたくない人の場合、浮気についてパートナーに何度も話し合いを持っているケースが多々あります。しかし、再三話し合っても埒が明かず、不安な気持ちのまま入籍する人も少なくありません。
 
そこで、婚約期間中に、パートナーの行動に不信感がある場合は、結婚という形をつくる前に決断するため、いわゆる「×」がつかないように浮気調査を希望します。

⑥離婚を迫られてきたときの防衛手段として証拠が必要と考えている人
浮気調査で得られた証拠は、なにも相手に事実を叩きつけるものではありません。配偶者が本当は浮気をしているのに、性格の不一致を理由に離婚を迫ってきたとき、そんなことは受け入れられないと突っぱねるための材料を用意しておこうとする人もいます。

または、依頼者自身も不倫をしていて、配偶者から慰謝料請求をされたときに、相殺するための武器を手に入れておこうと考えているケースもあります。

⑦すぐに別れたい、離婚をしたいと考えている人
すでに浮気の事実を知っている人の場合、別れることを前提に、有利な条件ですぐに離婚をしたいと希望する人が数多く見られます。今まで何度も浮気を繰り返された、話し合いをしても埒が明かなかったなど、改善される余地がない場合に、このケースに至ることが多いようです。
 
有利な離婚の条件として、親権の要求だったり、それに伴う養育費、または財産分与や借金の清算、場合によってはマンションや戸建ての名義変更などを考えている人が多いのが特徴です。

⑧配偶者に慰謝料請求をしたい人
不貞行為を理由にした離婚になる場合、やはり慰謝料請求をしたいと思う人は多くいます。それは、今まで費やしてきた愛情や時間、経済的な損失、そして裏切り行為への制裁といった意味合いで、ここでけじめをつけたいと考える人が多いからでしょう。
 
また、民事訴訟の場合、お金でしか目に見える解決ができないことも理由の一つです。

⑨浮気相手に慰謝料請求をしたい人
浮気相手だけは絶対に許せないという人は、最終的に金銭での解決に向かいます。
そのため、確たる証拠をつかんで、浮気相手の身元を調べて、慰謝料請求して……という流れを考える人が多くいます。
 
配偶者への慰謝料請求と異なるのが、ただ証拠写真を撮るだけではなく、慰謝料を円滑に支払ってもらうために、家族構成、勤務先など話し合いに有利な情報を事前に調べておくところです。
 
よって、浮気相手が慰謝料請求をされたときは、すでにすべて知り尽くされている可能性があるのです。

⑩数年後、または数十年後の離婚を考えている
浮気調査によって、事実はつかんですぐにでも別れたいと思っても、子育ての関係でその決断ができない、または、経済的な理由から自立できる環境になるまで今の生活をキープしておきたいと考えている人は、証拠を握った上でも事を動かそうとはしません。

「いつか離婚を……」と考え、用意周到に数年後、または数十年後の離婚を視野に入れ、手に職をつけたり、へそくりを貯めたりしているケースもあります。
 
私のもとに寄せられる相談の中だと、「子どもが成人をして自立したら、一緒に出て行くつもりです」という人が多いのには驚きます。
 
いかがでしたか?
 
特に夫婦間においては、それまで、さまざまなものを背負って生活をしてきた背景があります。財産や子育て、人間関係を含めて、それらを清算しようとする場合、どうしてもお金による解決が多くなります。

次の章では、年間1000件、16年に及ぶ探偵業に携わってきた私の経験から「浮気するタイプ」と「浮気されやすいタイプ」の両面をお伝えしていきます。

 

【目次~書籍紹介】

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『浮気がバレる男、バレない女』

 

はじめに

第1章 現代浮気事情、最前線
「通信技術」と「浮気」のディープな関係
激増する「出会い」の場
「ケータイゲーム」という新たな巣窟
元カレ、元カノとつながるSNS
浮気でFacebook を利用する人々
クローズドな関係につながるLINE 
LINE が絡んだ浮気事件簿
浮気発覚率も増加!?
女性の浮気が急増中!
探偵が考える「浮気」の定義 
不貞行為とは何か? 
浮気率ナンバー1の男性の職業
 実録 先生同士の夜 
女性の浮気率が高い、あの職業 
「都市型の浮気」の特徴 
都市部での浮気調査で困ること 
街中に溶け込んだ一流調査員 
「地方型の浮気」の特徴
地方での浮気調査で困ること 
地方にはアレがない 
依頼者は、探偵にどんな情報を求めるのか? 
探偵への依頼理由、10タイプ 

第2章浮気する人、される人
なぜ人は浮気をしてしまうのか? 
出会いがある限り、浮気はなくならない 
探偵だけが知っている「浮気」に走る原因 
マズローの「欲求階層説」で説く、浮気の深層心理 
浮気する人の2つのタイプ 
浮気が許される人
浮気する男の5つのタイプ 
 実録 出張先ごとの女
 実録 破産して初めて愛を知った夫婦
 実録 風俗に金を沈めたビルオーナー 
 実録 法律に縛られない恋
現代の女性が浮気をするようになったワケ 
浮気する女の7つのタイプ
 実録 浮気が本気になった女 
 実録 肉食女子の「都合のいい男」探し 
 実録 命をかけた浮気
 実録 ゲームの中で恋する女
 実録 お互い会釈する浮気カップルの謎
 実録 ダブル不倫カップル団地
 実録 女上司の誘惑 
舌の根の乾かぬうちに 
浮気を繰り返す人の2つの特徴
浮気される男の3つのタイプ
 実録 浮気された挙句、すべてを失った夫の敗因
 実録 不安で、妻のトイレに入る夫
なぜ女に浮気されてしまうのか? 
 実録 「信じているからね」の呪縛
 実録 嫉妬した分だけ離れていく
 実録 シロだったのに、疑い続けた夫の結末
 実録 相槌が浮気を引き起こす!?
 実録 頼りない夫が最後に下した結論 
 実録 ステキな強引さ、浮気される強引さ
浮気される女の3つのタイプ 
 実録 まる子の母は、浮気されやすい!?
浮気を繰り返される人の特徴

第3章浮気がバレない人の手口
探偵を手こずらせる強者たち
バレない人の時間術
スキマ時間に何をしているのか? 
強者がやっている愛の注ぎ方 
相手を丸め込む会話術 
証拠隠滅の手口 
不穏な動きをする相手への対応策 
浮気を疑われたときのひと言 
追及の手を緩ませる手口 
仕事ができる人ほどバレにくい!?
バレない人が最も注意していること
パートナーを攪乱させる言葉遣い
情報漏えい防止に使っているツール
SNS の落とし穴 
「完全犯罪的な浮気」はあるのか? 

第4章浮気を見抜く方法
浮気を見抜く4つのチェックポイント 
なぜ女のほうが、相手の浮気を見抜けるのか? 
五感の最強能力「視覚」で見抜く 
味の好みや体型に変化があったら、ご用心!
必殺フレーズを投げかけてココを見る 
香りの変化で見抜く 
あのひと言にピン! 
会話から浮気を見抜く3つのポイント 
会話中の手足の動きで見抜く 
カードの利用履歴は、情報の宝庫 
ケータイを見るべきか? 見ないべきか? 
浮気の証拠になるメール、ならないメール 
女が男のケータイを覗くとき 
男は女の変化に気づかない? 
男が女のケータイを見たくなる瞬間 
男は女の浮気を防げるか? 
浮気している女の行動変化はココに出る 
男が女の浮気を見破るための8つのポイント 

第5章浮気発覚後の対処法
浮気が発覚! そのとき、あなたならどうする? 
最終的にどのようにしたいのか? 
浮気がバレたときに、逆ギレは通用するか? 
浮気がバレたときに、まずやるべきこと 
「認めるところ」「認めないところ」の境界線 
「何を守るか」の優先順位をつける
相手を悪者扱いした分だけ、問題は拡大する
浮気された側の要求には応える 
話し合い後に油断した男 
暴力的な言葉や行動をとればとるほど、損をする 
浮気を発見したら、「◯◯」を意識する 
浮気問題に遭遇したら「日記を付けなければいけない」5つの理由 
すぐに「◯◯」したら失敗する 
問い詰める目的は何か? 
解決に失敗した人がやってしまったこと 
相手から真実を引き出す「北風と太陽」作戦 
「証拠」の効力 
話し合いに勝つための準備
シナリオ作成がパワーバランスを変える 
「有利に話を進める」ための会話術 
人生をかけた話し合い
浮気や離婚を踏みとどまらせる秘策 

おわりに