多くの女性を苦しめる、「自分自身の顔が嫌い」の呪い…内田裕士による、本物の「幸せな人生」を生みだすメイク教室とは?

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あなたは自分自身のことが好きですか?

とても悲しい話ですが、世の中には「自分のことが嫌いな人」も少なくありません。

特に女性であれば、「お肌やスタイルなどで気になってしまう部分があり、自分のことを好きになれない」という人がほとんどなのだそうです。

あなたは

・しわにシミ、そばかす自分のすっぴんが大嫌い!

・足のむくみ、太い二の腕、お腹まわりのぜい肉自分はステキ女子からかけ離れている

などと考え、自分を好きになれずにいないでしょうか。

「私は私のことが嫌い」という想いに囚われ続けていると、大切なあなたの人生が辛く苦しいものになってしまいます。

たった1度しかない人生。自分で自分を嫌い続けて不幸なものにしてしまうなんて、とってももったいないことです。では、どうしたら自分自身を好きになることができ、幸せな人生を送れるのでしょうか?

そのための解決策を、「自分の素顔が持つ魅力に気づき、自分自身を好きになる」という切り口で伝え、多くの支持を集めている人物がいます。一般女性向けのメイク教室「美塾」の創始者である内田裕士氏です。

内田氏は、銀座の百貨店で3年間化粧品売り場に立ち、幅広い年代の女性にメイク指導をしてきました。

そして、そこでの経験を活かし、一般女性を対象にしたメイク教室「美塾」を運営し始めたのです。

現代のメイクの技術は、ドラマや映画の撮影などを通して発展してきたという経緯があります。そのため、メイクにおいて常識とされているものは、「画面に映すため」という特殊な目的をもった環境の影響を色濃く受けており、日常生活ではそぐわないものも多いのだそうです。

そんな中、内田氏の「美塾」では、「一般の女性」を対象に「日常で行うナチュラルメイク」に特化して指導しています。そして、「変える、隠す、見せかける」という映像用のメイクとは異なった、その人の魅力を最大限に磨き上げるためのメイク法を伝えているのです。

「美塾」の運営をしてきた11年間で、氏は「自分の素顔が好きになれず悩んでいた女性が、数ヶ月の間で変化し、自分の素顔を心から愛せるようになった」姿を、何千人と見てきました。

そして、自分の素顔を好きになった女性たちはみな、

・誰が見てもステキな女性になり、

・生きがいで満ちた、充実した日々を送っている

といいます。

自分自身を好きになって幸せな人生を送るには、まず「自分の素顔を好きになる」ことが重要です。

「そんなことを言われても、自分の素顔を好きになるなんて無理!」

という女性もいることでしょう。

ご安心ください。

氏は、すべての女性が「自分の素顔を好きになり、誰から見てもステキな女性となって、生きがいのある充実した日々を過ごせる」と、メイク業界での14年間のキャリアを通して断言しています。

あなたは、自分自身を嫌い続けて生きていくことに、苦痛を覚えていませんか?

内田氏が伝授する「自分の素顔が好きになれる」方法を学ぶことで、コンプレックスや加齢による身体の変化で悩むことがなくなります。

そして、あなたは自分自身のことを心から愛せるようになり、氏のメイク教室で人生を変えた生徒たちのように、美しさと幸福な毎日を手に入れることができるのです。

さあ! 「豊かで幸せな人生」の扉を開くために、早速読み進めて行きましょう!

 

はじめに 
Part 1 あなたの「魅力」はあなたが一番わかっていない
01 3000人中2996人が間違っていた常識 
02 「できた! 」はある朝訪れる 
03 10点満点中、3・98点 
04 いつの間にか欠点を見る達人になっていた
05 魅力とはチャームポイントではない 
06 あなたの毛穴距離は何センチ?  
07 バーチャルとリアルのギャップを埋める

 

はじめに

突然ですが、自分の素顔に点数をつけるとしたら何点ですか?

もし70点を下回ったのであれば、ぜひ、この本を読んでいただきたいです。

なぜなら、その自己採点は間違いなく、誤った点数だからです。

自分の素顔の評価が70点以下だなんて、健全な状態とは言えません。

その状態のまま人生を続けるのはもったいなくてもったいなくて、アルデンテでバッチリゆであがった最高のパスタをじーっと、のびるまで食べずに見届けているくらいもったいないです。

好きな人と両想いだったことが発覚したのに、告白する勇気がなくて、だんだんと彼が他の女性に惹かれていくのをただただ見過ごしているくらいもったいないです!

行列のできるパンケーキ屋さんに2時間並んで、次が自分たちの番っていうところまで並んで、サッと帰るくらいもったいないです。

ただ、ほとんどの方が70点よりも低い数字をつける現状を、僕は知っています。
そして、その点数は生涯変わらないと思っているのです。

そして自分よりも高い点数の女性を見て羨ましいと思っているのです。
これも間違った考え方なのです。

・自分の素顔が好き

になることで自分に自信が持て、やがて、

・誰が見てもステキな女性
・生きがいがあって日々が充実している

この2つが手に入ります。これは女性の外見と内面の関係を表した、カンタンな未来方程式です。この3つが揃った女性の人生はとんでもないです。とんでもなく美しいです。見ていてうっとりしますし、その人自身の心がとってもとっても満たされています。

朝起きて、「今日も自分だ」という理由だけで、ふと涙が出る人生。

洗面所の鏡の前に立ち、自分の顔を触れながら、愛おしさが溢れてくる……。

別に大自然というわけでもない、よく歩く家の近くのいつもの景色をしみじみ美しいと感じられる……。

そんな人生を実際に生きている人がいます。

「今日も私だから幸せ」という人生があるんです。それもどんな顔の人にでもそんな人生が訪れるんです。もちろん、あなたにもです。

僕はすべての女性が自分の素顔を好きになれるし、誰が見てもステキな人になれると思っています。

そう言えるだけの理由も見つけましたし、そう言えるだけの実績ができました。僕は、銀座の百貨店の化粧品売り場に3年立たせていただき、そこから一般の女性を対象にした日常のナチュラルメイクを専門にお伝えする美塾という教室を11年運営してきました。これまでに、5518名の方がメイクを習いに来てくださいました。メイクの世界に入って、14年が経ちます。

僕は、僕の目の前で、自分の素顔が好きじゃなくて誰が見てもステキとは言えなかった(正確には本人がそう自分を評価していた)人が、数ヶ月で自分の素顔が好きになり、誰が見てもステキな人になっていくのを何千人も見てきたのです。

正直、女優さんやモデルさんみたいなお仕事をしている人じゃないのでしたら、そこまで来たらもう外見は十分なんじゃないかと思います。

なにも、別に、ビッシリ生えた15ミリのまつ毛にならなくていい。はっきりとした二重まぶたにならなくていい。色ムラのまったくない透明感のある白い肌にならなくてもいい。誰よりも小さな顔になんてならなくていい。Gカップにならなくていい。二の腕なんてどうでもいい。

そういうのは、もう目指さなくていいんです。

そんなことを目指さなくても、僕はすべての女性が自分の素顔が好きになれるし、誰が見てもステキな人になれると思っています。そしてすべての女性は幸せで生きがいのある人生を生きられます。そう言い切れるだけの理由もあります。そしてそういう人だらけの世界で生きていきたいんです。だからこの本も、その実現のために書いたのです。

この本を読んだ後、あなたは自分の持って生まれたコンプレックスと、加齢による身体の変化に悩んだり苦しんだり嘆くことがなくなり、さらにその未来には、自分を好きになり誰からもステキな人と思われて、生きがいのある幸せな人生が広がっていることでしょう。

そして特にこの3つの中でも「自分の素顔が好き」になることが、他の2つにも効力を発揮する大切な大切なキーになるのです。

しかも、

・誰が見てもステキな女性
・生きがいがあって日々が充実している

実はこの2つが揃っていても「自分の素顔が好き」が手に入っていないと、女性は本当の意味での幸せを得ることは難しいこともわかってきました。

本を読むだけで、自分の素顔が好きになんてなれるのか? そう思うかもしれません。

他の誰でもない、あなた自身がこの本を読んで試してみませんか?

内田裕士

 

Part 1
あなたの「魅力」はあなたが一番わかっていない

01
3 0 0 0 人中2 9 9 6 人が間違っていた常識

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初めに、3000人中2996人が間違っていたという話をしたいと思います。

唐突ですが、ペットボトルの炭酸水や炭酸飲料(コーラやスプライトなど)を飲んだとき、あなたはどうしますか?

一気に全部は飲めないですから、一旦ふたを締めますよね?

そのキャップはなるべく炭酸が抜けないように、きつめに締めませんか?

「きゅっ!」って。

そしてまた飲もうとするときに、当然ふたを開けますよね。

開けると「ぷしゅっ!」ってなりますよね?

そのぷしゅっ!って音を聞いて

「きつく締めたから炭酸が抜けるのがこれくらいで済んだ」

ってなんとなく思っていませんでした?

あれ、実はですね、

ふたを締めないほうが炭酸は抜けないんです。

ビックリじゃないですか?

ご存じでしたか?

疑いもせず何十年も、何百本も、

ふたを「きゅっ!」って締め続けていませんでした?

昨年1年間、講演のたびにご来場のみなさんに質問したんですけど、今まで3000人くらいにお聞きしましたがご存じの方は4人でした。

つまり2996人は間違っていたんです。

誰と相談するわけでもなく、かといって1回でも

「あれ? これってふたを締めなかったらどうなるんだろう?」

と試したこともなく、何年も何十年も、何百本も、それも僕たちだけでなく、全国で約3000分の2996の確率くらいの人たちが、炭酸を飲むたびに、ふたを「きゅっ!」って締めていたんです。そしてより豊かな炭酸ライフを送るチャンスを逃していたんです。

なにを伝えたいのかと言うと

「絶対こういうもんだろう」

とイメージをして、ほとんどの人が思い込んでいること、信じていることや常識の中に、間違っているものもある。常識とは案外アテにならないということです。

さらにはその決め付けが、あなたを幸せや豊かにしているどころか、むしろあなたの幸せや豊かさに対して、足かせになっているかもしれないのです。

美容やメイクは、特にその「絶対こういうもんだろう」と思って、ほとんどの人が疑いもせずやっているんだけど、実はそれが足かせになっている……ということのオンパレードです。

僕はその思い込みの足かせを1人でも多くの女性に外してもらい、幸せに豊かに生きてもらいたい。

僕の目の前で、数え切れないほどの女性が実際にその幸せや豊かさを手にしています。そんな彼女たちを見れば見るほど強く深くそう思うのです。

ナゾはもう解けているのです。意外とスタンダードが間違っていることがあるのです。スタンダードを堂々と疑いましょう。

これから先、思い込みで間違っている常識には「シュワシュワしていますよ!」って言うことにしますのでよろしくお願いします。

シュワシュワ。

Point
スタンダードを疑おう

 

0 2
「できた! 」はある朝訪れる

これからいろいろな新しい考え方や技術をお伝えしていきますが、その前に、こちらをお伝えさせていただきます。

私たちの人生をより豊かにしてくれる新しい考え方や技術には、

・すぐにできること
・すぐにはできないこと

があります。

たとえば、先ほどお伝えをした炭酸飲料のふた。こちらは、「すぐにできること」だと思います。ですからこの本を読んだ後、すぐに取り組むことができ、しかもすぐにその恩恵を受け取ることができます。よりシュワシュワできちゃいます。

一方で、すぐにできないこともありませんか?

たとえば補助輪なしの自転車。自転車って誰かに教えてもらって、その教えの通りにやったらすぐに乗れるようになったって経験のある方いらっしゃいます? 多分いらっしゃらないですよね?

ほとんど全員が誰かから教わりながらも、何回も何回もチャレンジして、あるとき「あ!」っと感覚をつかみ、乗れるようになったんですよね。自転車に限らず、

子どもの頃って、すぐにできないものほど
「うわ! できない♪」って思って
夢中になって取り組みませんでした?

自転車、なわとび、鉄棒、竹馬、壁あて、ローラースケート、ゴムとび……。

大人になってから、すぐにできなかったけど、それでも続けたからできるようになったことっていくつありますか?

もしかしたら大人になってからというもの、ほとんどのことをすぐできなかったら【難しいフォルダ】に入れて、もう取り組まないようにしていませんか?

ぜひとも、大人になった今こそ、すぐにできないものほど夢中になって取り組んで、ものにしていただきたいと思います。

本当に大切なつかみは、この本を読んでいるときに訪れるのではありません。

自転車やなわとびや鉄棒のように、ある朝お顔を触っているときや鏡で自分のお顔を眺めているときにワッと訪れるのです。

Point
「うわ!  できない♪ 」を喜んでやり続けよう!

 

03
10点満点中、3、98点

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3、98

こちらは、ある短大で実際に僕が取らせていただいたアンケートの結果です。

「自分の外見の自己評価は10点満点中何点ですか?」

という問いに対する答えの平均です。

8人/80人

こちらは、ある女子中学の2年生に対して、実際に僕が取らせていただいたアンケートの結果です。

「自分の外見に関してどう思っていますか?」

という問いに対する答えに、80人の内、実に8人が「整形をしたい」と回答しました。

どうしてまだ18年しか生きていない女の子の、自己評価の平均点が4点を切ってしまうのでしょうか?

どうしてまだ14年しか生きていない女の子の、実に10%もの子たちがそんなにも自己否定をするようになってしまったのでしょうか? これはとても悲しいことではないでしょうか?

でもあなたは思うはずです。

「その子たちの気持ち、わかる」

って。

そう、ほとんどの女性にはこの子たちの気持ちがわかる要素があると思います。

仮に「自分の顔が好き!」という方も、こういう気持ちの子たちが数多くいることにあまり疑問を感じないのではないでしょうか? あるいはあなたも、自分の顔がキライか、トータルではキライではないけど、部分的にイヤなところがあったりしませんか?

なぜか、

「ほとんどの女性は自分の素顔は好きではない」

という常識があるような気がしませんか?

事実、多くの女性が自分の素顔は好きではないと言います。また自分の素顔が好きという方も、自分が本来持つ魅力をそのまま受け入れている方は非常に少ないのです。

これこそまさしく、女性全員(特に日本人女性)で「絶対こういうもんだろう」と決め付けている中で、最も女性の幸せを奪っている誤った思い込みなのです。シュワシュワしちゃっているわけです。

ではどうしてそんな、ほとんどの人が幸せになれない思い込みが生まれたのでしょう?

その元凶がわかりました。それは……

メイクなんです。

メイクが犯人なんです。

メイクの定義に問題があるんです。

メイクとはなにをするものだと思っていますか?

「欠点や改善すべき点を隠したり変えたりしてくれるもの」

だと思っていませんか?

女性はメイクをしたい!とか、しようかな?と思い始めたときから、自分の顔の欠点や改善すべき点に興味が湧くのではないでしょうか?

そしてメイクというものは女性にとって、毎朝、自分の顔の欠点や改善すべき点(もっと言えばあなたが勝手にそう思っているあなたの特徴)を隠したり変えたりする朝の習慣になっていくのです。

毎朝、自分の隠したり変えたいと思っている特徴に目を向け、実際に隠したり変えたりする朝の習慣。

そんな朝の習慣を持つ人が、
自分のことを好きになれそうですか?

あるいは自分に自信が持てそうですか? 難しそうですよね?

これは僕の心理学の師、衛藤信之先生から教えていただいたのですが、

「人は欠けているものに興味を持つ」

という特性があるようで、たとえばキレイな円と一部欠けている円があったら、一部欠けている円に目がいきませんか?

そんなふうに人間のもともとの特性上においても陥りやすい感覚なのです。

ではどうしたらいいのでしょうか?

「メイクの定義を変えればいい」ということなのです。

メイクは

欠点を隠し理想の姿に変えるもの

ではありません。

メイクは

特徴を活かし魅力として磨くもの

なのです。

毎朝、自分の魅力に目を向け、それを活かし磨きをかけるような朝の習慣がある人はこれから1年後、5年後、どうなっていきそうですか?

先ほどの、欠点にフォーカスをする習慣がある方と比べてみると、想像するだけでいい未来が訪れそうですよね。私たちは最初のボタンの掛け違いに気付くべきだったのです。

自分の顔がどんどん好きになっていく、そんな朝の習慣をぜひ身につけてください。

Point
メイクは特徴を活かし魅力として磨くもの。
定義そのものを変えることから始めてみよう

 

0 4
いつの間にか欠点を見る達人になっていた

「特徴を活かし魅力として磨くようにメイクをしよう!」

といつもお伝えをしていますが、そう言われると

「でもうっちー! そんなふうに言うのはカンタンだけど、
実際には女性はそんなふうにいかないものですよ。

私だって、自分の魅力なんてなかなか見れないですし。
先生のおっしゃることは所詮キレイゴトじゃないですか?」

とご指摘くださる方もいらっしゃいます。

ではそのように考える方は、つい鏡でなにを見てしまうのでしょう?

それは、

「目が腫れぼったい、眉が左右非対称、まつ毛が短い」

といったコンプレックスか、

「顔がくすんでいる、シミが気になる、しわが気になる」

といった加齢による変化、

なのではないでしょうか?

いずれにしても、お顔を見るとつい、欠点(だとあなたが捉えた箇所や特徴)に目がいってしまうのです。

急な質問ですが、あなたの好きな食べ物はなんですか? たとえば好きな食べ物のお店って、どこでもすぐに見つけられませんか?

僕はラーメンが大好きなので、ラーメンのお店ってすぐ見つけられるし、どの街にも大体1軒はお気に入りのラーメン屋さんってあるんですよ。

初めて訪れた街でも検索して、その情報や、店構えからなんとなくここ美味しそうだなって思ったらそんなに外しません。

ですが、もし誰かに

「今から美味しいケーキ屋さんを探してください」

って言われたら戸惑いますね。

そもそもケーキ屋さんを探したことがありません。ネットで検索しても、その店が美味しいかどうか、どのようにつきとめていいかわかりません。

見つけたお店も、店内で食べられるお店なのか、お持ち帰りだけなのか、どんなふうに見て判断すればいいかがわかりません。そもそも「お持ち帰り」という言葉がケーキ業界でも一般的なのかもわかりません。

僕はこれまでの人生でラーメン屋さんを探すことにかけてはたくさん経験をしたので、スゴく上手くなっただけで、ケーキ屋さんを探すことは今でも初心者です。

あなたにとっても、探すのが得意なほど好きな食べ物と、探すのに戸惑ってしまうほどそんなに興味がない食べ物がありますよね?

では、僕はこれからもケーキ屋さんを探すことはできないのでしょうか? もう手遅れなのでしょうか? どうしたら僕はケーキ屋さんを探すことができるようになると思いますか?

それは、ケーキに興味を持って、調べる回数を増やすことから始まりますよね。

1年で100回中100回ラーメンのことを調べていたのを、100回中30回でもケーキのことを調べたら、最初は苦手でお店選びに苦戦したとしても、何度かミスをして美味しくないお店を選んでしまいながらも、1年後、3年後、10年後……、少しずつ変わっていきそうですよね。

僕にとって、ラーメン屋さんが欠点、ケーキ屋さんが魅力だとしたらいかがでしょう?

僕は教室でこうお伝えをしています。

「あなたはいつからか欠点に興味を持ち、そういう見方を始めて、その見方がかなり上手くなった状態です。あなたはたくさんの修業を積み、自分の欠点を見る達人になったのです」

ショックじゃないですか!?

あなたは年月をかけてたくさん練習と本番を積み重ね、晴れて「欠点を見る達人」となったのです。

さらにもう少し、具体的な例をあげて言うと、欠点の筆頭の1つとしてよくあげられるのがシミです。

僕はシミを気にしている方にこうお伝えします。

「シミのことばかり気にしているんですよね。シミのことばかり見てきたんですよね。そのシミさえなければいいと思っているのですよね。

ということはつまり、シミの隣のキレイなお肌には無関心なんですよね。可哀想ですね。シミが目立つということは、その周りのお肌がキレイだからですよね。その隣のクリアな肌にも同じように関心を持ってください」

いかがですか? シミが気になるということは、シミの周りに、シミよりも遥かに広い面積のクリアなお肌があるということではないでしょうか? そこには目がいかないのです。

後の項でも改めてお伝えしますが、これはあくまで言葉の言い回しで、シミの隣のお肌がキレイで、シミ自体はやはりキレイではないということではありませんし、それを伝えたいのでもありません。

ただこの言葉で、今まで見えてこなかったものが初めて見えたという方も、たくさんいらっしゃいます。

こういう方もいらっしゃいました。ある日、メイクセミナー中に1人のゲストにモデルになっていただき、ステージでメイクのデモンストレーションを行うことになりました。

モデルになっていただく方にステージに上がっていただき、僕は会場のみなさまにこう質問をしました。

「この方の魅力ってどんな魅力ですか?」

すると会場から

「カッコいい!」「キリッとした魅力!」「目ヂカラ!」「クールビューティー!」

という声があがりました。

「オッケーです! では、僕が今から彼女の、カッコよくてキリッとしたクールビューティーなところを、この目を主役にしてメイクでもっと引き立てますね!!」

と僕がこれからするメイクの方向性をお伝えすると、会場中が期待で一段と盛り上がります。

僕は続けます。

「今、みなさん、モデルさんの魅力が今よりもっとアップする、モデルさんが今よりもっと美しくなることが容易に想像できませんでした? 上手くいきそうな気しかしませんよね?」

会場は

「え? もちろん! そりゃそうよねぇ。当たり前じゃんねぇ」

というような戸惑った空気になります。

そこに僕はこう切り返します。

「このままメイクといきたいところですが、ここでちょっとモデルさんにお顔の悩みを聞いてみたいと思います。あなたのお顔のお悩みを教えていただけないでしょうか? 日頃どんなことを気にしてメイクをなさっているのですか?」

とお聞きするとモデルさんは、

「私はこの頬にある影みたいなものがとても気になっているんです。これのせいで顔が怖く見えたり、疲れて見えるんじゃないかと思って、少しでもそれが目立たなくなればと思ってメイクで明るく見えるようにメイクをしています」

と答えました。かなり深刻な悩みなようで彼女の表情も曇り、さっきまでの明るい空気が一瞬にして不安に包まれたように感じられました。

ここで改めて僕は会場にこう投げかけました。

「ね? なんのこと言ってるのか、
訳わかんないですよね?」

この僕の答えに、一瞬の沈黙の後、会場中が安心したかのような爆笑に包まれました。

そう、たしかに彼女の言っていることは訳がわからなく、頬の影というのも、どれのことを言っているのかわからないのです。ただ、彼女の悩みがとても深刻に感じたから、みんなも深刻な雰囲気になっただけなのです。

僕は続けます。

「彼女が言っているお顔の悩みはまったく訳がわかりませんよね。頬に影みたいなものってどれのこと言っているかわからないですし、そもそもクールビューティーな彼女をメイクで明るくするのは要注意なのです。彼女の魅力からしたら逆効果なんです。現に今のメイクの最も改善すべき点は、この不必要に明るいファンデーションです」

「これまでの多くの美容家さんは、この彼女のお悩みに最善を尽くしました。もしここが百貨店のお化粧品売り場で、彼女が同じように悩みを打ち明けたとして、そのときに僕が

『なんのこと言っているのか、訳わかんないです』

と言ったら、百貨店全体を巻き込む大クレームへと発展しかねません。

ですから美容部員の方たちは彼女と同じ目線で、同じく深刻なような顔をして、ゆっくりとしたテンポで深く、深く頷き、

『はい、はい、はい。そうなのですね。お気持ち伝わりました。もう大丈夫ですよ。お客さまのお悩みである頬の影のようにお感じの部分が改善し、今よりもっと全体が明るくなるよう、全力でサポートさせていただきますね』

と答えてきたのです。もちろんそれも素晴らしい愛だと思うんです。

でもね、改めてみなさまに対してお聞きしたいのですが、僕が彼女に対して、その頬の影が気にならなくなり、今より明るくなるようなメイクをしていくのと、それとも、先ほどお伝えしたように、彼女が本来持つクールビューティーな魅力をさらに引き立てるために影を足していくようなメイクをしていくのと、一体どちらが、彼女をもっと美しくしていきそうでしょうか?」

(もちろん百貨店での接客すべてがそうとは思いません。あくまでも比較の事例として取り上げさせていただきました。ただし1対1の美容相談はそういった客観的な魅力を本人がなかなか捉えられないところが一番の課題で、百貨店の接客の大半が1対1でのやりとりなので、このようなズレが起こりやすいのだと思います)

この質問で会場のみなさまもモデルさんも、僕の伝えたかったことを理解してくださったようで、また空気が変わりました。

彼女はこの後メイクによって、一段とカッコいいクールビューティーな女性へと変貌を遂げ、会場からは割れんばかりの歓声があがりました。

もし、あなたがステージに上がったとして、隣で僕が

「この方の魅力ってどんな魅力ですか?」

と聞いたら、会場のみなさまからなんて言ってもらえそうか、あなたは想像できますか?

そして、その言ってもらえる言葉のように、さらにその魅力が引き立つように、日々メイクをしているでしょうか?

他にもこんな方がいらっしゃいました。目の下のクマをとても気にされている方でした。20人くらいでメイクレッスンをして、当然その方にも同じようにメイクをご指導したところ、あまりクマが改善していないと感じたようで、レッスン終了後に僕のところへ質問をしにきました。

「あのぅ、このクマが気になるんですけど……」

僕はこう答えました。

「あぁ、それはクマではなくて日陰ですよ」

彼女は口をあんぐり開けてしばし放心状態。そんな彼女の顔を指差しながら、こう続けました。

「ここに涙袋がありますよね。これが結構ふくらんでいますよね。ふくらんでいるってことはその下は陰になりますよね。光は基本的に上から来ているわけですから。

たとえば木陰って言うじゃないですか。木の下には当然、陰がありますよね? ですからそこは多少暗くなってもらわないと物理的におかしくなります。木の下には陰がなきゃおかしいですもんね」

彼女の悩みはこのとき、一瞬にして解決したそうです。今では自分がいかにバカバカしく、取るに足らないことにたくさんの時間と労力を費やし、そして悩み続けていたのか、笑い飛ばしながら語ってくれます。こういった例は数えきれないほどあります。

こういう方もいらっしゃいました。メイクセミナーが終わって懇親会をしているときに、笑顔をこわばらせながらこう質問をしてきました。

「先生のお話、とっても感銘を受けました。欠点を気にするのを止めるということで、本当にそうだなぁって思えたんです。

それでですね、私は毎日のように母親から『そのほうれい線をどうにかしなさい』と言われるのですが、それも気にしないでいい、ということなのでしょうか……?」

僕はこう答えました。

「自分の次に、自分の魅力がわかっていないのが親子なんですね。ですのでそんなとんちんかんなこと言ってくるんです」

(正確には、潜在的には魅力もわかっているんだけど、親心ゆえに心配しすぎて上手に表現できず、改善案だけを言ってきてしまうんです)

彼女は鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をして「ほろっ!?とんちんかん?」と言いました。

僕は続けます。

「そんなのまったく気にならないです。ほうれい線なんて気にするの、もう止めたほうがいいです。お母さんはあなたのことが好きすぎて、幸せになってほしすぎて、心配で心配で、なにか役に立ちたくて、そんなとんちんかんなことを言い出すんです。

なにを言われてもその言葉の源泉になっている愛だけを『愛してくれてるんだなぁ。ありがたいなぁ』と受け止めて、アドバイスは完全に無視してください。

お母さんってあなたがもっとキレイになるという観点に関してはド素人ですから。ほうれい線なんて人類全員ありますから。

そんなことより、あなたのその透明感のある穏やかな魅力に興味を持ちましょう。透明感のある方ほどほうれい線に悩まれている方は多いですよ」

彼女は僕との会話でふっと気持ちが軽くなったようで、にこやかなお顔で会場を後にしていきました。

よほどスタイリストであるとか、イメージコンサルタントであるとか、読者モデルであるとか、もちろん一般の方でも、とても美意識の高いお母様でしたら話は別かもしれませんが、ほとんどのお母様は、あなたの美に関してド素人です。しかもあなたの次に盲目的。そのくせ、あなたに対して最も影響力のある発言者の1人なのです。

逆もしかりで、あなたはお母様や娘さんにとってあなたが思っている以上に影響力のある発言者です。ですから近い人への助言ほど気をつけてくださいね。軽はずみな一言が大切な人の輝きを奪っているかもしれないのです。

だからと言って、ただアドバイスがダメで、褒めればいいとは限りません。1つ言えることは、「近い人ほど誠心誠意、本気で伝える。なんて言ったか覚えておく」ことなんだと思います。

「お母さん! その髪型カリフラワーなんだけど!」とか「あんたはお父さんに似ちゃってガリガリ君みたいな顔よね〜」など、軽々しく否定的な発言が最もよくないことだと思います。

正しいアドバイスより、
相手が幸せになる声かけを心がけましょう。

特にあなたが感じる相手の魅力を、
ぜひ積極的に伝えてあげてください。

これらはほんの一例で、他にも語り尽くせないほどこういった問答を毎日毎日繰り返しております。そしてこのようなヒントをたくさん投げかけることで、彼女たちはやっと少しずつご自身の持つ魅力にアクセスできるようになっていきます。

ただ彼女たちは僕との会話によって、思いがけないヒントを得ていますから、魅力へのアクセスは早まっていきますが、自分1人で魅力を見ることは、最初なかなかできないことのほうが多いです。見ようとしても、欠点フォーカスは手ごわいです。なんせ年季が入ってますから。シュワシュワです。

ですから意識的に、

魅力は「わざわざ」見に行く

ところから始めてほしいのです。

なんなら鏡の端に油性ペンで書いてほしいくらいです。

「魅力はわざわざ見に行くもの」って。

そしてそれを意識的に続け、いつしか、「欠点を見る力量」を「魅力を見る力量」が上回る日が来たとき、鏡を見るときについ魅力に目が行ってしまうあなたになっているのです。魅力は見えてくるものではないのです。魅力はわざわざ見に行くものなのです。

Point
魅力はわざわざ見に行くもの

 

0 5
魅力とはチャームポイントではない

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「つまり、気になることや欠点に目を向けることは止めて、そこは放っておいて、いいところに目を向けようということなのですね」

という質問をいただくことがあります。

前項ではそのようなことをお伝えしましたよね。

実は、正確にはそうではありません。箇所ごと、パーツごとの話ではないのです。

こんな生徒様がいらっしゃいました。その方はシミを気にしていらっしゃいました。美塾のメイク教室では1回目の授業でベースメイクをレッスンするのですが、そこではシミをカバーしません。そもそもシミに焦点を当てた話自体がありません。ですのでベースメイクが仕上がっても、当然シミはそのまんまです。

授業が終わった後、生徒様が質問をしてきました。

「私、このシミが気になるんですけど、カバーしてもいいですか?」

僕はこう答えました。

「気になるかもしれませんが、通っているうちはこれでやってみてください。卒業して、それでもカバーしたかったらいくらでもカバーしていいですよ」

後で聞いた話ですが、彼女は最初どうしても受け入れられず、美塾にいらっしゃる日以外は、カバーをしていたそうです。

ですが同期のみなさまとの絆も深まり、回を重ねるごとに授業の内容に対しても理解が深まり、さらにはカバーをしないメイクのほうが明らかに評判がよいこともあって、カバーをしない自分を受け入れられるようになり、いつしかカバーをしないメイクのほうが当たり前になっていきました。

そんな彼女が中級の3回目(ちゃっかり進級しています)で教室に来るなり、興奮しながら僕に駆け寄ってきてこう言ったのです。

「うっちー! 聞いてください! 私こないだファンデーションがなくなったので、お店に買いに行ったんです。そうしたら美容部員さんに『お色の確認しましょうか?』と言われたので、席に座ってつけてもらったんですね。そしたらその美容部員さんが、真っ先に私のシミをカバーするようにファンデを塗り始めたんです。そのとき私、とっさに『止めて! 私を隠さないで!』って思ったんです。それでそんな自分にハッとしたんです。あんなにカバーしたかったシミをカバーされたときに『イヤ!』って思ったんですよ! 私、変わったんですね……」

僕は彼女の言葉を聞き、彼女の表情を見て、感動で鳥肌が立ちました。こんなふうに女性が自らの価値観を変えていけるんだということを確信した瞬間でもありました。

ありのままのすべてを魅力として捉えることができたとき、とんでもなく美しく、喜びに溢れた人生が広がっているのだと感じました。

別のクラスにこういう方もいらっしゃいました。同じくシミを気にされていた方のお話です。

「先生、おっしゃりたいことはわかるんですが、どうしてもシミが気になるんです」

そこで担当の仙台美塾講師、佐佐木順子がこう質問をしました。

「そのシミはあなたの人生でできたもの、あなたの人生の軌跡ですよね。どうしてそのシミができたのでしょうね」

その質問にハッとしたようにその生徒様が答えました。

「そうでした。このシミは息子の野球の応援でできたんだと思います。あの頃は来る日も来る日も息子の野球の応援に明け暮れ、週末は必ず夏の炎天下の中でも、外にずっといて息子の応援やお手伝いをしていました。

このシミを否定することは、息子との日々を否定することになりますね。そんなの息子に悪いし、なによりあのとき、息子を応援することを選んだ自分に申し訳がないですね。

このシミは、私の人生にとって欠かすことのできないものなんだとわかりました。ありがとうございます」

いつか、自分のありのまますべてを
魅力と捉えられる日が来ます。

そう思えた人の人生は、いつまでも豊かなようです。

Point
魅力も欠点も同じ

 

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あなたの毛穴距離は何センチ?

ところで、自分の毛穴って気になりますか?

毛穴はシミと同じく、欠点の筆頭の1つとしてよくあげられます。
あなたにとっても、自分の素顔が好きになれない理由の1つかもしれません。

そこで質問ですが、あなたの毛穴は、どのくらい近づけば見えるかご存じですか?だいたい80〜120㎝です。つまりかなり近づかないと見えないのです。

120㎝というと人間関係ができた人でないと近づけないくらい近いです。試しにお友達の120㎝以内に入ってみてください。お友達でもドキドキします。

初対面でいきなり120㎝に近づくことはできません。いきなり地面から生えてくるわけにはいきませんから、当たり前ですが120㎝に近づくためには10m、5m、3m、と段階を踏んでやっと120㎝までたどり着けるのです。

そして、120㎝まで近づく頃には(もっと前の段階で)あなたの外見に対する評価は終わっています。

ちなみに毛穴は凹凸なので、凹凸をファンデーションやコンシーラーでカバーしようと思うと、かなりの量を塗らないとカバーできません。そして必然的に厚塗りになります。

ちなみに厚塗りメイクは10m離れてもわかります。

「お! めっちゃ濃いメイクの人いるな~

となります。

120㎝以内で得しようとして10m圏内で損をしてしまっているのです。

相手の評価は10mくらいから(あるいはもっと遠くから)始まり、120㎝に来る前に終わっているわけですから、最も好印象を持たれたい距離感で損をすることになってしまいます。厚塗りメイクが好きな人はいません。厚塗りメイクの人にはやけに気を使います。

毛穴を気にするの、もう止めませんか?

意味がないです。そんなことが人の美しさではないのです。
あなたが素敵だなーと思う、身近な人を思い浮かべてみてください。

その方の毛穴って思い出せますか? その方が毛穴が目立たずとってもキレイだって言える確証ありますか? そして、だから素敵だと思うのですか? その方を素敵だと思う理由って他にありませんか?

「私、人の毛穴も見ますし、気になりますよ」

という方もいらっしゃるかと思います。そう思う方は、

生き方変えませんか?

人と自分の毛穴を気にして生きてても幸せになれませんよ。

もっと言わせてもらうと、

毛穴のこと、ロクに知りもしないで欠点扱いするの、止めてもらえませんか?

僕は「毛穴さん」って呼んでいますし、とても尊敬していますし、感謝してもしきれません。毛穴さんは自分のこと語ったりするタイプじゃないんで、自分が語らせていただきますが、毛穴さんのことナメてもらっちゃ困ります。

毛穴さんがなにしているか、知ってますか?

毛穴さんは、たくさんのお仕事を24時間365日、一切休むことなく、あなたの指示を仰ぐことなく、ミスをすることもなく、ず―っと働いてくれています。

あなたのために。

「立毛筋」という筋肉があり、寒くなると立毛筋が毛穴を引き締めて、身体全体の産毛を立て、体温を維持します。

私たちが恒温動物として、これだけ寒暖差のある日本でほとんど毛がないまま生きていけるのは毛穴さんのおかげなんです。さらには暖かくなると立毛筋を緩めて、汗をかきます。汗には老廃物が含まれています。つまり排泄作用もあるということになります。

そして汗は、別の通り道である皮脂腺から出てくる皮脂とお肌の表面で外気に触れることで、界面活性剤なしで乳化します。そこでできた天然の乳液はあなたにとって理想的な美容クリームなのです。

・体温調整
・デトックス
・お肌の保護

という私たちにとって大切な大切な役割を担ってくれているんです。
 
24時間365日ですよ!

これに感謝をせずになにをするって言うんですか。

あなたも一度、「毛穴をやって」みてください。24時間365日一瞬も休むことなく、来る日も来る日も、ご主人様のために、開いたり閉じたり、開いたり閉じたりしているんです。

そんな中、ご主人様がパッと自分のことを鏡で見てくれたんです。

「あ! ご主人様! こんにちは!」

と挨拶しようと思ったら、ご主人様はあなたのことを一瞥して「はぁ……」とため息をついて、「毛穴開いてるんだけどぉ~、マジムリ……」と言うのです。

相当辛いですよね! 相当切ないですよね!

僕はそんなふうに、僕たちのためにずっとずっと働き続けてくれている毛穴さんがほとんどの女性に疎ましく思われていることが納得できませんし、その女性の意識を改革しようとせず、「気になりますよね〜」と同調したまま、進化させようとしている美容業界全体の風潮も全然納得がいきません。

毛穴は僕たちにとって、欠かせない存在です。
だからもう「毛穴マジムリ!」だなんて言わずに

「毛穴さん! 今までごめんね! いつもありがとうね! 大好き!」

って言ってあげてください。

毛穴さんは、言葉には出しませんが、きっと、とってもとっても喜ぶと思います。
やっと認めてもらえたって。

Point
毛穴は友達であり、大先輩であり、恩人

 

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バーチャルとリアルのギャップを埋める

メイクで顔の欠点や改善すべき点を隠したり、変えたりすることが女性の本当の願いだと思われていますが、僕は違うと思います。

そういった考えが当たり前になっている背景には、現代のメイクが発達した場所が、映画やテレビや雑誌といったバーチャルな世界を創りだすところだったことの影響が大きいと思います。

時に30代の女優さんが老婆にならなくてはいけないときもありますし、健康的な男性が病弱な顔にならなくてはいけないこともあります。勝ち気でエネルギッシュな女性が気弱な女性を演じることもありますし、カッコいい女性が可愛い女性を演じることもあります。

そういった中でメイクという技術が培われてきましたので、当然、変える、隠す、見せかける、という前提がほとんどの場合にありました。

ですから先ほど「メイクが悪い」と書かせていただきましたが、メイクにも罪はないんです。よりよい映画を創るために、モデルさんや女優さんを輝かせるために、メイクも純粋に進化してきたのです。

1つ見直すべき点があるとするなら、映画やテレビや雑誌といった、ある種バーチャルな世界で生み出される美と、日々の生活の中で生まれる現実的な美との差をきちんと分けて、改めて提供し直した専門家が少なかった点だと思います。

映画やテレビは照明もあれば、カメラで撮りますし、なにより途中で「カット!」が入り、メイク直しもできるのです。

雑誌の撮影においては1つのアングルで美を極めますので、場合によっては後ろの頭にダッカールがつけっぱなしだったり、洋服にも後ろをクリップで留めっぱなしなんてこともあるのです。

さらに現在ではパソコンの画像処理技術も飛躍的に進化し、この世にいない女性を創り上げることも可能です。

化粧品広告のような肌になりたかったら、もはやコンシーラーやファンデーションでは不可能です。フォトショップ(画像処理などをするソフト)が必要になってきます。

そういう意味で、僕は専門学校を卒業してから13年間、一般女性の日常のメイクだけを専門に、OLや主婦の方を中心に、美意識の高い銀座の女性から、地方のメイクをしたことがないご婦人、中学生から大学生、経営者やおばあちゃんなど、非常に幅広い方々と向き合ってきました。

おそらくこの10年では、日本一幅広い分野の女性にメイクをお伝えした人間なのではないでしょうか? それこそ芸能人や著名人以外は一通り関わってきました。

最初はそのキャリアがコンプレックスでした。

僕の学生時代の友人たちは、映画やテレビや雑誌、コレクションなどでバリバリ活躍しています。正直「いいなぁ」と思うこともありました。

ですが13年間一般女性の日常のメイクをやり続けたおかげで、自分に確固たる確信をもたらす、その分野では誰にも負けないキャリアになっていきましたし、だからこそこの独自のメイク観が養われ、独自のメソッドが生まれたと言えます。

撮影用のメイクと一般女性のメイクは、まったく違うのです。

ですから、自分はこれでよかったんだ、これじゃなきゃダメだったんだ、と思えるようになってきました。

僕はこれからも一生、一般の女性の日常のメイクの専門家として精進し続けます。

Point
人生にカットもフラッシュもフォトショップもない

内田裕士著『毎朝自分の顔が好きになる』より抜粋

【書籍紹介~目次】

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『毎朝自分の顔が好きになる』

 

はじめに 
Part 1  あなたの「魅力」はあなたが一番わかっていない
01 3000人中2996人が間違っていた常識 
02 「できた! 」はある朝訪れる 
03 10点満点中、3、98点 
04 いつの間にか欠点を見る達人になっていた
05 魅力とはチャームポイントではない 
06 あなたの毛穴距離は何センチ?  
07 バーチャルとリアルのギャップを埋める 

Part 2  あなたが目を背けてきたものの中に「魅力」がある
08 あなたがその魅力で生まれたワケ
09 魅力をロジックで知る 
10 魅力のトリセツ 

Part 3 自分の顔を愛するように触っていますか?
11 お金も時間もかからない最良のスキンケア 
12 スキンケアとは基礎化粧品をつけることではない 
13 お顔の形に沿って触る 
14 あなたの肌色に合うファンデーションは地球上に存在しない 
15 急ぐと余計に時間がかかるのがメイク 
16 顔が球体じゃないことにいつまでも気付かない理由 
17 匠の手つきはテンション0
18 残心
19 メイクで左右対称が不可能な理由

Part 4 「魅力」とはこんなにも違うもの
20 魅力にあったメイクをしよう 
21 魅力を活かして人生が変わった人たち 

Part 5  あなたの「魅力」を磨くヒント
22 「春だからピンク♡ 」それ、ホント?  
23 最少手数という考え方 
24 美しい人は過程も美しい 
25 美しさは機能的でもあるということ 
26 3分でフルメイクをする境地 
27 ドラマのような人生を送る 
28 タクシーの運転手さんの態度が悪いワケ 
29 全員から好かれなくてもいい
30 客ぶりを上げる 
31 出どころに感謝する

Part 6 「魅力」に生きると人生がどんどん美しくなる
32 「年は取りたくない」と思わなくなるには?  
33 50代からは、口説かれるより尊敬されよう 
34 世界を最短で変える方法 
35 美しいことは社会貢献 
36 子どもたちにメイクをしたときに見えた美しさ 
37 認知症のおばあちゃんに気付かされたメイクの可能性 
38 化粧の歴史もそれを物語っている 
39 愛と美に上限なし

最後に…

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