会社を辞めたいと思うあなたが好きなことを仕事にする方法とは

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毎日毎日会社でのお仕事、お疲れさまです。
あなたは日頃、会社でうんざりすることありませんか?

上司に怒られ、取引先に怒られ、社内の雰囲気はどんよりしている……。

一方で、会社とは違うところで知り合った人のフェイスブックからは
今日も好きなことで仕事にしていてとっても楽しそうに見える……。何ともうらやましすぎる。

「もう会社、辞めたい」

と思ったことが何度かあったかもしれません。

そういった状況なら、会社を辞めたいと思うのはある種、当然のことでしょう。
しかし、会社を辞めたいという理由だけで何も考えずに辞めてしまえば、また同じことの繰り返しになる危険性があります。

では、会社を辞めて、より良い人生を送るにはどうすればいいのか?

会社を辞めたい人におススメするのは、お手本となる人を見つけることです。

そこで、会社を辞めたいと何度も思いながら、理想の人生を生きるにはどうすればいいのか考え、会社を辞めた後、ついに人生を切り拓いて、好きなことを仕事にした人の事例をこれからご紹介します。

これからお伝えする話は、著者の潮凪洋介氏が好きな時に、好きなことを仕事にすることで人生の成功をつかんだ方法です。
好きなことだけを仕事にして、生計を立てて自由を謳歌することは、特別な才能も必要なく誰にでも出来ることだと彼は言います。

では具体的にどのようにして好きなことを仕事にして、人生の成功をつかんできたのでしょうか?

さっそく読んでいってみましょう!

 

【目次】

はじめに 

第1 章 仕事と遊びの境界線をなくす働き方
1 「仕事と遊びの境界線がない」男が勝つ
2 社畜にならない人は「2:6:2」の法則で仕事を効率化させている
3 人生の土台は「衝動」がつくる
4 切るべき人脈、広げるべき人脈
5 「デキる人」「デキない人」の区別は存在しない
6 会社を辞めたくはないけれど、「会社が嫌い」な人のための戦い方
7 疑似「自暴自棄」で、いったん自分をぶっ壊す
8 「無駄な努力」を自覚してからリスタート
9 心のケガを防ぐ「怒りを消す」技術
10 空振りし続けるイタい男の共通点
11 業界のトップに立つための武器の見つけ方
12 輝く男だけが知っている「いい会社、悪い会社」の条件
13 なぜ、とにかく走り出したほうがいいのか?
14 マーケティングやニーズの前に、「調子に乗らせる」
15 「能力」よりも「オス」を重視する

 

はじめに

これからの勝ちキーワード「衝動」「公私混同」

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「ストレスゼロの生き方をしたい」
「好きなことを仕事にしたい」
「誰の制限も受けず、自由に生きていきたい」
「天職に出会い、稼ぎたい」
「いい女にモテたい」
 
男ならそう考えるのは自然なことだ。最近の若い世代の人は、こういう欲望をあまり抱かないとメディアでは報道されているが、潜在的には必ず持っていると私は確信している。
 
男とは、そういう生き物だから、これらの欲望から逃れることはできない。
しかし、このような強い思いがあるにもかかわらず、多くの人は、満足できない人生を送って一生を終えてしまう。
 
それは、学校教育や親からの教育で、他人と足並みを合わせないことに恐怖感を抱くように洗脳されているから当然だ。
 
つまり、自分の思い通りの人生を実現するには、「周りに迷惑をかける」、しかも「突出した人生を送ることで孤独になるのではないか」と恐怖を感じるように教育されているということだ。
 
しかし、実際は、逆である。

凡人でも「3つの自由」を手に入れられる!
 

あなたが本当にやりたいことをすれば、多くの人にすばらしい価値を与えることができ、幸せにすることができる。そういう人の周りには、人も集まってくる。
 
つまり、人生にいいスパイラルが生まれるのだ。
だから、本書では、自分の好きなように生きて、満足いく収入を得て、あなたの可能性を広げてくれるパートナーに出会える方法を、具体的にわかりやすくお伝えしたい。
 
現在の私は、好きなときに、好きなことだけをして、何不自由ない収入を得ることができている。
 
実は、私は多くの失敗を繰り返し、数千万円の借金を背負ったこともある。会社員時代は、ストレスにまみれた生活を送って、成果を出せない人間だった経験もある。
 
そんな中で、このような生活を打開する方法を模索し、紆余曲折を経て、ついに「満足のいく人生を送る男のルール」を見つけ出すことができた。
 
人は、自分の「衝動」に従って行動することで、「精神的自由」「時間的自由」「お金の自由」を手に入れることができる。
これに気づいたのだ。

「そんなこと、常識的に無理でしょ……」
こう思う人もいるだろう。しかし、私のような、失敗を繰り返したダメ人間でも、この3つの自由をつかむことができたのは、「衝動」的に行動したからだ。

私にもできたことだから、あなたはもっと簡単に実践できるし、短期間で自由を手にすることができるのは間違いない。

 

「遊ぶように働き、働くように遊ぶ男」が勝つ時代
 

衝動に従うとは、どういうことか―。
それは、「心に浮かんだやりたいことをやる」という単純なことだ。
 
しかし、多くの人がこうすることができない。
満足のいく人生を送っている男の共通点は、これに限る。
 
本当にやりたいことは、遊んでいるときのように没頭し、成果を出すことができる。また、いい男は遊びの中からビジネスをつくり出すこともできる。
 
つらい努力などせずに、ストレスゼロで人生がうまく回っている。
 
だからこそ、あなたの中にある本当の欲望を知ることが大切なのだ。

「今、好きなことをやれていますか?」
私が定期的に行なっているワークショップの参加者に、こんな質問を投げかけてみると、驚くような返事が返ってくる。

「そもそも好きなこと、やりたいことがわかりません」
何度も「本当か?」と聞き直すが、それが本音のようだ。
 
こんなことを言う人もいた。
「好きなことが見つからない。そして、食うための労働に毎日毎日明け暮れている……」
 
これが、今の日本の現実だ。この事実は否定のしようがない。
 
自分の心の動きに耳を傾けることもしない。心の中の声を拾おうともしない。街中に、そんなアンドロイドのロボットがたくさんあふれている。

「あんな感じのことをしたい。こんな雰囲気のことをしたい。そんな感覚もないの?」と質問を続けても、考え込んでなかなか返答がこない。でも、「これがしたい!」という願望は、すでに消失しかかっている。
 
あなたはどうだろう?
もし、心の中でうごめく願望、欲望、希望、夢、目標があるのなら、それをどうか口にしてほしい。難しくても、面倒くさくても、なんとか言葉にしてほしい。
 
それを、口にした瞬間から、あなたの本当の人生が始まる。口にするのをやめたら、5年後、10年後は目もあてられない状態になる。
 
そうなれば、アンドロイドとして廃棄処分されるまで、稼働するだけの日々を過ごすことになる。
 
もっと自分の心の声に耳を傾けてほしい。
もっと心の感覚に耳をすましてほしい。
 
麻痺して何も感じなくなる前に、もっと自分の魂を大切に扱おう。私は、本書を通じて「あなたが何をしたいのか」を突き止める手伝いをしたいと思っている。
 
大きなお世話かもしれないが、それが見つかったときに、あなたは今より数倍輝いていることを約束しよう。
 
それは、今の仕事の中にすでに存在し、何かに隠れているのかもしれない。あるいは、趣味の延長の中にあるのかもしれない。つまり、仕事とプライベートの境界線がない生き方こそ、これからの時代を勝ち残る条件と言える。いわゆる「公私混同」の生き方である。

魂を燃やし、命を使う場所は必ずある。人生が変わるおせっかいをとことん焼きたいと私は思っている。
 
うっとうしいかもしれないが、私につき合ってほしい。必ずや、あなたは目標を達成し、本書を手に取ったこの日のことを思い出すだろう。
    

今を生きる男のための新しい「男の教科書」
 

本書の第1章では、これから先の不安定な時代に、確実に結果を出していくための仕事の哲学について書いた。仕事と遊びの境界線をなくすことで、あなたは驚くほど稼ぐ力が高まる。
 
第2章では、お金の嗅覚を磨く方法を解説している。多額の借金から這い上がって見えてきたことを基にしながら、お金の増やし方、リスクヘッジについて効果的な考え方や知識が身につくようにした。
 
第3章では、あなたの可能性を最大限に高めてくれる女性との出会い方、オトし方を説いている。我々男たちが人生のステージを上げる上で、女性がどれだけ大切な存在か。そして、そのステージを上がるための女性との向き合い方を提示している。
 
第4章では、その他大勢から抜け出すためのライフスタイルのつくり方を解説している。人生を軌道に乗せるために必要不可欠なことを厳選した内容になっている。
 
第5章では、自己実現する男の美学について書いた。思考と行動をつなげ、自分の望みを叶える方法がわかる。
 
本書をひと言であえて言えば、「二枚目半」の男性論。もっと自分をさらけ出し、もっと自由に生きるための指南書である。
 
私たちが生きているのは、昭和でも平成初期でもない。「今」を生きている。
 
本書は、「今」の社会環境に合った、「男の生き方」の新しいルールをまとめたものだ。
 
この本に書いてあることを実行すれば、今を生きるあなたの人生は、必ず輝き出す。
 
ダメ人間だった私にもできたものばかりなのだから、あなたなら必ずできる。
さあ、あなたの人生を大きく変える第一歩を踏み出そう。

 

第1 章
仕事と遊びの境界線をなくす働き方

不安定な時代で確実に結果を出す「仕事の哲学」

1 「仕事と遊びの境界線がない」男が勝つ

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自分の天職に就ける人は少ない―。
これは誰もが知る事実である。
 
天職と出会い、天職に就くために必要なことがある。それは、「無理に現在の仕事を〝天職〟だと思い、自分を殻に押し込めない」ということだ。
 
多くの人が「まあ、これが天職だったのかもしれない」と自分に言い聞かせ、長い年月をかけて自分の本当の心を殺していく。
 
いつか自分の天職と巡り会い、そして天職で輝きたい。

もし、心の底からそう思うのならば、「会社以外の仕事」を持つことだ。そうすることで、本当の自分を見つけ、それを表現できるようになる。だから、結果など自然に出せるようになる。

とりあえず就職した会社にすべてを捧げ、バカ正直に時間を費やしてはならない。
「俺の人生はこんなもんじゃない!」「もっと本当にやりたいことがある!」という衝動を大切に育て、「天職と出会って輝く」のだ。
 
このように生きる人は、必ず輝き始める。顔色や表情も、身のこなしも、声の質も、さらにはファッションまでもが変わる。
 
雰囲気が変わり、いきいきと、はつらつとしつつも、適度に張りつめたストイックな存在感を醸し出す。そんな輝いた男になれる。
 
男は、仕事で磨かれる部分が多い。好きな仕事を一生懸命やっている人はいい顔になり、魅力的な雰囲気を発するものだ。そんな男性は私の周囲には大勢いる。当然、彼らはいい女にモテるし、男性からも憧れの的として見られている。
 
そんな男性は「仕事で男を磨いている」のだ。
輝く男は2種類―。
 
ひとつ目は、天職に就き、その道で輝く男。2つ目は、普段の仕事は稼ぐための仕事として割り切り、プライベートでもうひとつ本当に自分を輝かせるための仕事や活動をしている男だ。

私は、後者をおすすめする。なぜなら、自然に天職に就ける人は稀だからだ。
 
私も、もともと天職に就いていたわけではなかった。そのため、最初は余暇を充実させるために奔走した。
 
人生を最高に楽しむため、そして、いつか出会う天職を探すために、会社以外に仕事を持った。
 
それをきっかけに、天職を見つけることができたのだ。もっと自分が輝ける状態に近づくために、最終的には仕事も代えたのである。
 
そう、天職に移行したのだ。
ONもOFFも、生きることを楽しむ。そんな人生が手に入ったのである。
 
まずは会社以外で、やってみたいことを素直にやることだ。自分の衝動に正直になり、それを余暇時間で形にする。その全力疾走の後に、本当に輝く生き方が必ず見つかる。
 
会社の仕事に、あなたの羽をもがれてはいけない。そのために社外行動を重視するのだ。あなたの人生は、そこから必ず変わり始める。
 
人には、それぞれ自分の命の火を燃やすに値する「魂の活動」が存在する。その内容は、人それぞれだ。それが何であるかに気づいたときに、人生は本当の意味で輝き出す。

「仕事をさせられている」という感覚も消える。 
大好きな遊びに没頭する子供のようにその活動に集中できる。

「仕事をやらされている」という感覚は消え、何時間でも「遊ぶように仕事に興じる」ことができる。
 
さらに、遊びの最中でもあらゆるレジャー行動の中から「魂の活動」、つまり、仕事のプラスになるようなひらめきが自動的にどんどんわき上がる。
 
つまり、遊びと仕事の境目がなくなり、仕事をするように遊び、遊ぶように仕事するといった状態が訪れる。
 
この状態になった人間は最強である。自分の魅力を存分に発揮し、成果も手に入れ、自由自在な人生を得ることができる。
 
あなたが目指すべきは、この状態である。その第一歩が「会社以外で好きなことをする」ことだ。心の枠を外し、思う存分心を泳がせてみよう。

 

2 社畜にならない人は
「2:6:2」の法則で仕事を効率化させている

よき人生をつくり、輝く人間になりたければ、まず「残業を減らす」ことが重要だ。
 
多くのビジネス書に、「時短」「効率化」ができる人こそ、仕事ができる人だということはよく紹介されている。
 
たしかに、私の周囲を見回すと結果を出す男、稼ぐ男は、冷酷なまでに効率を求める。1日のうちに
10~20回は、真剣に仕事の効率化について考えている。それは、「効率化への執着」と言っても過言ではない。

「仕事の丸投げ」「任せられる人の育成」「育成する人の育成」「無駄な業務の切り捨て」「事務処理のアウトソーシング」「広告投下による集客宣伝」……など、具体的な行動をダイナミックに遂行する。
 
しかも、その仕組みを自分なりに構築するまで、収益がマイナスだろうと、お金がかかろうと、時間がかかろうと、労力をかける図太さがある。
 
効率化のために「博打を打つ」ことに躊躇がない。

「2:6:2の法則」を徹底的に理解している。2:6:2の法則とは、「20%がやる気のある人」、「60%が普通の人」、「20%がやる気がなくて足を引っ張る人」という割合を指す考え方である。
 
何割かのトラブルメーカーを最初から見越している。性悪説でさっさと人を見切り、担当やつき合う相手を挿げ替える冷酷さを持ち合わせている。これらの判断は、ビジネスをする上では当たり前のことだが、顕著にその傾向が見られる。
 
人材を見切るだけではない。事業内容についても2:6:2の法則でさっさと見切りをつける冷酷さを持っている。20%はうまくいく事業、60%は可もなく不可もない事業、残りの20%は完全に外れ、マイナスを出す事業になると割り切る。
 
収益が上がる「当たりどころ」を見つけたら他を一切取りやめて、そこにすべてを集中させる。そんな見極めの早さを持っている。
 
取捨選択をし、必要なものだけに集中し、無駄な努力をせずに一気に効率を上げる。
 
あなたには、このようなスタンスで徹底的に冷酷に効率化を考えてほしい。
すると、時間の余裕が生まれる。

最初は1日1時間でも構わない。毎日1時間でも早く仕事を終わらせ、心の衝動のおもむくままに、社外のユートピアづくりに情熱を燃やしてほしい。

「そんなことができるのは極わずか……」
「仕事も終わっていないのに、途中で投げ出すことになりかねない」
 
そんなふうに思うかもしれない。
たしかに、会社での立場を考えたら、そうかもしれない。クビになるわけにはいかない。メシが食えなければ夢を追ったり、自分を輝かせたりするどころの話ではなくなってしまう。
 
しかし、それでも残業をしないためには手段を選ばない気迫がなければ、人生は変えられない。残業に時間を食われてしまえば、ルーティンワークに巻き込まれ、会社に洗脳され、自分が何を欲しているかもわからなくなってしまうからだ。
 
私の場合は、引き止める上司を振り切って、定時に会社を出ていた。心の衝動を優先し、会社を脱走していたのだ。それが、私の20代の日常だった。
 
なぜ、そういう衝動が起こったのか。それは、会社以外に人生を賭けていて、さらに、理屈なしにやりたいことが存在していたからである。
 
そのためだったら、何を失っても構わない。そう思えるドリームワークと出会っていたからである。
 
そのドリームワークで命の火を燃やすために、「クビになったらなったでいい!定時までは働いている」と割り切って会社を後にしていた。
 
会社は、社員の生活を丸ごと給料で独占したつもりになっているが、私はすべて渡すつもりは毛頭なく、人生の計画通りに事を進めていた。
 
翌日、上司から叱責され、時には始末書も書いたが、会社から脱走していた。
 
南麻布に借りた事務所兼交流サロンで、さまざまなイベントプロジェクトを行なう会の運営のために毎日奔走した。日本一の社会人交流会にするために心血を注いだ。
 
会社をクビになりかかったことは何度もあるし、実際にクビにもなったこともある。
 
完全に社会不適合者である。しかし、その徹底した自分を捨てない生き方の先に今がある。今では自分の思い通りの生活をしていて、本当によかったと思っている。「社畜では見られない景色」を見ることができるようになったからだ。

 

3 人生の土台は「衝動」がつくる

「つき合い」や「会社の雰囲気」を無駄に重んじていたら、私の人生計画は台無しになっていたに違いない。私は自分の心の中の「衝動」に従い、断固として自分の人生のユートピア創造に労力を注ぎ続けてよかった。
 
その活動から学び、吸収した、ものの考え方、業界を超えたビジネスタッチポイント、発想、そのすべてを今の仕事、活動、そして家族生活の向上に充てることができているからだ。
 
これは、リスクを承知で自分からどん欲に、心の中の衝動に従い、20代を過ごしたからに他ならない。まじめになんでも言うことを聞く会社員だったら、今とは違う生活をしていたに違いない。
 
30代以降の方でも、まだ間に合う。30代の場合は20代の場合と比べ、時間の使い方、人の使い方に余裕が出る。20 代のときよりも社内に波風をたてずにもっと〝うまく?ドリームワークを行なうことができる。40代、50代になればなおさらだ。そのような40代、50代の方を私は何人も知っている。
 
あなたが「確信犯的な不良社員」になり、社外に心血を注げるユートピアを築くことができたなら、それは人生の土台となる。
 
自分で設計し、デザインし、設置した、借り物ではない、揺るがない土台である。
 
誰にやらされるわけでもなく、自らやろうと決めたそのドリームワークは、あなたの魂をつくるからだ。お金がもらえなかろうと、何であろうと、あなたはそのワークに疲れ知らずに、あるいは、挫折の痛みを感じずに没頭し続けることができるので、それが揺るぎない人生の土台となっていく。
 
私を見てほしい。人間ここまで衝動に忠実に生きても、廃人になることはない。むしろ、後悔のない、澄み切った気持ちで生きられる。収入もサラリーマンのときよりも劇的に上がった。
 
私にとって「クビ」とは、誇り高き、そして人生の追い風となる「キャリア」でしかない。自分の衝動を死守する上で得た立派な勲章なのだ。

 

4 切るべき人脈、広げるべき人脈

会社の先輩や上司、経営者に対し、過剰に気をつかったり、プライベートの時間を献上する必要はない。会社の人脈はやがて消えてなくなるからだ。
 
もちろん、「人間関係を雑にしろ」と言っているわけではない。身をすり減らして、度を越した気づかいや献身をする必要はないと言っているのだ。
 
そんなことに時間を使うくらいなら、「会いたい」という衝動を隠せない人との時間を大切にしよう。
 
私の場合は、会社員時代の上司、先輩、経営者との交流関係は現在ほぼ存在しない。現在のつながりはすべて、自分が必要だと感じてつながっている人だけである。
 
会社関係者で残っている関係は、自分が好んで「つながろう」と思ったごく少数の人だけである。

会社の人間関係など、その程度のものだ。辞めてしまえば、当たり前のように生活の中から消滅していく。
 
その一方、プライベートで自ら好んで広げた人脈は、その多くが残っている。20年以上続く関係の人が200人はいる。

「私は会社のつき合いを重視するほうが合っている」
そんな人の10年後、20年後は寂しいものとなる。
 
現在、一生懸命自分をすり減らして気をつかっている取引先、上司、先輩、経営者の多くがあなたの生活から消えるのは間違いない。すでに転職や起業の経験がある人なら、この感覚はわかるだろう。あなたがそうしないようにしても、相手から切られる可能性もある。

10年後、20年後、彼らがあなたの人生と関わり合いを持たない可能性は大いにあるのだ。
 
なぜそこまで言い切れるのか。それは、部署替えになったり、転職したり、あるいは独立したり、退職したり……、この先の時代、私たちが働く環境はこれまでと比べ物にならないくらい激しく変化するからだ。

つまり、気が進まないのに無理に嫌いな社内人脈に気をつかって良好な関係を維持しても無駄である。
 
自分が「この先もずっとつながっていたい」と思える、好意的な関係、あるいは信頼に満ちた師弟関係のみを大切に維持すればいいのだ。
 
心が衝動的に「この人とつながっていたい!」と思う人とだけつながり、人脈にしていけばいい。
 
もちろん、社内に「これからもつながっていたい!」と思える人がいれば、その人との関係は大切にしたほうがいい。ある意味そのような存在の人がいるのは幸せだ。
 
社内にその衝動を覚える人が少なければ、社外にどん欲に出会いをつくろう。自分が好む人とどん欲に人脈を広げていくのと、会社から押しつけられた人間を仲間だと思い込むのでは、人生の興奮度、達成度は全く異なってくる。
 
自分が好む、魅力を感じた、感性でつながった相手は、必ずあなたの人生を輝かせてくれる。
 
与えられた人脈の中で、理由もなく仲よくしていては何も残らない。
 
そういう人生が好きだと言う人はそれでいい。しかし、空しさを感じるならば、社外人脈に目を向けたほうがいいことは明白である。
 
大切に感じられる人と出会い、つながり、そしてつながっていたいという素直な衝動をもっと大切にしよう。
 
特にあなたが経営者だとしたら、どんなに社員に愛情を注いでも、家族だと思っていても、本当の仲間だと思っていても、それは社員にとっては独りよがりの願望になっている危険性は否めない。
 
仕事にすべてを注ぎ、会社に仲間がいるから大丈夫! そう思っていて、いつかそのはしごを外されたらどうするのか。
 
社員があなたを慕うのはお金をくれるからである。それ以上の魅力がなければ、力があっても本当の友達はつくれない。孤独も癒せない。
 
資本家、経営者と社員は、どこまでいっても100%は交われない。
だから、同じ目線で本当のことを言ってくれる友人をつくるべきなのだ。
 
あなたが会社員でも同じことだ。経営者と本当に心の底からつながれることはないと思っていい。

 

5 「デキる人」「デキない人」の区別は存在しない

長年自分を含め、さまざまな人の成功や挫折を見てきて思うことがある。それは、世の中には「デキる人」と「デキない人」という区別は存在しないということだ。

「粘りがある、ない」や「自制心がある、ない」「コミュニケーション能力が高い、低い」「知力が高い、低い」「理解力がある、ない」といった素養の差は、人それぞれある。
 
しかし、どんな優秀な人でも、すべての職業でうまくいくことはない。逆に、すべての仕事でダメな人、何をやってもダメだという人もいない。

「あいつは使えない……」と上司が言っていても、それは、その会社の、その仕事においての評価でしかない。
 
各種メディアでも「デキる男の〇〇」や「デキる女の〇〇」という特集記事をよく目にする。あたかもどんな職についても言える、万能を形容する言葉に思える。
 
しかし、そんなスーパーマンは、この世には存在しない。
デキる男とは、そもそも「相性のいい仕事を見つけた人」というだけのことだ。
 
私は声を大にして言いたい。
「嫌いな仕事、しっくりこない仕事、相性の悪い仕事では、どんなに努力しても成功できない」と。だから、「社外で本当の『好き』を探せ」と。
 
自分と相性のいい仕事を見つければ、必ず成功できる。
 
私自身、嫌いな仕事、気が進まない仕事をしているときは、どんなに努力しても、平均レベルにもこなせなかった。
 
IT系の技術が絡む仕事や、役所のような事務処理中心の仕事、あるいは、飛び込み営業のような仕事では完全に周囲の足を引っ張っていた。
 
しかし、好きな仕事に切り替えたとたん、すべてが変わった。努力すればするほど良い結果がどんどん生まれていった。
 
企画を立てたり、執筆をしたり、イベントを開催したり、講演をしたりといった「コンテンツ」や「エンターテインメイント」に関わる仕事では、おもしろいように成果が出たのである。人と同じ努力で、2倍は成果が出せたのである。

そうすると仕事が楽しくなって、努力も2倍3倍するようになり、結果は4倍6倍と伸びていき、年収も劇的に上がった。
 
成功したければ「本当の好き」を見つけ、それに関連する仕事とは何か、を真剣に探すことだ。

天職と出会ったことで、10年で20年30年分の仕事をこなし、多くの達成感を得て、自信をつけることができる。
 
会社にダマされるな。上司からの洗脳で思考回路を染めるな。
それよりも心の中の「好き」「嫌い」の衝動を大切にしよう。
 
好きではなくとも「納得できる」あるいは「楽しく没頭できる」「仕事の中に自分を存分に表現できる」というものを探そう。
 
そうすれば、あなたは必ずその業界でトップクラスの有名人になり、富と名誉を手に入れられる。
 
もう一度言おう。デキる人間は存在しない。いるとすれば、それは「相性のいい仕事と出会った奴」でしかない。その当たりクジを引こう。

 

6 会社を辞めたくはないけれど、
「会社が嫌い」な人のための戦い方

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人生において自分を表現できる時間は限られている。特に会社員をしていると、その時間は本当に限られる。
 
会社で社会的役割を果たし、仕事に多くの時間と労力を費やすことになるからだ。世の中を見回せば「会社は嫌だ。でも辞めるわけにいかない」という人ばかりだ。

「好きではないが、辞めるまでには至らない」
 
そういう人が実に多く存在している。心当たりがある人は、自分の心身の健康のために、自分を表現する場所を持ってほしい。
 
会社は辞めたくない。でも、会社には生き甲斐を見出せないし、自分のすべてを表現することができない。
 
そんな人は、今すぐ「ダブルワーク」を始めてほしい。ダブルワークには、「勤める」という方法と「起業」という方法の2種類がある。どちらでも構わない。
 
ここで重視するべきことは「楽しい!」と感じる心だ。会社の仕事を、ご飯を食べるための「ライスワーク」だとするならば、ダブルワークはワクワク感を楽しむための「ドリームワーク」である。
 
ドリームワークは「楽しい!」「その仕事で自己表現してみたい!」という心の衝動に従って選ぶ。
 
色あせた生活をしていると、自分の心の高鳴りに気づくことができなくなる。心の衝動を少しでも聞き取れるうちに、しっかり耳をすましてみよう。
 
そうしないと、心の衝動は全く聞こえなくなってしまう。私は「衝動」が聞こえなくなってしまった人を何人も見てきた。
 
そういう人の人生は保守的になり、否定的な口グセと、うつろな表情をまとう。

「夢を持ってワクワク生きる大人」を、「大人げない」「いい歳して……」などと言うようになるのだ。陰気な空気を身にまとうことはいいことだとは思えない。
 
私もかつて会社員のころ、会社は辞められないけれど、会社が嫌いという時期を数年過ごしたことがある。

しかし、そのときも生きる希望が3つあった。
1つ目は、社外の仲間とすごす楽しい遊びの時間。2つ目は、恋愛。そして3つ目は、未来に続く可能性を秘めたダブルワークである。
 
20代のころ、ライターの手伝いや、雑誌の企画の情報収集などの仕事をしていたが、そこから年間100万円前後の副収入を得ていた。
 
自分の心の中の衝動を大切に受け止め、それに賭ける。それは、自分を信じることにつながる。自分で決めて、自分で動き、自分を表現する。
 
ただの衝動的行動、現実逃避としか考えられないこの行動が、あなたの未来を変える。何も工夫せずに「会社が嫌だ」とばかり言っているだけの人とは違う成長を得ることができるのだ。
 
自分を表現し、自分を好きになる場所、自分しかできない存在意義を自覚できる時間、空間、人間関係をつくってみないか。
 
自分の人生を生きる。そして完全燃焼する。そういう「社会的表現」「経済活動的自己表現」がダブルワークによって可能になるのだ。
 
始めるなら早いほうがいい。10年、20年かけて太く安定したキャッシュフローを生み出すビジネスをつくろう。
 
私の周囲には、自分の人生を有意義に完全燃焼することにどん欲な人がたくさんいる。社外に本当にやりたい仕事を持ち、自らビジネスをつくり出し、充実した時間を過ごす人々だ。
 
IT系企業に従事しながら土日を使ってビジネスセミナーを主宰し、年間に300万円以上の利益を稼ぎ出す人。オンラインショップを開設し、ファッションアイテムを販売する人。Web制作を請け負ったり、名刺作製を専門に請け負うデザイン業を行なう人。ペンネームで電子書籍や、紙の書籍を出版したりしている人もいる。
 
彼らは、会社以外にもう一枚の名刺を持ち、肩書きのない名前で戦っている。そして、自分が本当に輝く舞台を持っている。会社と家を往復する人生の人と比べると、まばゆい光を放つ。それが彼らの特徴である。
 
この先、このようなニュータイプの人々が世の中にどんどん増殖する。社外にもうひとつの顔を持つドリームワーカーは、すでに大勢いるのだ。
 
この波に乗り遅れてはいけない。できるだけ早く、しっかりと自分の心と向き合うことを始めてほしい。

 

7 疑似「自暴自棄」で、いったん自分をぶっ壊す

やりがいも成長も、稼いでいる達成感もなく、枯渇感に襲われている-。
 
そんな人生のバッドスパイラルに陥って、長らく時が経ってしまった。いい加減どうにかしたい……。
 
今のあなたの生活が「安月給」「自己成長ナシ」「楽しさゼロ」だとしたら、とにかく今を壊すレベルの「大きな人生のシフトが必要」だ。
 
惰性的な生活のリズムができてしまうと、人はなかなかそのリズムを壊せなくなる。しかし、その無意識的行動が大事な人生の時間を浪費させる。
 
創造や成長以前に、今の「基礎」「土台」の部分が間違っているのだから、それを壊すことに全力を尽くしてもらいたい。今を客観的に見て、とにかく今の生活を「変える」ことに意識を集中しよう。

一時的に常軌を逸して冷酷になり、破壊的な気持ちになり、今の生活を「壊す」「バラす」勇気を持つのだ。
 
まずは、頭の中で実際に現状を壊した人生をイメージしてみるといい。今まで積み上げてきたものを解体し、まっさらにしてみる。

「これも成長のために必要なスクラップだ!」
そう言い聞かせ、今までとは正反対の破壊活動を、疑似「自暴自棄」になってやってみる。
 
今がうまくいっていなければこそ、自暴自棄の感情に身を任せ、心の中で一生懸命支えているものを「破壊」する。
 
何もない状態の生活をイメージする。つまり、今の仕事をやめてしまった状態をイメージする。
 
次に、そのサラ地の上にどのような建物を建てるか。今度はそれをゆっくり考えてみる。

日々忙しく、仕事しかしていない人は、この瞑想すらできない。そんな人は、友人や知人に頼ればいい。
 
客観的な視点が必要だ。このようなときは、誰かに相談するに限る。あなたをよく知る、前向きな発想の持ち主に相談をするのがいい。

「自分がどうしたいかじゃないの?」
そうやって突き放すタイプの人には相談してはいけない。自分には見えない視点でアイデアをくれる人にコンサルを頼もう。
 
そして、自分では全く思いつかないような思考回路をもらおう。
私もかつて、「安月給」「自己成長ナシ」「楽しさゼロ」の生活に陥ったことがある。労働時間が長く、人生を見つめる余裕がなく、結局、狭い視野と判断力のまま灰色の日々を過ごしていた。
 
貯金は減り、借金とストレスが比例して増加し、会社の人間関係も最悪、さらには未来も見えない日々が続いた。
 
夢を見てもすぐに「目の前のネガティブな状況」に毒されて、「どうせうまくいかない」「おそらくまたこうなる」といった決めつけの思考回路にも陥った。
 
会社生活が最悪だと、どうしても自分に自信が持てなくなり、発想も行動力も貧相になる。一種の病気のような状態になるのだ。

しかし、それを大きく変えてくれたのが、社外の友人だった。私の思考回路を全く正反対に変えてくれたのである。
 
そのとき、私は初めて「安月給」「自己成長ナシ」「楽しさゼロ」の会社に忠誠を尽くそうとしていると洗脳されていることに気づくことができた。
友人はキッパリ言った。

「お前はあの会社に何の義理がある? 自分の人生だろう? 義理なんかあってないようなものなんだよ。あの会社に骨を埋めるということは、自分の人生の可能性を放棄することだ。あんな会社に自分を押し込める意味がわからない」
 
カミナリに打たれたことで洗脳が解け、本来の自分らしい人生航路にヨチヨチと漕ぎ出すことができたのだ。
 
第三者の意見がなければ、こびりついた洗脳を解くことは難しい。
 
だから、持つべきものは友なのだ。あなたの腹の底にある衝動を拾い上げ、そして焚たきつけてくれる。そんなありがたい友に、腹を割って話す時間をつくろう。

 

8 「無駄な努力」を自覚してからリスタート

人生には無駄な努力がある―。
無駄な努力をする時間は、自尊心がはぎ取られ、怒り、悔しさに満ちた、破壊の時間である。
 
人生はきれいごとや、道徳の時間で習ったようにはいかない。確実に不毛な、目もあてられない時間が存在する。

「無駄な努力へのエネルギーの浪費」に、私もかつて時間をかけていた。そのときは、「人生には無駄な努力はない。無駄な苦労なんてない」と強く自分に言い聞かせていた。
 
しかし、こんな考え方をしていて、いつまでも同じ場所に居座っていれば、人生はすぐに終わってしまう。

 
あなたはどうだろう?
「無駄だと思うと、やるせない。だから、無駄ではなかったことにしよう」と、無理にそう思い込もうとしていないだろうか?
 
この迷信的な思考は、あなたの人生を無意味に削り落とし続ける。
人生とは時間である。時間が削られ、人生が削られれば、残るのは後悔だけである。
 
後悔したくなければ、いっそのこと「私は今、無駄な時間を過ごしている」と間違いを認めてしまったほうがいい。そこで白黒つけたほうが、人生は好転する。
 
自分で考え、自分で決めるという行為が、多くの人に不足している。無駄に気づいたときに、いったん「切る」からこそ、有益で充実感に満ちた「努力」、そして「苦労」を始めることができる。
 
かつての私も「無駄なことをやっている。やめてしまえ」という衝動と「でも、やめると何かと面倒なことになる」という衝動が交互に訪れた。幾度となく優柔不断とも言えるシーソーワークを繰り返した。

「このままシーソー遊びをしながら一生終わるのか」と思うこともあった。それを抜け出せたのは「無駄を無駄」とはっきり受け止めることができたからである。
 
私は、無駄なことを今までにいくつもやめてきた。
 
たとえば、周囲に気をつかうことばかりにエネルギーを使わないように会社を辞めた。やりたいとは思わない、かつ得意ではないことで毎日怒られ、周囲に迷惑をかける仕事をやめた。
 
独立してからも、ギャランティはいいが、やっていても神経をすり減らすだけ、さらには担当者の態度も必要以上に攻撃的でネガティブ、といった取引先の仕事を途中でお断りしたこともある。
 
年間数百万円の利益損失になったが、お金ではなく「魂の損失」ととらえやめた。
「成功したい」と誰もが言うが、何をもって「成功」と思うかは人それぞれだ。
 
だが、自分が生きたい方向、なりたい方向、そして楽しさや充実感を感じられる方向とは逆に向かい、憂鬱な、やらされ感に浸る日々を送っていては、成功はつかめない。

「いつかはチャンスがくるさ」
「苦労も自分を育てる」
 
そんななぐさめや、言葉遊びはいらない。
今はとっくに人生の本番の最中なのだから。
「何を努力するか」を、しっかり選択していかなければならない。
 
腹筋や背筋を鍛えれば、美しい筋肉と強い肉体ができ上がる。そして、はつらつとした心が蘇る。
 
もし、努力や苦労をするなら、「何をしたら何になる」といったはっきりとした成果が感じられる努力を選ばなければならない。
 
とりあえず目の前のことを頑張る。
これは、もちろん頑張らないよりはいいことだが、心と体の底からわき上がる衝動に動かされながら、明確な意識の中でしっかりと努力の選択を行なおう。
 
そして、確信しながら努力する。
輝く人生のワンシーン、ワンシーンを刻むのだ。
 
そうすれば、それは完全燃焼という、成功の瞬間を勝ち取ったことになる。人生の最後に思い出すことができる、最高の瞬間を得られる努力をしよう。

 

9 心のケガを防ぐ「怒りを消す」技術

怒りを感じたとき、あなたはどうしているだろうか。
 
怒りを右から左に受け流すことができる。そんな人は、人生の多くの時間を充実した気持ちですごすことができる。
 
同じ人間なのに、「怒り」を右から左に受け流すことができる人と、できない人がいる。同じ人物でも、そのときの気持ちや境遇によって、うまく立ち回ることができたり、できなかったりする。
 
怒りを右から左に受け流すことができる人とは、一に生き甲斐を持って働く人であり、二に生きる楽しみにあふれている人であり、三に忙しい人である。
 
つまり、「怒り」が入り込む余地がない人である。
私自身、これら3つのどれかに該当しているときは、嫌なことがあっても怒りを右から左に受け流すことができる。逆に該当していないときは、怒りを感じる。
 
なぜ、この3つの要素は、怒りを跳ね除けてくれるのだろうか。この3つの要素に共通するのは、心の躍動感。これが、怒りを跳ね除けてくれるのだ。
 
しかし、心が弱っているとき、物事がうまくいかないとき、人間関係のストレスを感じているときは、自分の中に浮かび上がった怒りに周波数を合わせてしまうものだ。
 
あなたにもきっと心当たりがあるはずだ。同じ事象なのにムカついたり、ムカつかなかったりすることがあるだろう。
 
その違いには、そのときの自分の精神状態が影響していることに気づいてほしい。

「あのやろう! ムカつくな」
「自分はきっとなめられている!」
 
そんな感情に憑依いされ、深みにはまってしまったことはないだろうか。
 
その後、何時間も何日も怒りに憑依され続け、今度はそういう自分の小ささ、あるいは病んだ心にさらに怒りを覚えたことがあるだろう。怒りの二次災害に見舞われてしまうのだ。
 
怒りは、初期の段階で衝動的に蹴飛ばしてしまったほうがいい。

「あ、ヤバい!」と思ったら衝動的に蹴飛ばし、創造的な忙しさに自分を放り込むのだ。そういう思考パターン、行動パターンを身につけよう。
 
たしかに、世の中には「気のせいにできる怒り」と「できない怒り」がある。
 
後者の場合は、気を紛らわすレベルでは太刀打ちできない。それをすると、今度は「泣き寝入りする自分」を責めるという二次災害に陥ってしまう。

「気のせいにできない怒り」を感じてしまった場合は、いっそのこと、その人間関係を壊して、切ってしまうのがいい。
 
どんなに能力が優れていても、会うたびに怒っていて、文句ばかり言う人になってはいけない。それでは、「人の縁」を遠ざけてしまう。
 
だからこそ、普段から、怒りを蹴り飛ばす、心の訓練が必要になる。
 
怒りを感じた瞬間、楽しいことや、興味のあること、あるいは大切な人に興味を向けて、怒りを「衝動的」に蹴っ飛ばす。そんな瞑想訓練を習慣化しよう。
 
このエクササイズが板についてくると、毎日がとても快適になり、生きているだけで幸せになることができる。
 
ほんの少し無責任に、そして投げやりになれば、誰にだってできるのだから、やらない手はない。
 
学校に遅刻したこともない。サボったこともない。真面目と言われることに生き甲斐を感じ、不真面目な部分をひとつも持たない立派な人こそ、意外と「怒り」に「憑依」されやすい。
 
また、楽しい努力ではなく、先行きの見えない、つらくストイックな努力を続ける人。客観的に今の自分の努力の意味を把握できない人が、実は怒りに憑依されやすい。自分では気づいていないが、心のどこかに被害妄想を抱いたまま日々を生きている人だ。

「こんなに努力しているのに!」
 
助言、イジり、突っ込み、悪ふざけを、すべて自分への本気の攻撃と受け止めてしまうが、真面目で保守的だから、それを跳ね返す物腰を持たない人は、ただただ、ひとりで怒りをくすぶらせるだけだ。
 
怒りを消すには、この半ば投げやりな、深く物事を考えない「怒りの蹴り飛ばし」瞑想が必要になる。
 
これは、助走をつけて跳び箱を飛ぶようなものである。今は飛べない8段の跳び箱も、いつかは越えられる。
 
何度も繰り返し、訓練してほしい。
怒りの原因となる無礼な相手、嫌な出来事を受け流す。そして、無視する。あるいは、蹴り飛ばす。
 
これは、心のケガを防ぐための「技能」である。スポーツ感覚で身につけてもらいたい。
 
小さな気合いと、少しだけ投げやりな破壊衝動。
 
それがあれば、あなたは心の中の怒りのつぼみをバカになって蹴っ飛ばすことができる。深く考えずにバカになり、怒りを蹴り飛ばそう。

 

10 空振りし続けるイタい男の共通点

よく「一発当ててやる!」と言って、一向に当てられない人がいる。

「この仕事でみんなを幸せにしたい」という信念もなく、ただ「儲かりたい」と思って空振りし続ける人だ。
 
このような人は、たいしたことがないことで落ち込み、心がとにかく折れやすい。そして、「やっぱりやめた」と次々と新しいことに着手する。
 
進化ではなく、断念の連続なのである。そして、誰かを評論したり、批評ばかりする。いつも自分に「満足」していないのである。
 
自分の中に「これ!」というものを持たないので、人からはあまり信頼されない。
 
このタイプの人の致命傷がひとつある。
それは、仕事に気持ちが入らないということだ。
 
いつも軸がないから、誰かに応援されることも少ない。だから、弱い人脈にすがり、乾いた惰性の日々を過ごす。結果として、何ひとつ結果を残さないのである。
 
しかし、「誰かを幸せにしよう!」といった信念、軸を持って仕事をしている人には多くの支援が集まる。
 
周囲の人への感謝も忘れない。「自分さえよければいい」といった薄っぺらい雰囲気が漂うこともない。
 
仕事への「愛」。そして、「奉仕の気持ち」といった純粋な精神を失ってはならない。
 
最初の「やってみよう」と思ったころの衝動を忘れてはならないのだ。
 
その衝動を失わずに、それを維持したまま、きちんとした相応の対価を掲げ、しっかりと儲ける。正当な価格を商品やサービスに掲げ、お金を頂戴する。そこで得た余裕で、さらなるサービスの向上発展のために努力する。
 
利益の上げられない「ただのいい人商売」をしてはいけない。
 
成功者のビジネス精神の根本には、その仕事を始めるときに抱いた「愛の衝動」が完全に根づいている。
 
そのような人こそが「継続可能なビジネス」のオーナー、あるいは責任者となりうる。

最初の「愛の衝動」を失ってはいけない。
失ってしまっては、仕事も人生もふらつく。そして、やりたくない商売に着手したり、転職したりして、結局何ひとつ身につかないのである。
 
ひとつひとつの職業から学んだことの意味や、過去のキャリアをつなぎ合わせて、新しい知識の連鎖を起こすこともできない。商売が「一発当てるため」の「確実に負ける賭博」でしかない。
 
そのような生き方をする人を否定はしない。生き方は人それぞれである。
 
ただし、充実感を得ながら、愛を抱き、周囲に心地よい風を届け、信頼されて人生を過ごす生き方をしたいのならば、最初の「愛の衝動」を絶対に失ってはならない。
 
どんな仕事でも、最初に「仕事愛」「社会への愛」という衝動を抱くことができる。その衝動を、大切に抱き続けることが重要なのだ。
 
これにより、あなたの人生は加速し、支えられ、そして同時に安定を得ることができるのである。

 

11 業界のトップに立つための武器の見つけ方

テキストを使わない勉強法がある。それが、社外人脈からさまざまな働き方を学ぶという勉強法だ。
 
社外人脈は、即効性のある情報を収集することができる。どんな書籍よりも、勉強会よりも、実用的な知識を学ぶことができる。
 
会社の人間や同業者からは、なかなか情報やノウハウを得ることができない。そういう人たちは、なるべく情報を隠しておこうと考えるからだ。
 
しかし、仕事の関係を超えた社外人脈であれば、それぞれの専門分野のビジネスのノウハウから、その舞台裏に至るまで、多くの情報を隠すことなく教えてくれる。
 
特に貴重なのが他業種の「仕事の進め方」について学べることだ。どのように仕事が段取りされていくのか。その舞台裏の進行を知ることは、大きな学びとなる。

他の業界の、自分と異なる仕事の進め方を知ることは、大きな意味がある。
 
自分の仕事の進め方のヒントがたくさん見つかるのだ。クオリティ向上のヒント、コスト削減のヒント、効率化のヒントなど、「業界の常識」にとらわれない斬新な発想法をまとめて得ることができる。

さらに、異なる業界のキャッシュポイントも格好の教材である。異なる業界における人間が商品を買うとき、あるいはサービスに対価を支払うときの「心理」を知ることもできる。
 
自分の業界とは異なる「価値と価値の交換時」の心理を知ることは、自分のビジネスのキャッシュポイントのあり方を考え直すときに、とても重要なヒントとなる。
 
マンネリ化したビジネスのフローや値段構成、サービスメニュー、商品ラインナップに新しいアレンジを加えるヒントとなるのだ。
 
自社以外の仕事、働き方、商品やサービス構成、企画の立て方、請求の方法、支払い期間にまで興味を持ち、どんどん質問してみよう。
 
こうすることで、自分の思考回路、ビジネス思考の鎖国を解き、新しい考えを取り入れることができる。

このようなプライベート人脈への質問留学をどんどん行なうべきである。

私は30歳を超えたあたりから、広告代理店、テレビ局、出版社、お寺、和菓子屋、保険会社、マーケティング会社、旅行会社、建設会社、住宅メーカー、銀行、証券会社、不動産会社……など、さまざまな業界の友人たちの1日の動きや仕事内容をヒヤリングし、勉強することを習慣としている。
 
自分に役立つ情報や習慣をアドバイスしてくれた例は、本当に数えきれない。
 
特に、一見無謀とも思えるアライアンスやコラボレーションを持ちかけ、相手にメリットを感じてもらい、納得してもらいながら成立させるためのパワーポイント資料の書き方、プレゼンテーションの手法などは衝撃的だった。
 
そのやり方を踏襲した結果、催眠術にかかったように、名の知れた企業やブランド企業の担当者が首を縦に振ってくれた。
 
過去に所属した会社では、決して知りうることのできないノウハウだった。これにより、私は累積年収において数千万円のプラスアルファを得ることができている。
 
もともとは遊ぶだけの仲間だった人々に、それぞれの仕事の流れを解説してもらうことで、実にさまざまなビジネスの形を自分のビジネスに取り入れることができたのである。
 
接点を持ったことがない職業の人と出会うことができたら、それはチャンスだと思ったほうがいい。
 
その人の職業に留学しよう。知りたい衝動を抑えずにしっかり質問をして学ぼう。相手もあなたに興味を持ってもらってうれしいはずだ。
 
もちろん、あなたも自分の業界の情報を相手に教えてあげよう。学び合える関係を構築しよう。
 
他業種の意外な手法は、斬新な成功セオリーを生み、あなたの人生の質を高めてくれる。

 

12 輝く男だけが知っている「いい会社、悪い会社」の条件

会社には2種類の会社がある。
 
ひとつは「人生で大切なこと」を学べる会社。もうひとつは「学べない会社」である。ここで言う「人生で大切なこと」とは、「稼ぐ能力をつけること」「専門分野の知識を学ぶこと」「達成感や感動を抱くこと」「コミュニケーション力、人間力を身につけること」「人を愛すること」「人生を豊かにする人との出会い」などである。
 
このような人生の栄養分を、働けば働くほど身につけられる会社もあれば、それが身につくどころか、削ぎ取られてしまうような職場もある。
 
いい会社とは、「仕事が楽しくて時間が経つのを忘れる職場」であり「仕事による成長が実感できる職場」である。成長とは、「技術的成長」「人脈的成長」を意味する。

さらには、「なりたい自分に近づく実感がある」「社会貢献の満足を感じられる」「満足のいく報酬がもらえる」というのも、いい会社と言える。
 
一方、悪い会社とは、その真逆の会社ということになる。「楽しくない」「技術向上がない」「人脈が増えない」「なりたい自分とは別の自分がつくられる」「社会貢献度が低い」「給料が安い」という会社だ。
 
そういう会社に所属してしまった人は、自分が輝ける舞台をしっかり社外に求め、そして、つくらなければならない。
 
これを怠ったことで、色あせてしまう人を嫌というほど見てきた。会社の環境が不毛にもかかわらず、会社と家の往復だけで何年も過ごし続けた人の人生は、間違いなく色あせる。
 
私にも経験があるが、その会社が完全に悪いわけではない。一般的に見て立派な会社だったかもしれない。しかし、私にとっては価値がなかったというだけだ。
 
要は、会社との相性が合わなかったのだ。その会社にいた時間は空白である。あまりにも得るものがなく、その結果、ほとんどそのころの記憶がないというのが正直なところだ。
 
だから、私は社外に目を向け、自己研鑽に没頭した。そして、救われた。そのまま会社に居続けたらと思うと、ぞっとする。
 
きれいごとではない。ただ目の前の環境に埋もれ、会社から与えられた仕事を律儀に、まじめに責任を全うするだけの毎日が、いかに恐ろしい状態を招くかを、あなたにはしっかりと認識してもらいたい。

「あなたの人生を高めるために何も学べない会社」は確実にある。学べないだけではない。翼をもぎ、根を枯れさせる。人生を台無しにしていく。そんな会社があるのだ。
 
もしかすると、今あなたが所属している会社がそうかもしれない。
 
大事なのは、割り切るということ。自分に努力が足りないとか、無責任な部分があったとしても、そこに焦点を当てずに、とにかく心の中の「快」「不快」を感知する機能に耳をすますことだ。
 
そして、まずは今の会社ではたいして何も学べないということを、自覚することである。会社が空虚だと思えば、焦りが生まれ、社外で学ぼうという気概が生まれる。
 
仕事が楽しいか? 楽しくないか? それに充実感を感じるか? それとも空虚であるか? プラスの感情であろうと、マイナスの感情であろうと、その「衝動」をありのままに受け止める、素直な心が必要だと感じるのだ。
 
無理に「充実している」と感じることもないし、会社の経営者や上司に恩義を感じて、「感謝をしない人間はろくな人間ではない」と思ってしまう考え方をやめるのだ。
 
まずは自分自身がどう感じるか?
時には、自分本位になって、心の声を感じ取ってみてほしい。
 
その瞬間感じた、心の中の微弱な衝動が、あなたの人生を変えるきっかけになる可能性がある。
 
その小さなサインをしっかり拾い上げ、人生の向上のために役立てるのだ。

 

13 なぜ、とにかく走り出したほうがいいのか?

胸の奥に衝動が生まれたら、とにかく衝動に任せて走り出すのがいい。とにかく動いてみる。
 
そうは言っても、全力で走り始めるということではない。ほんの少しだけ走ってみればいい。ほんの少しだけ走ってみて、風向きを確かめる。
 
風向きがよければ、もっと力を入れて走ってみる。そこでさらに手応えを感じたら、今度はもっと本格的に6カ月、あるいは1年スパンでやってみることを決意する。
 
そこで成果を感じることができたなら、今度は「うまくいくまでやる」と心に決めて、情熱を注ぎ込んで実施してみる。
 
なぜ、このような方法をおすすめするか。5つのうちうまくいくのは、よくてひとつくらいだからだ。

特に金銭のやりとりが発生するものには、当たり外れがある。人の共感を得て、お金をもらい、それをもって活動を継続するものに関しては、自分の努力だけではうまくいかないこともある。多くの人からの共感、支持、信用が必要になるのだ。
 
すべてがうまくいくとは限らない。
つまり、実際にやってみないと、大半のことはわからないのだ。「やってみてやっぱり違った」というケースがとても多いのが現実なのだ。
 
だからこそ、心の中で「やってみたい!」「興味がある!」という衝動が起きたならば「ある程度調べたら、とにかくかじってみること」をしなければ、いつまで経っても「これだ!」というものには出会えない。
 
私にも経験がある。入社してみたものの「違っていた」から会社を代えた経験が何度もある。
 
自営業としてさまざまなサービスやイベント、講座、交流会、ワークショップを企画し、実施をしてきたが、実際に開催してみて「やっていて楽しい」「意義を感じる」「利益も出る」というものは、本当に5つにひとつである。
 
現在、長く続けているものは、その「お試し」により「続ける価値」を感じたものである。
 
あなたの人生も、私の人生の時間も同じように限られている。
あなたが私と同じくらいの発想力、ビジネスセンスだとすれば、やはり5つに4つはアテが外れる。この4つは「経験実学」の知識データベース行きだ。
 
だから、まずは走り出したほうがいい。
 
いきなり商品を製造したり、サービスを開始したり、あるいは、ウェブサイトをオープンする必要はない。
 
まずは、簡単に紙にまとめたものを知人や友人、同僚に「これどう思う?」と聞いてみよう。
 
それは、なるべく「顧客ターゲットに近い人」がいい。もし顧客だったら、どこをどのようにしたら、購入あるいはサービスを利用するかをヒヤリングしてみる。
 
第三者の意見はとても重要だ。自分ひとりでは発想できないような着眼点を必ずプレゼントしてくれる。
 
そういう意味での走り出しを、スピード感を持って衝動的に行なうことをおすすめしたい。

リサーチの結果、やりたいことは変わってもいいのだ。形を変えて進化してもいいのだ。
 
友人、知人へのヒヤリングの際も「リサーチ段階だ」とはっきり伝えれば、狼少年とは思われない。

臆せず自分の衝動を形にするためのヒヤリング調査から始めて、走り出してみよう。

「それいいね!」
「もっと○○にしたら、さらによくなるよ」
 
そう言われるうちに自信が生まれ、実際にスタートし、大成功をおさめている人をこれまでに何人も見てきた。次はあなたの番だ。

 

14 マーケティングやニーズの前に、「調子に乗らせる」

自分のダメなところを見つめすぎて、ウジウジしてしまうことほど無駄なことはない。欠点にとらわれて足踏みするのは、時間の無駄でしかない。それよりは、できることに目を向けてみよう。
 
私などははっきり言って、欠点をあげたらきりがない。学校の先生が生活態度を見れば注意したいことだらけだろうし、もし会社で働いていたとしたら上司も注意したいことだらけだろう。過去に会社の上司からは「使えない奴だ」と叱られたりもした。事務処理の効率も悪いし、整理整頓も得意とは言えない。世の中の常識からも時折逸脱するし、父親としても立派だとは言えない。家事も妻に任せっきりだし、集中すると時間も忘れてしまう。またプライベートでは悪ふざけがすぎて、人に何度か迷惑もかけてきた。

 
こんな私が自分の好きなことを仕事にし、少なくともこのような本まで書かせていただけているのは、「できること」を徹底的に伸ばしたからだ。「自分らしい生き方を見つけるための手助けになる活動」の場をつくり、参考になる本を書くこと。それらを通じて、心自由に生きるための手助けをする。それに集中してきたからに他ならない。そのような活動が、一番自分に向いていて、しかも一番社会貢献ができると判断し、徹底的に伸ばしてきたからに違いない。
 
おそらくあなたは、私よりも優秀で、常識的で、会社から信用される人であるだろう。
 
しかし、私は、自分の得意分野、大好きな分野に気づくことができた。だから、私は心自由に生きることができているのだ。
 
自分が「できること」に注目しよう。ダマされたと思って目を向けてみよう。今の仕事の範疇でも、関連ビジネスでも趣味でも副業でも構わない。「得意で没頭できることは何か」を徹底的に掘り下げ、泥の中から砂金をすくい上げよう。

「できること」に気づけたその瞬間、あなたの心のテンションは一気に上昇する。「快の衝動」が芽生える。
 
その快の衝動こそが、あなたの人生をこれまでになかった高みに導いてゆく。その上昇に便乗し、自分自身をとことん調子に乗らせよう。

「自分を調子に乗らせて何をするの? 調子に乗るくらいで成功できるほど世の中甘くないんじゃない?」
 
そんな意見もごもっともだ。実に短絡的で「そんなことあるか!」とお思いになるかもしれない。
 
しかし、これは本当に効果がある。
「人生において影響力のある個性を発揮したい」「何かを残したい」と思っているならば、自分を調子に乗らせることだ。
 
逆を言えば、自分を調子に乗らせることもできずに、ワクワクもしない状態、あるいは心躍らない分野で納得のいく成功が得られるほど人生は甘くない。
 
自分を調子に乗らせた上で、人の2倍も3倍も努力をする。これがポイントだ。
 
調子に乗っているとき、あなたの頭の中は「快」になる。「快」の状態で、乗りに乗った状態で努力をするのと、そうでないのとでは大きな違いが出る。
 
うまくいくのは、かつ疲れを感じないのは、断然「頭の中が快」の人。

自分の中の「できること」を拾い上げ、それを超一流にまで伸ばしていく―。
 
あなたがやるべきことは、自分の長所に目を向け、気持ちを瞬時に「快」に切り替え、その衝動に便乗して、次の行動をするということだ。
 
世の中のニーズと重ね合わせ、新ビジネスのブレイクポイントを見つけるのは、その次の段階である。
 
マーケティングだ、ニーズだと考える前に、まずは自分が調子に乗れる分野を見つけて、衝動に任せて調子に乗っていこう。

 

15 「能力」よりも「オス」を重視する

表情が豊かで会話がおもしろく、仕事の話も、遊びの話もバランスよくこなし、周囲に笑顔をもたらす。さらには、魅力的な女性の友人がどんどん増え、その中の一番のお気に入りの人を恋人や妻にする。そんな男性がいる。
 
彼らの人生は、生きれば生きるほど、創造性が広がり、豊かな思い出とトキメキが広がっていく。
 
一方、歳をとるたびに服がダサくなり、魅力的な女性友達はおろか、素敵な恋人や妻とすら出会えない。さらには、魅力的な人脈が全く広がらないタイプの男性がいる。
 
そういう人が持っているのは、会社での評価を気にする気持ちと、会社から与えられた仕事仲間と価値観、そして、長時間の労働時間だけである。

後者の男性は、会社の価値観、思考回路、センス、頭打ちの給料内での金銭感覚、そして、その狭い小さな世界の中だけでの「優越感」あるいは「劣等感」で構成されている。そのくせ、世の中全部が見えているような評論をする人もいる。
 
後者の人間は、社外のセンスのいい会合や、年収の高い人の集まりに行ったとたん、自分の小ささにショックを受けてしまう。

そして、そういった会合に顔を出さなくなってしまう。自分の敗北を認めないために、二度と大海には現れない。
 
あなたはどうだろう。前者だろうか? 後者だろうか?
 
これまで人生の途中から、後者になってしまった人を何人か見てきた。彼らの多くは表情が冴えなくなり、話題もつまらなくなり、人脈も全く増えない生活を余儀なくされていった。会社の仕事に支配され、魅力を失っていった。
 
私にも心当たりがある。好きな仕事をしているつもりでも、仕事の連続で、締め切りばかりに追われた日々が続くと、表情が硬直してしまう。
 
話題もつまらなくなり、人脈の広がりも閉塞的になっていく。そのたびに「仕事に支配されている…」と反省をするものである。
 
このように反省をしながら、随時、自分を仕事の思考回路から解放しないと、取り返しがつかないことになる。特に、まだ独身の男性は、どんどん女性と縁遠くなる。
 
出会いが途絶えるという意味で不利なだけではない。笑いのセンスも、服のセンスも、立ち回りも、そして男の色気や、女性の前で自然体で振る舞える免疫やセルフコントロール術もどんどん衰えていく。
 
いくら仕事で成果を上げても、貯金を持っていても、「生理的に無理」だとか、「男を感じない」と思われてしまう。あなたが望んでも女性が受け入れてくれない。そんな残念な状態がつくられてしまう。
 
最近、表情が冴えない、話題がつまらない、人脈が増えない―
 
こんな状態に陥ったら、会社の仕事から自分を解放し、異性のいる場所で自分を自由に泳がす時間をつくろう。
 
異性のいる場といっても「お金を払って異性と話す」「お見合いをセッティングしてもらう」という場所では意味がない。
 
もっと健康的な自然の、そして野生の異性との接点を設けよう。仕事の被害者にならないためにも、しっかりと「遊びの世界観」をリアルにたくましく育てあげよう。

仕事や学歴、収入、社格、貯金、会社での業績だけでは、女性の心は射止められない。
 
あなたが納得するレベルの女性の心をつかみたいなら、そんな社会的条件など取り去っても、オスとして十分に魅力のある男になるしかない。
 
肩書きだけのイタい男を、「いい女」は掃いて捨てるほど受け流してきている。
 
もっと世の中の厳しさを知ろう。
「仕事さえしていればモテる」というのは大きな間違いだ。
 
学生時代、ガリ勉でオタクオーラを出していた男が「いい女」から全くモテなかったのと同じこと。社会人でもそれは変わらない。
 
仕事だけではなく、ひとりの人間として魅力を磨こう。
冷静に博打を打ち、冷静にリスクヘッジする

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『新しい「男」のルール』

 

【目次~書籍紹介】

はじめに 

第1章 仕事と遊びの境界線をなくす働き方
―不安定な時代で確実に結果を出す「仕事の哲学」―
1 「仕事と遊びの境界線がない」男が勝つ
2 社畜にならない人は「2:6:2」の法則で仕事を効率化させている
3 人生の土台は「衝動」がつくる
4 切るべき人脈、広げるべき人脈
5 「デキる人」「デキない人」の区別は存在しない
6 会社を辞めたくはないけれど、「会社が嫌い」な人のための戦い方
7 疑似「自暴自棄」で、いったん自分をぶっ壊す
8 「無駄な努力」を自覚してからリスタート
9 心のケガを防ぐ「怒りを消す」技術
10 空振りし続けるイタい男の共通点
11 業界のトップに立つための武器の見つけ方
12 輝く男だけが知っている「いい会社、悪い会社」の条件
13 なぜ、とにかく走り出したほうがいいのか?
14 マーケティングやニーズの前に、「調子に乗らせる」
15 「能力」よりも「オス」を重視する―

第2章 お金の嗅覚を磨く男が勝ち残る
―冷静に博打を打ち、冷静にリスクヘッジする―

16 お金をもらうことの抵抗感を消す技術
17 お金で足を引っ張られる男、人望を得る男
18 あなたの情報をお金にする方法
19 「極限の金欠」が成功の源泉をつくる
20 ほんの少し赤字を出してみる
21 ちょっと無理して「おもちゃ」を買う
22 時間を買ってでも体を鍛える
23 魅力的なコミュニティに入る必須条件「見た目」

第3章 デカくなる男はアゲマンをつかまえる
―あなたの可能性を広げてくれる「いい女」のオトし方―

24 目の前の女を口説いてはいけない
25 普通の男が「イケメン」「お金持ち」に勝つ秘策
26 「あなたの可能性をジャマする」女の見抜き方
27 女はあえて多少〝雑〟に扱う
28 美人を引き寄せる3つの条件
29 美人は「空間」で口説く
30 女性に、ツッコませる、イジらせる
31 やせ我慢が、男の価値を決める
32 いい男は、快感のある恋愛だけをする
33 女性の本音と建前を見抜く方法

第4章 突出する男はライフスタイルをデザインする
―人生を120%成功させる日常の作法―

34 2週間に1回はエスケープする
35 「行かない自由」を行使する
36 「自分の才能を活かしたい!」と思ったら、まずやるべきこと
37 「努力しても成果につながらない」人に足りない重要キーワード
38 自分に合った場所選びの基準
39 音楽が「遊び筋」を鍛える
40 あえて細かく筋を通す
41 「スグ行動する」ためのスイッチ
42 言葉の選び方と本当のインテリジェンス
43 「やらないことリスト」で、創造的無責任になる
44 「場づくり力」があれば、お金も学歴もいらない
45 「人間関係のストレス」を消すために、新しい出会いを〝摂取?する
46 「無帰宅クリエイティブデー」のススメ
47 未来につなげる交友関係の切り方、残し方

第5章 最短で夢を叶える男の美学
―「思考」を「行動」につなげる方法―

48 怒りの方向性を変える
49 「まだ成功していない」人を進んで応援する
50 今の失敗は、未来の最強の武器になる
51 まずは、スイーツを食べてみる
52 〝恥ずかしい夢〟を語れる場を見つける
53 「OFF」を「ON」に移植する
54 俯瞰しながら一点にオールインする
55 理想が脳を動かす

おわりに

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