電子書籍アニキ書評 vol.54 本田健『決めた未来しか実現しない』(サンマーク出版)

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間川さんコラム用

こんにちは!
電子書籍アニキこと間川清です。

さて今回は、電子書籍で読んだ本は記憶に残らない?というテーマで書こうと思います。

本の読み方にはいろいろありますが、大きく2つの分け方ができると思います。
それは、記憶に残すために読む場合と、残すことを意識せずに読む場合です。
前者は、例えば試験のために受験参考書を読む場合、後者は小説などを楽しみながら読む場合です。

ではこれらの読書をするに際して電子書籍は適していると言えるのでしょうか?

結論からいうと、電子書籍は前者のような「記憶に残すための読書」には向いておらず、「記憶に残さないための読書」に向いているといえます。

その理由は、電子書籍には「手で本を開く」「頁を手でめくる」「本の重みを感じる」といった、目で見る以外に五感を使うことがないからです。

ここで記憶と五感が関係あるの?と思われる人がいるかもしれませんが大いにあります。

例えば、歴史の年号を記憶するときに、語呂合わせや口に出して言うことで記憶したという経験はないでしょうか?

この例からわかるように、記憶というのは、目だけでなく音などの五感を多く使うほうが定着しやすいものなのです。

これを前提にすると、電子書籍は文字を目でひたすら追うだけですから、使っている五感は少ないと言わざるを得ず、記憶に残りにくいと言えるのです。
ですから、参考書や「これは是非ともしっかりと記憶しておきたい本だ」という本は電子書籍ではなく紙の本で買うことをオススメします。
私も、電子書籍で読んだ後、是非とも長く記憶しておきたいと思った良書については紙の本で買い直すことがあります。

逆に、小説など読むこと自体が目的となっている本は電子書籍に向いています。
読みたい時にすぐ読めて、本が場所をとることもないからです。

二つの読書の違いを意識してうまく使い分けてみてください。

 


決めた未来しか実現しない

「決めた未来しか実現しない」(サンマーク出版)本田健

さて今回紹介する一冊は「決めた未来しか実現しない」(サンマーク出版)です。 

本書の著者は、本田健さん。
ビジネス書好きなあなたには説明するまでも無いほどの有名人です。
神戸生まれ本田健さんは、経営コンサルタント、投資家を経て育児セミリタイアをしたあと、執筆や講演活動をスタートさせます。
「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマに、ベストセラー本を次々と出版し、また精力的にセミナーや講演などを行っています。
代表的な著書には「ユダヤ人大富豪の教え」「20代にしておきたい17のこと」などがあります。

ざっと著者の説明をしましたが、多くの人は1度くらい本田健さんの著書や講演に触れたことがあるのではないでしょうか。
神田昌典さんに続いて知らない人はいないといってもいいほどビジネス書の世界ではメジャーな人です。
私も大好きな作家さんで、著書はもちろんセミナーにも何度も参加しています。

ちなみに本田健さんは、素顔を公開していないことでも有名です。
本のプロフィール欄を見ても顔写真がありません。
気になる人は是非セミナーや講演会に参加してみましょう。
お顔を拝見することができます。
ネタバレになるので言えませんが、きっと衝撃を(良い意味で)受けると思います。

さて、いつもは「お金と幸せ」などをテーマにして著作を出されることが多い本田健さんですが、本書のテーマは「願望の実現方法」になります。
願望実現方法は、あらゆるビジネス書で語られている内容ですが、本田健さんがこれを正面から語る本はいままでなかったりします。
世界レベルのベストセラー作家の本田健さんがどのような願望実現方法を教えてくれるのか非常に楽しみです。

本田健さんが説く願望実現を要約すると、手に入れたい願望や未来を明確に定め、それに必要な出会いや出来事、能力などを明らかにし、行動によってそれらを手に入れていく、といったところでしょうか。

一見すると、このような願望達成方法は、他の本でもよく言われていることのように見えます。
著者もそのことは否定せず、自分の願望達成方法はよくいわれる願望達成方法をミックスさせていいところ取りをしたようなものだと言っています。

しかし、私が思う他の願望実現方法との違いは、願望達成に必要な要素を手に入れるために自分の力だけでなく偶然の力(シンクロニシティ)を意識し活用すること、一気に自分を高いレベルに引き上げる次元上昇の力を活用すること、にあると思います。

では、偶然の力を意識し活用するとはどういうことなのか、また次元上昇の力とはなにか、これらのポイントを軸に本書の紹介をしたいと思います。

 

本書のポイント

 「やりたいことを探すのに時間をかける」(第1章『最高の未来』は、いまのあなたが知っている より)

「『未来の一点』に願いがかなう場所がある」(第3章 願いがかなう運命の「待ち合わせ場所」 より)

「『次元上昇』で人生は大きく変わる」(第4章 人生に「次元上昇」を起こす より)

まず最初に、著者は願望達成に必要な第一ステップは、「願望を明確にする」ことであると説いています。これはすごく重要なことです。

しかし、多くの人は「自分が何に情熱を持てるかわからない」「なにが心から欲しいのかわからない」という悩みを抱えているのではないでしょうか?

このような疑問に対し、著者は、「やりたいことを探すのに時間をかける」ことは必要なことだと説きます。
著者は、20代の終わりから30代にかけて約4年間、娘さんの誕生をきっかけに一切の仕事を辞めてセミリタイヤ期間をとり、じっくりと自分の願望に向き合う時間をとったそうです。
また、とある居酒屋チェーンの創業者は、30代でショットバーを数軒経営するなどして成功していたにもかかわらず、そこで満足せずに一旦仕事をすべてやめ図書館にこもって哲学書などを読みふけるという期間を7年間も過ごしていました。
さらに、世界的ミュージシャンであるジョン・レノンは、2人目の息子の誕生を機に5年間も育児休暇をとっていたそうです。

このようにいわゆる成功者と呼ばれる人が、数年間にもわたって自分の願望に向き合う時間をとっていたという事実は非常に驚きです。
このような事実を知ると、「自分の好きなことがわからない」という状態は普通のことだという事に気が付きます。
大きな成功を手に入れた人ですら、自分の好きなことを見つけるために数年以上の時間をかけているのです。
普通の人がすぐに自分の好きなことを見つけられなくても不思議でもなんでもありません。
著者はむしろ、そのように自分の好きなことを見つけようとする時間は人生にとって、大きな価値がある大切な時間であると言います。
ですから、自分の好きなことが見つからなくても焦る必要はないのです。

ただし、勘違いしてはいけないのは、好きなことが見つからないことと、見つけようとしないこと、は別物だという点です。
先ほどあげた例では、皆時間がかかったとしても真剣に自分の願望と向き合っていたのです。
「好きなことがわからないからいいや」ではなく、「いまは見つからないけどいつか必ず見つけよう」という心構えを持っていることが必要になります。

さて、願望を明確にした後、次のステップでは、「ランデブーポイント」を設定することになります。
ランデブーポイントとは『この願望達成法における一つの到達地点、あなたの願いがかなう「未来の一点」』と説明されています。

この未来の一点では、願望達成に必要な要素が次々と引き寄せられ運命的に巡りあいます。
例えば、10万部のベストセラー本を出版するというランデブーポイントであれば、「有能な編集者との出会い」「10万人の読書との出会い」「テレビ出演で露出が増える」などの要素が必要になります。

ランデブーポイントを設定したら、このようにそこに集まっていなければいけない要素をピックアップしていくことになります。
そうすることによって、どのようなシンクロニシティがこれから起こる必要があるかを明確にすることができるのです。
そして、起こるべきシンクロニシティが明確になればなるほど、実際にそのシンクロニシティが発生する確率が高くなります。
たとえば、「優秀な編集者との出会い」という起こるべきシンクロニシティが明確になっていれば、パーティー会場などで何気なく編集者などと知り合った場合に「この人かも!」という直感が働くでしょう。

このシンクロニシティを利用した願望実現方法は、とてもユニークです。
シンクロニシティを起こすことが重要、というのはいろいろな本で書かれていますが、「ではどうすればシンクロニシティが起きるのか?」についてしっかりと書かれている本は少なかったりします。
この点本田健さんは、「起こるべきシンクロニシティを明確にしておく」という方法をきちんと教えてくれているのです。
私もこれまでいろいろな願望実現方法を試してきましたが、必要なシンクロニシティを明らかにする、というところまではしっかりとやっていませんでした。
是非とも実践したいとことです。

最後に紹介するのは「『次元上昇』で人生は大きく変わる」という言葉です。
「次元上昇」という言葉は、多くの人にとってはイメージが湧かないと思います。
この言葉はときにスピリチュアル系の本で使われることもありますが、本書では「自分が大きくバージョンアップすること」を意味します。

例えば、就職、結婚、出産、転職、独立など、人生が良い方向に一気に大きく変わったという出来事を経験している人は多いと思います。
これが次元上昇です。

著者は願望を実現させるためには、この次元上昇で一気に人生が変わる経験をする必要があるといいます。
たしかに、芸能界やスポーツ界では、短期間で一気に実力を発揮する人が多くいることから、この次元上昇が願望実現に重要な要素であることが分かります。

そして著者はこの次元上昇の経験をするためには、変化を恐れない選択をする必要があり、その時に重要なのは直感の力であるといいます。
理屈で考えたら恐怖や不安を感じることでも、なんとなくワクワクする楽しそう、といった直感を信じることが必要だというのです。

この「ワクワクすることを選ぶ」というのは本田健さんの著作で何度も書かれている内容です。
確かに、理屈で行動し、安心安全ばかりの人生では生まれてきた意味がありませんから、本田健さんの言うとおりです。
選択するその瞬間は恐怖や不安がありますが、一度選択してしまえば恐怖はなくなります。
勇気をもって選択しましょう。

以上見てきましたが、本書は実に本田健さんらしい願望達成法を教えてくれる一冊だと思います。
本田健さんの文章が好きな人は必読です。
またいままで願望達成方をいろいろ読んだけど効果がなかったという人にも読んでもらいたいと思います。
きっと新たな発見があるでしょう。

 

超訳アニキの言葉

「決めなければ望む未来はやってこない!」

今までで一番優しい奇跡のコース

『今まででいちばんやさしい「奇跡のコース」』アラン・コーエン(著) 積田美也子 (翻訳)

さて本書では少なからずスピリチュアル本的な知識が紹介されています。
そこでスピリチュアル系の本に興味がある人に、ヨミポでよめる「今まででいちばんやさしい「奇跡のコース」」をオススメしたいと思います。
「奇跡のコース」は世界中で知られているスピリチュアル本の古典、とも言うべき本ですが、とても分厚い本で内容も初心者にはなかなか難しいものになっています。
そこでその奇跡のコースを初心者向けにやさしく解説した『今まででいちばんやさしい「奇跡のコース」』から初めてみてください。
きっとすんなりと「奇跡のコース」が理解できるようになるでしょう。
是非読んでみてください。

 

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間川清 まがわ・きよし

日本の弁護士。埼玉出身。25歳で司法試験に合格。
弁護士法人川越中央法律事務所を経営。

弁護士業務の傍ら、セミナー講師として 法律や仕事術に関して教えている。

著書に『5つの基礎と6つの応用技でマスターできるうまい謝罪』『そのかめはめ波は違法です!』

『1年後に夢をかなえる 仕事術』『「アレ」はなぜ合法なのか?』 ほか。

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