電子書籍アニキ書評 vol.71 菅原洋平著『すぐやる!「行動力を高める」“科学的な”方法』(文響社)

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間川さんコラム用

こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

さて今回は、最近電子書籍業界で話題の、「Kindle Unlimited 読み放題」について、さらに前回の続きを書いていきたいと思います。

「Kindle Unlimited 読み放題」は、Amazonが始めたサービスで、月額¥980で、12万冊以上の本、コミック、雑誌および120万冊以上の洋書が読み放題になるというサービスでした。

 

前回は、「Kindle Unlimited 読み放題」で読めるビジネス書について書きましたが、「Kindle Unlimited 読み放題」で読める本はもちろんビジネス書だけではありません。

多くの人が読みたいと思っているジャンルの一つはマンガでしょう。
これについては、普段あまりマンガを読まない私から見ると、十分な量のラインナップがあるように感じます。
例えば手塚治虫の「火の鳥」や「アドルフに告ぐ」といった名作を無料で読むことができます。
いままで読んだことのないマンガもランキングなどを参考にして読むと、意外な名作に出会うことができるでしょう。
本格的にマンガが読みたいと思う人にとっては、物足りないかもしれませんが、私のように息抜き程度に読む人にとっては満足できると思います。

また、雑誌の最新号が読めるのもうれしい点です。
もちろん全ての雑誌が読めるわけではありませんし、読めたとしても雑誌によっては紙の本のように全てのページが読めるわけではないようですが、これも息抜きに雑誌を読む分には充分です。
逆に、漫然と全ての雑誌をチェックしようとすると時間がいくらあっても足りなくなってしまうでしょう。
自分がすきなジャンルの雑誌をパラパラめくる感覚で読むのがちょうど良さそうです。

 

以上、「Kindle Unlimited 読み放題」を約1ヶ月ほど試してみた感想を書きました。
このサービスは合う人合わない人両方いると思います。
まずは、約1ヶ月のお試し無料サービスを利用して使ってみるとよいでしょう。
その際には自動的に有料サービスに切り替わらないよう、無料サービス期限のチェックを忘れないようにして下さい。

 


 

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菅原洋平著『すぐやる!「行動力を高める」“科学的な”方法』(文響社)

 さて、今回紹介する一冊は「すぐやる!『行動力を高める」“科学的な”方法』(文響社)です。

本書は、ビジネス書のジャンルでもかなりメジャーといってもよい「すぐやる」スキルについて書かれた本です。
この書評でも、すぐやるための技術に関するビジネス書は数多く紹介していますが、本書が他の類書と違っているのは「科学的な方法」にこだわっている点です。

著者に言わせれば、人が「すぐやらない」原因は、性格や「やる気」などの問題でなく、脳が「すぐやる」モードになっていない、という脳の状態の問題なのです。
その上で著者は、どうすれば脳が「すぐやる」モードになるのか、科学手的な根拠からその方法を教えてくれます。
「すぐやる」系のビジネス書は、突き詰めていくと結局やる気や意思の力が重要だという結論にもなりがちですが、本書はそのようなあいまいな意志力に頼ること無く、脳を「すぐやる」モードに切り替えるというアプローチであり、その点が斬新です。
是非これまで「すぐやる」系の本を読んでも一向に「すぐやる」人になれなかった方は、一読してみることをオススメします。

 

本書の著者は、菅原洋平氏。
1978年、青森県生まれ。
大学卒業後、作業療法士免許を取得、民間病院精神科勤務後、国立病院機構にてリハビリテーションに従事しました。
その後、脳の機能を活かした人材開発を行うビジネスプランをもとに、ユークロニア株式会社を設立。
現在、ベスリクリニックで外来 を担当する傍ら、企業研修を全国で展開し、その活動はテレビや雑誌などでも注目を集めています。
著書に、13万部を突破した『あなたの人生を変える睡眠の法則』など多数あります。

この経歴から、著者が単なる机上の空論を言うだけの立場ではなく、自ら実践して自身のメソッドを展開してきた人物だということがわかります。
実際本書のなかには、著者が提唱するメソッドを実践して、すぐやる習慣が身についいたり、人生が好転していった著者のクライアントの具体例が豊富に紹介されています。
具体例があることで、自分にもできる、と実感することができとても有益です。

 

本書のポイント

それでは本書の内容を紹介したいと思います。
本書は、序章に加えて全部で8つの章で構成されています。

「序章」は「すぐやる人に共通するたった1つの習慣とは?」というタイトルで、ここでは睡眠の重要性について語られています。
著者曰く、すぐやる人に睡眠不足の人はいない、といいます。
睡眠が「すぐやること」にどうつながるのか?また、すぐやる人になるためにはどのような睡眠をとるべきなのか?について、くわしく説明がされています。
すぐやる人になるための睡眠がとれているかのチェック方法は、是非試してほしいと思います。

第1章は「やるべきことにすぐに手をつけるコツ」。
これができずにいる人は多いことでしょう。
家に帰ってすぐにお風呂に入って寝るはずだったのに、なぜか深夜までテレビを見てしまった・・こんな経験がある人にとっては必見です。
著者によれば、「脳に、本来やるべきこととは別のことを見せてしまった」時点でもう手遅れ」だといいます。
脳は、「見た」ことから大きな刺激を受けてしまうのです。
ではその刺激を与えないようにするにはどうすればいいのか?
是非その方法を確認してみてください。

第2章は、「ひとつのことを終えたあと、次にスムーズに取り掛かるには?」というタイトル。
これも多くの人が知りたい内容でしょう。
ここではキーワードとして「フィードフォワード型の脳」という言葉がでてきます。
フィードフォワードというのは、フィードバックと逆の意味の言葉。
詳しくは本書の内容に譲りますが、フィードフォワードというのは、行動を起こす前にあるべき状態を脳に認識させてその認識どおりに行動を起こさせる、という考え方です。
その具体的な方法として、本書では「流し台に皿をおかずに洗う」「出勤して最初にメールチェックをしない」など、面白いテクニックが紹介されています。この部分は是非実践してみたいところです。

第3章のタイトルは、「すぐやる集団、すぐやらない集団・・・・・すぐやらないは伝染する」。
ここでは、集団における「すぐやる」についての考察が展開されます。
著者によれば、人の脳は「みたものを真似する」という性質があるそうで、「すぐやらない」人をみると、自分も「すぐやらない」という真似をしてしまうといいます。
その結果、集団に所属する人全員が「すぐやらない」人になってしまうというのです。
では逆に、「みたものを真似する」という脳の性質をうまく利用するにはどうすればいいのか・・それがこの章のポイントになります。

第4章は、「脳が勝手にやる気になる言葉の使い方」。
本書によれば、脳に対して「見せる」「聞かせる」「触らせる」という3つの入口を使うことにより「すぐやる」ように仕向けることができるそうです。
この章ではこの3つの入口のうち「聞かせる」というテーマについて語られます。
人が頻繁に「聞く」のは「自分の言葉」に他なりません。
そのため、普段自分がどのような言葉を使うのかが脳にとっては重要な問題になるのです。
ここでは、すぐやる人になるための言葉の言い換えテクニックなど、さまざまな手法が学べます。

第5章のタイトルは「やればできるという言葉でかえって本気が出せなくなっていた!?」。
このタイトルにはドキッとさせられます。
一般的には、「自分はやればできる」というイメージを持つほうが、物事を達成しやすくなると考えられていますが、著者によればこれは逆効果だというのです。
詳細は省きますが、「やればできる」と思うことにより、「実際にはできていない」という現実が強調され、それによって罪悪感が強くなり結局自分を全否定することにつながり「先延ばし」になってしまうというのです。
確かに言われてみるとそのとおり、ではどうすれば先延ばしにならない思考ができるのか、その答えがこの章に書かれています。

第6章は、「すぐやるスイッチをすぐ入れる簡単な方法」。
私を含め「すぐやる」ことがなかなかできない人にとっては、飛びつきたくなるほど魅力的なタイトルです。
ここでは、著者のいう「脳内文法」の書き換え方法が紹介されます。
どんなテクニックを使ったとしても、その人の脳内文法がネガティブなままでは意味がありません。
「脳内文法」をわかりやすくいうと「その人の物事に対する思い込み」といえるでしょう。
多くの人が、間違った脳内文法を持っているがために「すぐやる」ことができないのです。脳内文法を書き換えて、「すぐやるスイッチをすぐ入れる」人になりましょう。

第7章は、「行動力が劇的に上がる「触る力」活用法」。
先程、脳に影響を与える3つの入口として「見せる」「聞かせる」「触らせる」というアプローチ方法があることを紹介しましたが、本章はこのうちの「触らせる」というアプローチについて詳しく書かれています。
「すぐやる」人になるために、触感や触る力を利用する、というのはとてもユニークな考え方です。
他の類書にはない項目でしょう。
ここでは、「筆記用具を反発力で選ぶ」「手が汚れる作業をする」「爪を整える」と言ったユニークなエクササイズ方法が紹介されています。

最終章となる第8章は「なんとなくいつもネガティブの原因は脳の慢性疲労にありました」というタイトル。
本書によれば、脳は新しいことをすると多くのエネルギーを消耗してしまい、いざというときに「すぐやる」パワーが出なくなってしまうそうです。
そのために必要なことは「脳の省エネ戦略」をとること。
変えなくてもいいことは、そのままにして徹底的にルーチン化し、脳が無駄なエネルギーを使わずに済むようにしておくことが重要なのです。
これを実践すれば、いざというときに「すぐやる」パワーを発揮することができるようになるでしょう。

 

以上紹介してきましたが、本書は、脳の機能や性質から科学的に「すぐやる」人になるという、ユニークな切り口が特徴の一冊です。
いままで何冊もこの類の本は読んできたが、いまいち効果が上がらない、という方、是非騙されたと思って読んでみて下さい。
きっと、その科学的なアプローチがあなたを「すぐやる」人に変えてくれるでしょう。

 

超訳アニキの言葉

「やる気は、脳の科学でつくりだせる!」

 

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井上裕之著『コーチが教える!「すぐやる」技術』

さて、本書を読もうとするあなたには同じ「すぐやる」というテーマで書かれたヨミポで読める本として『コーチが教える!「すぐやる」技術』をオススメしたいと思います。
著者は、ビジネス書作家として有名な井上裕之氏。
この本では「コーチング」という技術をつかって「すぐやる」方法が語られます。
是非一読してみて下さい。

 

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間川清 まがわ・きよし

 

日本の弁護士。埼玉出身。25歳で司法試験に合格。弁護士法人川越中央法律事務所を経営。

弁護士業務の傍ら、セミナー講師として 法律や仕事術に関して教えている。

著書に『5つの基礎と6つの応用技でマスターできるうまい謝罪』『そのかめはめ波は違法です!』

『1年後に夢をかなえる 仕事術』『「アレ」はなぜ合法なのか?』 ほか。

 

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