電子書籍アニキ書評 vol.79 小山竜央著『スマホの5分で人生は変わる』(KADOKAWA)

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こんにちは! 電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて前回は、読むべき本を絞り込むためには、3つのフィルターを基準にして本を選べば良い、ということを書きました。
今回は、さっそくそのうちの1つのフィルターを紹介したいと思います。

 

読むべき本を絞り込むために使うフィルターの1つ目は「時間」のフィルターです。
これはどのような意味でしょうか?

 

「時間」のフィルターを使う、というのはわかりやすく言うと、昔から読まれ続けている「古典」を読め、ということです。

ビジネス書を含め、あらゆる本のジャンルにおいては、「これだけは読んでおけ」と多くの人がいうような「古典」と呼ばれる本があります。

このような本は、昔から読まれ続け、版を重ねており、まさしく長い長い「時間」というフィルターに晒され続けながら生き残っている本なのです。
それは、内容に高い価値があるということを意味します。
生存競争の激しい出版業界では、価値がない本、売れない本、はすぐに消えてしまうからです。

とあるジャンルに精通すると、そのジャンルについて書かれている多くの本が、一冊の「古典」の焼き直しや、アレンジにすぎないことがわかってきます。
そして「古典」を読み込み、それを実践することが一番効果的であることもわかってくるのです。

本を読む時間が有限であることを考えると、焼き直しやアレンジ本を読むより、原点となる「古典」をしっかりと読み込むことが、多くの本を読むより大切であることがわかります。

 

どの本が「古典」になるかは、ジャンルによって違います。そのジャンルに精通した人に聞くのが一番手っ取り早いでしょう。

 

まずは「時間」のフィルターとして、「古典」を読む。それが無駄な本を読まないで済む秘訣です。

 

 


 

 

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小山竜央著『スマホの5分で人生は変わる』(KADOKAWA)

さて、今回紹介する一冊は「スマホの5分で人生は変わる」(KADOKAWA)です。

皆様は普段スマートフォンすなわちスマホと、どのような付き合い方をしているでしょうか?
あまりにも便利であり、またゲームやSNSなど楽しいコンテンツにも溢れているため、ついつい肌身離さず1日何時間も使ってはいないでしょうか?

本書は、このようなスマホの危険性と、その危険性を避けて、人生の目標達成にいかにスマホを使うべきかを教えてくれる一冊です。

 

本書の著者は、小山竜央氏。
1982年香川県生まれ。
2005年大手広告代理店に入社しSNS、ゲーム開発、マーケティングにかかわる。
その後独立し、「ゲーム理論マーティング」を取り入れた法人へのビジネス指導と全国での講演を開催。
人気講師となり、講演会コンサルタント、セミナープロデュースなども手がける。
著者も多数あります。

本書が面白いのは、著者がスマホビジネスを仕掛けてきた側の立場にあるということです。
スマホビジネスにおいては、一人でも多くのスマホユーザーに長い時間自社のアプリを使ってもらうべく、様々な仕掛けを取り入れていますが、まさしくそれを著者自身がおこなってきたのです。
ですから、仕掛ける側の巧妙なテクニックも熟知していますし、それがいかに危険であるかも知っているわけです。
その上で、どのようにスマホを使えば効果的に人生の目標を達成できるかを語るわけですから、その内容にはとても説得力があります。

 

さて、本書の構成ですが、大きく分けて前半と後半に分かれています。

本書の前半では、ただただ意識すること無くスマホを使うことの危険性が、しっかりとしたデータをもとに指摘されます。
本書のデータによれば「現代人の多くは1日2〜3時間はスマホに接している」ということです。
恐ろしいデータのように感じますが、我が身に当てはめると「確かにそうかもしれない」と焦りを感じてしまいます。
正確には図っていませんが、たしかに朝起きてから寝るまでほとんど肌身離さずスマホをもっており、スキマ時間などにもつかっていることを考えると1日2〜3時間は使っているかもしれません。
皆様はどうでしょうか?

また、本書によればスマホを利用している人が時間を費やしているアプリのジャンルは、
1位が「SNS・コミュニケーション」で、2位が僅差で「ゲーム」だそうです。
SNSとゲームに、毎日2〜3時間も使っていると思うと、これまたちょっと恐ろしくなります。
1日2〜3時間といっても、一ヶ月で計算すると60時間から90時間、年間で計算すると30日から45日もなります。
一年間のうち、1ヶ月間をスマホの中で生活していると考えると、やっぱり「このままではまずい」という気持ちになってきます。

著者によれば、スマホを含む依存症は「自分がコントロールしていると思っている限りは抜け出せない」ものであるといいます。
多くの人は、スマホを使っていても、依存状態にあるとは思っていないでしょう。
しかし、それではいつまで経ってもスマホへの依存から抜け出すことはできません。
ちょっと耳が痛い部分もありますが、まずは本書の前半を読んで、自分がスマホ依存の状態になっていないかどうか確認してみましょう。
それだけでスマホとの付き合い方が変わります。

 

本書の後半では、自分の人生の目標を達成する上で、効果的なスマホの使い方が説明されます。

こういったスマホに関する本では、有益なアプリの紹介に終止する本もありますが、本書はアプリの紹介だけでなく、その根底となる考え方や、人生の目標設定方法にも言及されています。

いかに便利なアプリがあったとしても、それはあくまでも人生の目標を達成するという「目的」のための「手段」に他なりません。
いかに「手段」がすぐれていても、肝心の「目的」が明確になっていなければ意味がないのです。

紹介されているアプリは、さすがスマホビジネスに精通している著者だけあって、とても便利そうで価値あるアプリが揃っています。
私もスマホアプリにはそれなりに詳しいつもりでしたが、知らないアプリがたくさんあり、さっそくいくつかをインストールしてしまいました。
著者も本書のなかで書いていますが、大きな結果を得たいと思う場合で、もまず最初は小さな行動から始めていかなければなりません。
その小さな行動として、アプリをインストールするという行動は最適です。
是非本書を読みながら、気に入ったアプリをインストールし、行動へのはずみをつけていって下さい。

 

「最初のステップは自分自身で刺激の解明をすること」

 

スマホが依存症を引き起こしやすいことはわかりますが、では一体どうすればそのようなスマホ依存から抜け出すことができるのでしょうか?

本書ではその第1ステップとして「自分自身で刺激の解明をすること」を薦めています。

「なぜ、自分はこのアプリを使い続けてしまうのか?このゲームに課金ばかりしてしまうのか?何かきっかけがあるのか?いったい何に魅力を感じているのか」こういったことを、なんとなく思い浮かべるだけでなく、紙に書き出して視覚化してみるのです。

そのステップが、終わったら第2ステップ。
書き出した理由について、「その刺激は、自分の成長につながっているのか?」をチェックしてみるのです。

実際私は、頻繁に、とあるフリマアプリを開いてしまう癖があるので、このステップに当てはめて分析してみました。
私がそのフリマアプリをついつい使い続けてしまう理由は、なにか掘り出し物の商品がないかどうかをチェックしたい、というもの。
そしてそれが、自分の成長につながっているか?というと、当然ながら自分の成長につながっているということはありません。

この分析をすると、自分がいかに自分の成長と関係ないことに多くの時間をついやしてきたかわかります。
同時に、時間がもったいないからやめよう、という気持ちになります。
「スマホがやめられない」という人は是非この2ステップを実践してみてください。

 

「世の中には「体重計に乗っていないデブ」が意外と多い」

 

少し刺激的な言葉かもしれませんが、著者は本書で『世の中には「体重計に乗っていないデブ」が意外と多い』といいます。
これはどのような意味なのでしょうか?

著者によれば『視覚化して「目で見て認識」しない限り、人は問題であっても、それを問題として捉えない』と言います。

太った人の例で言えば「太ったからやせたい」という人の中には「やせたい」と言いつつも体重計に乗っておらず自分の体重を数字として認識していないがために、本気で太っていることを問題視していない人がいる、ということです。

問題を計測して視覚化しなければ、本気になれないというのはそのとおりでしょう。
多くの人が、食生活や生活習慣を変えようと思っても病気や検診で問題点が明確化されないかぎり取り組もうとしないことからもわかります。

そしてこの「視覚化する」というステップには、スマホのアプリが最適なのです。
本書では、様々な問題点を視覚化することができるアプリが沢山紹介されています。

スマホ依存症の人に効果的なのは、スマホを使った時間を計測したり、反対にスマホを強制的に触らないという機能をもつアプリ。
「Forest」「Time Lock」「UBind」など言ったアプリがあるそうです。
他にも、睡眠時間を記録するアプリや、運動時間を記録するアプリなども紹介されています。

このような問題点を視覚化するアプリを使って自分の問題点を把握することはとても重要ですね。

 

以上紹介してきましたが、本書は、現代人にとって身近なスマホとの付き合い方を劇的に変え、人生の目標達成にスマホを役立たせる方法を教えてくれる一冊です。
スマホとの付き合い方がわからない人、自分がスマホに依存しているのではないかと思っている人、是非一読してみて下さい。

 

超訳アニキの言葉

「スマホは使い方次第で、毒にもクスリにもなる!」

 

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森健次朗著『机に向かってすぐに集中する技術』

さて、本書はスマホとの付き合い方を教えてくれる本でしたが、スマホの弊害のひとつとしてスマホが気になって集中力が削がれる、という点もあるかと思います。
そこで本書に加えてヨミポで読める本「机に向かってすぐに集中する技術」をオススメしたいと思います。
本書を読んで、10年間のべ15万人への指導実績を誇る”集中力プロデューサー”が紹介する「机に向かって”すぐに強く集中する”技術」を身に着けてみて下さい!

 

 

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間川清 まがわ・きよし

 

日本の弁護士。埼玉出身。25歳で司法試験に合格。弁護士法人川越中央法律事務所を経営。

弁護士業務の傍ら、セミナー講師として 法律や仕事術に関して教えている。

著書に『5つの基礎と6つの応用技でマスターできるうまい謝罪』『そのかめはめ波は違法です!』

『1年後に夢をかなえる 仕事術』『「アレ」はなぜ合法なのか?』 ほか。

 

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