電子書籍アニキ書評 vol.85 上岡正明著『共感PR 心をくすぐり世の中を動かす最強法則』(朝日新聞出版)

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間川さんコラム用

こんにちは!電子書籍アニキこと間川清です。

 

さて、今回は読書の時間をどのように確保するか、について書いていきたいと思います。

このブログを読んでいただいている人は、読書が好きな人が多いかと思います。
しかし、毎日仕事や家庭で忙しく、なかなか思うように読書の時間が確保することができない、という悩みをもっている人もいるでしょう。
私自身もかなり頻繁にそういった相談を受けます。

 

読書時間をいかに確保するのか、という問題に対する答えはいろいろとありますが、その一つとして今回紹介したいのは、読書に対するイメージを変える、という解決策です。

みなさんは、読書に対してどのようなイメージがあるでしょうか?

私が感じるに、多くの日本人は読書に対するイメージが非常に固く真面目です。
読書というのは、机の前に背筋を伸ばして座り、静かな空間で集中して文字を読むもの、というようなイメージを持っている人が多いのです。

このようなイメージを持つ人が多いのは、学校教育でそのような指導を受けた経験をした人が多いからだと思いますが、理由はともかく、そのようなイメージでは読書時間を確保することは難しくなります。

なぜなら、仕事や家庭で忙しい毎日のなかでそんなにしっかりと読書をする時間も空間もないからです。

読書時間を確保するためには、まずそのような真面目な読書に対するイメージを変えましょう。
たとえば、読書はテレビを見るのと同じくらいの行動だとイメージするといいでしょう。
多くの人はテレビをかなり気楽な状況で見ていると思います。
ご飯を食べながら、とりあえず帰ってすぐソファに座りながらなどなど、「テレビを見るぞ!」という意気込みをもって見る人は少ないはずです。

読書もこのように軽い行動だとイメージすれば、読み始めるハードルがぐっとさがります。
とりあえず読み始める、くらいのイメージです。

ぜひ一度読書のイメージを変えてみて下さい。

 

 


 

共感PR

上岡正明著「共感PR 心をくすぐり世の中を動かす最強法則」(朝日新聞出版)

さて今回紹介する一冊は「共感PR 心をくすぐり世の中を動かす最強法則」(朝日新聞出版)です。

突然ですが、みなさんは「ジャポニカ学習帳」をご存知でしょうか?多くの人は小学生のときに自分が使っていたり、お子さんがつかっていたりして知っているでしょう。
ロングセラーを続けている定番中の定番と言っても良い学習ノートです。

この「ジャポニカ学習帳」ですが、2012年から表紙に昆虫の写真が一切使われなくなったことは知っているでしょうか?
「ジャポニカ学習帳」といえば、表紙にカブトムシやクワガタといった昆虫の写真が大きく印刷されているのが特徴の商品でしたが、これがなくなっているのです。
その理由は、「昆虫は気持ち悪い」という児童の親や教師からのクレームが多くなったからだそうです。
まさかそんな理由で、表紙から昆虫の写真が消えたとは驚きです。

 

・・いきなり「ジャポニカ学習帳」の話をしてしまいましたが、どのような印象を受けたでしょうか?
人によっては、「えっ」という驚きを感じそのことを他人にも教えたくなったり、「ジャポニカ学習帳」のことを詳しく知りたくなったのではないでしょうか?

このジャポニカ学習帳の話題は、本書の著者が代表をつとめるPR会社が意図的に仕掛けて起こした話題でした。
Twitterなどからジワジワと評判となり、ニュースサイトや新聞にも取り上げられることになりました。
その後復刻版ノートが発売され瞬く間に完売となったそうです。

これは「ジャポニカ学習帳」を販売しているショウワノートが、自社の45週年をアピールしたいとして、PR会社に依頼したことから始まりました。
ポイントは、著者が「45周年を迎えた」ことをアピールしたのではなく「表紙から昆虫が消えた」ことをアピールポイントとした点にあります。
おそらく、「ショウワノートが45周年を迎えた」ということを伝えただけでは、世間は全く注目しなかったことでしょう。

そこには、共感PRという著者独自のPR戦略があります。
そしてそのPR戦略の内容を教えてくれるのが本書です。

ちなみに、PRと広告は似ているようですが、違うものです。
いろいろな定義はありますが、簡単にいうと広告は自分からお金を出してメディアに掲載してもらうもの、PRはお金を出さずにメディアから自社の商品やサービスを紹介してもらうもの、というイメージです。

うまくPRができれば、無料で全国的な広告をだすのと同じ効果があります。
とくに消費者の目線からすれば、自社でお金を出していいところばかりをアピールする広告より、メディアが取材して紹介するPRの方が信用できるという面もあります。

是非とも本書を使って、自社の製品やサービスをうまくPRし、売上アップを狙ってほしいと思います。
本書は使い方によっては、本の代金(1500円+税)を遥かに超える価値をもった本になるでしょう。

 

本書の著者は上岡正明氏。
株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役です。
1975年生まれ、27歳で戦略PR、ブランド構築、コンテンツマーケティングのコンサルティング会社を設立したそうです。
以降、三井物産、SONY、三菱鉛筆など200社を越える会社の広報支援をしてきた実績を持ちます。

氏の経歴でユニークなのは放送作家として活躍していたこと。
「めざましテレビ」「ズームイン!!SUPER」などの情報番組から「タモリのスーパーボキャブラ天国」などのお笑い番組まで数多くの人気番組を手がけていたそうです。

この経歴からわかるのは、著者がPRをするメディア側の立場にいたということ。
いわばPRの裏側を知っているということで、その知識が実践的で役に立つことは間違いないでしょう。
PRの表も裏も知り尽くしている著者がそのポイントを教えてくれるのがまさに本書なのです。

 

では本書の構成を紹介したいと思います。

本書は第1章から第4章までの章で成り立っています。

第1章のタイトルは、『「ジャポニカ学習帳」をどうやって大人買いさせたのか』というもので、冒頭にも書いたジャポニカ学習帳の事例が、どのようなPR戦略で話題となったのかを書いてあります。
この章を読めば、いかに戦略的なPRというものが商品サービスを売る上で有効なのかがわかるでしょう。
自社の商品やサービスにもPR戦略を取り入れなければ、と感じるはずです。

第2章は、本書でも一番重要な章になります。
本書が紹介するPR戦略のメソッドは「8×3の法則」です。

その内容をすべて書くことは紙幅の関係上できないのですが、商品サービスがもっている8つの要素を、3つのメディアが重視する要素と掛け合わせることで、メディアに掲載する確率を格段に上げることができる、という法則です。
この法則は、各要素がとてもわかりやすく、しかも再現性があるので、すぐに自社の商品やサービスで使うことができるでしょう。
以下では8つの要素のタイトルだけを挙げておきます。

「1 新規性

 2 優位性

 3 意外性

 4 人間性

 5 社会性

 6 貢献的意義

 7 季節性

 8 地域性」

続く第3章は、「決戦前夜!仕掛け方を考えよう」ということで、「8×3の法則」を利用した上で、実際にメディアにアピールする方法を教えてくれます。
PRに不可欠なのは、メディアに対して自社製品やサービスの内容を伝える「プレスリリース」です。
この「プレスリリース」を書く際のポイント、どのようなワードを入れればメディアが注目してくれやすいか、などが書かれています。
このプレスリリースですが、本書だけではなく他のビジネス書でもその書き方を教えてくれる本が出版されています。
そのような本も併せて読むとよりわかりやすいと思います。

第4章は、実践編ということで、実際に「8×3の法則」をどのように使うかが書かれています。
ドローンの練習場が開設されたという事例を使って、演習問題のような形で「8×3の法則」の使い方を学べます。
実際に自社商品サービスで使う前の練習として読むといいでしょう。

この本が素晴らしいと感じたのは本編だけではありません。
なんと本書には「付録」として「厳選バズるメディアリスト100」がついており、ここにさえプレスリリースを送っておけば必要十分というメディアのリストが掲載されているのです。

プレスリリースを送ると言っても、日本にメディアはたくさんあり、どこに送ればよいのか普通の人はわかりません。
それを本書では100社に絞って掲載してくれているのです。
通常このようなリストは企業秘密にするところですが、惜しみなく公開しているのが本書の素晴らしいところです。

 

こんな素晴らしい本書のなかで1つだけポイントを紹介します。

 

「個人が、自ら発信したくなる情報かどうか」

 

本書によれば、商品やサービスが爆発的に広がるときにはある共通点があるといいます。
それは「個人が、自ら発信したくなる情報かどうか」です。

冒頭で紹介した「ジャポニカ学習帳から虫が消えた」という情報がまさにそれです。
私は本書を読む前にネットのニュースでそのことを知ったのですが、おもわず知り合いにそのことを話してしまいました。
まさに「自ら発信したくなる情報」だったのです。

PRする要素はいろいろあると思いますが、つねに『これは「個人が、自ら発信したくなる情報か」』ということ考えるべきなのです。

 

以上紹介してきましたが、本書は自社製品のPRを考えている人には是非とも読んで欲しい一冊です。
読むだけでなく、是非とも実践してPRの力を自社商品サービスの売上げアップに活かして下さい!

 

超訳アニキの言葉

「なにをアピールするのか?それが重要だ!」

 

ディズニーのすごい集客

嶋田亘克 著『ディズニーのすごい集客』

さて、本書はうまく使えば集客にも効果的だと思いますが、とくに「集客をしたい」という望みがあるのであればヨミポで読める「ディズニーのすごい集客」をオススメします。
いまなお圧倒的な集客力を誇るディズニー。
その秘訣はどこにあるのでしょうか?
ディズニーの集客を専門に取り組んできた敏腕マーケッターである著者からその秘訣を学んでみて下さい。

 

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間川清 まがわ・きよし

 

日本の弁護士。埼玉出身。25歳で司法試験に合格。弁護士法人川越中央法律事務所を経営。

弁護士業務の傍ら、セミナー講師として 法律や仕事術に関して教えている。

著書に『5つの基礎と6つの応用技でマスターできるうまい謝罪』『そのかめはめ波は違法です!』

『1年後に夢をかなえる 仕事術』『「アレ」はなぜ合法なのか?』 ほか。

 

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