論理的思考よりセパレートが重要! 鈴木進介氏が送る「ごちゃごちゃ」した頭の中をスッキリさせて問題の9割を解決できる方法

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最近ビジネス界で「論理的思考」という言葉をよく耳にするようになりました。
別名ロジカルシンキングとも言われています。
実際、論理的思考を活用して成果を出している人がいるのも事実です。
しかし職場を覗いてみると・・・

・やらなくてはいけないことが多くて優先順位が分からない
・必要なものと不必要なものの選択肢を見誤ってしまう
・情報や知識で頭でっかちになってしまい行動ができない
・創造力が乏しく良いアイデアが出ない

などなど、このような問題を抱えている人で溢れています。
あなたはいかかでしょうか? 思い当たる節はありませんか。

これではあなたがどんなに一生懸命頑張っても、成果は残念ながら出ません。

さらに仕事でも何でも、あなたが抱えている問題のほかに物理的な問題も立ちはだかります。
そのときに、その問題に立ち往生していては正しい決断をすることができません。
正しい決断ができなければ、に正しい行動もできません。
そして正しい行動ができなければ、当然成果を出すこともできません。

では、あなたが抱えている問題と物理的に立ちはだかる問題。
この2つを解決して、正しい決断と正しい行動をして成果を出せるようになるにはどうしたら良いのでしょうか?

実は、あなたのような問題を抱えている人に、共通して頭の中ではある現象が起こっています。
それは「ごちゃごちゃ」という現象です。

1.頭の中が「ごちゃごちゃ」していて整理されていないから問題を抱える
2.問題を抱えている「ごちゃごちゃ」している頭の中に比例して、立ちはだかる問題も複雑化してしまう

これらを解決するには、2つの問題と頭の中を

「整理してシンプルにする」

必要があります。

そして問題と頭の中を「整理してシンプル」にするには何をすればよいのかと言うと・・・
それは「問題を仕分けする思考」を取り入れることです。
仕分けのことを「セパレート」と言います。

本来「セパレート」の意味は「分かれている・分離していること」などを指しますが、ここでは簡単に仕分けのことを指します。

「セパレート」を取り入れると「ごちゃごちゃ」がシンプルに整理されて、頭の中がスッキリします。
そうするとあなたの抱えていたはずの問題は・・・

・優先順位を的確に決めることができる
・必要なものと不必要なものをしっかり選択できる
・情報や知識を活かして成果につながる行動ができる
・創造力が活発化するようになり良いアイデアが浮かぶ

このように解決でき仕事がスイスイ進みます。

いかがですか?
あなたも頭の中をスッキリさせたくはありませんか?

しかも、抱えていた問題を解決できるようになれば、立ちはだかる問題もシンプルに「セパレート」して迅速に解決できます。それだけでなく、正しい決断で正しい行動をすることにより、仕事で成果が出せるようになるのです。
だから「セパレート」は「論理的思考力」より重要であると言えるのです。

そんな重要な「セパレート」ですが「具体的にどのように頭の中をシンプルに整理するの?」と方法を知りたくなりますよね。ひと言で「セパレート」と言っても、問題や課題によって仕分ける方法が違ってきます。

その「セパレート」の方法について、わかりやすく余すことなく紹介してくれるのが、経営コンサルタントの鈴木進介氏です。鈴木氏はこの「セパレート」を切り口に15年にも渡り、100社以上累計数万人に及ぶ人たちを育成してきた実績があります。
結果、企業の成績が上がり、個々でも鈴木氏の手助けなく自分自身で問題を解決して成功して行けるようになったのです。

「セパレート」は「論理的思考」より重要であるという話をしましたが、鈴木氏は『「セパレート」があれば「論理的思考」は必要ない』とまで言っています。
もう一言『「セパレート」を活用すれば9割の問題は解決できる』とも言っています。

素晴らしいですね!

あなたも問題を抱えていて、立ちはだかる問題に立ち往生してはいませんか?
鈴木氏の「セパレート」を活用する方法を習得すれば、あなたも「ごちゃごちゃ」を「シンプルに整理」することができます。

さあ! 正しい決断と正しい行動で仕事の成果を出すため、さっそく読み進めて行きましょう!

 

はじめに
―問題をシンプルにして、正しい決断と行動につなげるメソッド 
第1章 「セパレート思考」とは何か? 概論篇 
1 「セパレート思考」は、問題解決の特効薬 
ざっくりと「仕分け」するだけ 
問題発生時の初めの一歩 
ロジカルシンキングは不要 
2 「思考のメタボ」が、会社を滅ぼす 
頭はいいのに、成果が出ない人 
「3M症候群」にご用心 
3 成果が出ないものは、すべて「思考のゴミ」である 
世界の最先端は「引き算」 
仕分けてから、引き算する 
成果の出ない選択肢は、しがみつかずに捨てる 
4 決断スピードが上がる「3ステップ」 
選択肢を絞り込めない理由 
絞り込むまでのメカニズム 
選択肢を絞るのに、勇気はいらない 
「第二の脳」をつくって仕分ける 
5 思考の整理は、道具選びから 
なぜ、思考の整理は、「手書き」のほうがいいのか? 
思考の仕分けに有効なのは、「A4サイズのメモ用紙」 
「セパレート・メモ」づくりの基本 
黒のサインペンと青の万年筆の使い分け

 

はじめに

──問題をシンプルにして、正しい決断と行動につなげるメソッド

 

複雑化している問題を、シンプルにする

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「やるべきことが多すぎて、何から手をつけたらいいのかがわからない」
「選択肢を絞れなくて、何を残して、何を捨てればいいのか迷う」
「つい考えすぎてしまって、なかなか行動に移せない」

「一生懸命やっているのに、結果につながらない……」
「アイデアが煮詰まってしまって、出てこない」

あなたは、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
これらの悩みに、1つの共通点があります。

それは、「頭の中がごちゃごちゃ」です。

頭の中がごちゃごちゃで、整理されていないから、このような悩みが湧き出るのです。

Google 共同創業者のセルゲイ・ブリン氏の名言に、次のようなものがあります。
「成功は、シンプルから生まれる」

目の前に立ちはだかる問題が複雑化しているため、それに比例して頭の中もごちゃごちゃしてしまい、物事や問題の本質が見抜けず、優先順位や正しい決断、そして、行動ができないわけです。

問題をいかにシンプルにして、正しい決断や行動につなげていけばいいのか?
そのためには、まず問題と頭の中をシンプルに整理する必要があります。

その整理をするときに、絶大な効果を発揮するメソッドがあります。
それが、本書のテーマである「セパレート思考」です。

 

「仕分け」すると、問題の本質が見え、正しい決断と行動ができる

「セパレート思考」とは、ひと言でいえば、「問題を仕分けする思考法」です。

直面した問題は、情報や環境、時間、考え方、人など、さまざまな要素が複雑に混ざっています。

それらを仕分けすることで、問題の本質が見えてきて、正しい決断と行動ができるようになります。具体的な流れは次のようになります。

混乱した頭の中
   ↓
選択肢&情報の「仕分け」(セパレート思考)
   ↓
物事の本質が見える
   ↓
正しい決断と行動
   ↓
問題解決

「思考を整理すれば、問題の9割は解決できる」

これが、私が15年間、「思考の整理」を切り口にした経営コンサルティングや、社員研修をはじめとする人材育成に従事してきて、身をもってわかったことです。

この15年間で、100社以上、累計数万人に及ぶ方々のお手伝いをさせていただきました。

経営コンサルタントという偉そうな肩書きをつけていても、私の仕事は実は、「思考の整理のヒントを提供する」だけです。難しい戦略立案も分厚いレポートも書きません。

それでも、企業の業績は上がり、悩める個人は新たな一歩を踏み出し、各分野で成功しています。しかもそのほとんどが、私の直接的な手助けを必要とせずに、最後は自分自身で問題解決しています。

問題を解決に導くための「思考の整理」方法として、皆さんにお伝えしているのが「セパレート思考」です。

このセパレート思考を使えば、頭の中に増える余分な選択肢を取捨選択し、問題解決に必要な決断や行動まで導くことができます。

私たちは、問題を解決しようとするとき、複雑に考える傾向があります。

「うまくいかなかったらどうしよう……」
「たくさん解決手段を考えたけれど、何から手をつければいいのだろう……」

「物事をシンプルに捉えることは、エネルギーの集中を生み、問題解決のスピードが上がる」と頭の中でわかっていても、複雑に考えてしまいます。

そんなときに、「セパレート思考」が大いに実力を発揮します。

しかも、その問題の対象は、会社やチームといった組織的な問題はもちろん、個人レベルの問題まで、幅広く活用できます。

 

人工知能に勝つ「創造力」を活性化させるメソッド

「セパレート思考」は、正しい決断や行動に導くだけにとどまらず、アイデアを引き出す創造力の活性化にも役立ちます。

ご承知のとおり、今後、技術の発展により、複雑な問題も多くの部分は、「人工知能」が解決をしてくれる時代になるでしょう。今、情報処理学会では2045年に人工知能が人間の知能の総和を追い越す臨界点に達するという話題で持ち切りのようです。

仕事の多くも、人工知能が人間に置き換わることが現実的に推測されています。

では、あなたの価値はロボットをはじめとする人口知能に置き換わってしまうのでしょうか?

ご安心ください。視点を切り替えれば、何の問題もありません。

人間は、動物界の中で最も高度な創造力を持ちます。常に創造的に考え、新たな価値を生み出すなら、人工知能にあなたの価値が置き換わることはないのです。

ただし、頭の中がごちゃごちゃの状態だと、創造的に考える頭の中の余白が少なくなってしまいますので、注意が必要です。

先が見えず、答えがない時代は創造力がカギを握りますが、まずは頭の中にあるゴミを捨てて、シンプルに思考することが、あなたの中にある創造性を最高に引き出します。

決して、ロジカルシンキング(論理的思考)だけでは答えが見つかりません。複雑な問題がはびこる現代では、自分で答えをつくるしかないからです。

大切なのは、「知識」や「スキル」よりも「創造力」であり、創造力を高める前提の「思考のシンプル化(整理)」です。

この過酷な時代を生きるための頭がいい人の条件は、すでに時代とともに変わりました。今の時代の〝成果を生み出すための頭の良さ〞とは、「思考が整理されて、常に創造的なスイッチに入ること」。そのために、「セパレート思考」は必要不可欠なのです。

 

思考のシンプル化が、仕事のパフォーマンスを最大化する

この本では、私が体系化した思考の整理メソッド「セパレート思考」を余すところなくご紹介していきます。

ひと言で「仕分け」すると言っても、問題や課題によって、仕分ける方法が異なります。問題・課題に応じて、具体的にどのように仕分けていけばいいのかをわかりやすくお伝えしていきます。

第1章では、「セパレート思考」の概要と基本方法、その効果について解説していきます。

第2章では、思考篇として、目標や夢、成果、アイデアなど、目に見えにくいもの、頭や心の中でごちゃごちゃしているものを、どのように仕分けて、問題解決に導いていくかについて、詳しく解説します。

第3章では、行動篇として、具体的に行動に移すために必要な仕分けの技術を提案していきます。いいアイデアがあるのに、なかなか行動に移せないと悩んでいる人にお役に立つ内容になっています。

第4章では、氾濫する情報の仕分けについて、徹底解説します。ネットの発達した社会で、私たちの日常には情報が飛び交っています。情報が多く入手できるメリットがありますが、情報が多く入手できることで、惑わされて、決断や行動を妨げるような事態が多くなっています。その情報をどのように仕分けて、どう活用していけばいいのか、具体的な方法を交えながら解説します。

最後の第5章では、成果につなげる仕分けの技術を解説します。同じ条件、同じ情報、同じ環境にあっても、成果につなげられる人、成果につなげられない人がいます。その差は、仕分け方、仕分けた後の方法に差があります。セパレート思考のビジネス篇として解説していきます。

「あなたに何か問題が発生したとき、頭がパニックにならないように」
「いきなり選択肢の絞り込みができないからと、悩むことがないように」

「誰でも、簡単に、今すぐできる」
をコンセプトにまとめました。

シンプル化の入り口である頭の中の整理方法を「セパレート」という技術を使ってご紹介していきます。

これは、一瞬にして思考が整理される〝魔法のメソッド〞です。

主にビジネスパーソンを想定して書いていますが、将来の進路に悩む学生の方や主婦、婚活中の方まで、年齢や職業を問わず、お役に立てる内容になっています。

複雑な時代にシンプルに生きる思考法は、誰もが強力な武器となる普遍的なものです。
思考のシンプル化は、仕事の質を上げ、人生の質をも上げます。

この本が、あなたにとって、問題解決の一助となれば、著者としてこれほどうれしいことはありません。

 

第1章
「セパレート思考」とは何か? 概論篇

1
「セパレート思考」は、問題解決の特効薬

ざっくりと「仕分け」するだけ

「セパレート思考」とは、頭の中にある選択肢を「価値があるもの」「価値がないもの」にセパレート(仕分け)し、適切な決断を可能にする思考法です。

ひと言で言うと、「頭の中の整理整頓法」です。衣替えの季節に、「いる服」と「いらない服」を仕分けるように、頭の中も仕分けしながら整理していきます。

思考の整理は、本来集中すべきことに集中し、その人や会社が持つ価値を最大限に引き出してくれます。

元クライアントである人材派遣会社の社長は、常に情報収集し新たな戦略を考える、文字どおり四六時中、頭の中をフル稼働させている人でした。よく本を読み、勉強会にも参加し、ブレーンの意見を聞いては戦略を練る日々。

ところが、ある悩みをずっと抱えていました。

選択肢はいろいろと思いつくけれど、判断するときにいつも立ち止まってしまうというものです。

あの情報もこの情報も、プランAもプランBも、頭の中で錯綜して、収拾がつかないというのです。考え出すと、どれも正しそうに思えてくると言います。

そこで私は、こうアドバイスしました。

「まずは、メモに書き出してみてください。『すぐできるもの』と『すぐできないもの』、『コストがかかるもの』と『コストがかからないもの』など、大雑把でいいので、選択肢を仕分けするだけで解決しますよ」

ポイントは、紙に書き出しながら整理したほうがいいという点です。

頭が良い人ほど、無意識のうちに自分の頭脳を過信し、頭の中だけで答えを出そうとしてしまいます。

社長は、さっそくそのアドバイスに従っていきます。ポケットメモを購入して上着の内ポケットに入れて歩き、思考してはメモで整理する日々が始まりました。

それ以来、立ち止まって思考を整理することが習慣化し、適切な経営判断までのスピードが2倍になったと言います。さらに、業績が3年間で2・5倍になったといううれしい報告つきでした。

 

問題発生時の初めの一歩

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このエピソードは、私たちに思考の整理の大切さを教えてくれます。

私たちは、日々多くの情報にさらされています。また、日々多くのことを思考しています。ある研究によれば、人間は1日のうちに6万回も物事について思考すると言います。

しかし、情報や思考は仕事において便利さを提供してくれる反面、放っておくと頭を混乱させてしまうやっかいなものでもあります。それは、「価値があるもの」と「価値がないもの」が混在して、判断力を鈍らせてしまうからです。

たとえば、ある問題を解決することが目的の場合、解決方法を手に入れるためにさまざまな情報を仕入れ、熟慮を重ねたのに、逆に頭が混乱してきたと感じた経験はありませんか?

さまざまな選択肢が混在して絡み出すと、それを解きほぐすのは容易ではありません。

こんなとき、あなたならどうしますか?

「いったん寝て、日を改めて考え直す」「ただ茫然と立ち尽くす」「人に相談する」など、きっとさまざまな打開策を取ることでしょう。

ここでおすすめしたいのは、頭の中で絡まり合った選択肢をいったん、「価値があるもの(今使えるもの)」と「価値がないもの(今使えないもの)」に仕分けすることです。

複数の選択肢が絡まり合って大きなままだと、何から手をつければいいのか見えてきません。

2つに仕分けをすることで、「今どこに集中すべきなのか」「本質は何なのか」が瞬時に見えてきます。これは、決断スピードを高め、問題の処理速度をも速めてくれます。

 

ロジカルシンキングは不要

特にビジネスリーダーは、複雑な問題が発生したからといって頭を混乱させて、立ち止まることはできません。

解決策をたくさん思いついても、それを整理して適切な決断を繰り返さなければ、状況の打開はできません。

複雑化する時代のリーダーには、しっかりと物事を整理して道筋をつけることが求められます。整理しないまま人をリードしようとすると、ついてきてくれる人たちが混乱状態に陥るからです。

リーダーと言えば、ビジョンを語り、高いスキルと情熱を持って人を引っ張っていくイメージを持ちがちです。しかし、現在のように、先が見通しにくい複雑な時代には、一般的なリーダー像に加え、「整理する」力がなければ人や会社をリードしていくことは難しいでしょう。

これは、ビジネスリーダーに限った話ではありません。自分の人生を主体的にリードするという点では、主婦や学生に至るまで皆、同じなのです。思考の整理による問題解決は、人をリードする上でも、自分の人生をリードする上でも、この過酷な時代を生き抜くための必須のスキルとも言えます。

アップル社を創業したスティーブ・ジョブズ氏は、生前にこんな言葉を残しました。

「シンプルであることは、複雑であることよりも難しいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を整理しなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ」

これまであなたは、問題の解決に頭の中で答えが出てくるのを無意識のうちに待っていたかもしれません。

今後は、あとのページで詳述する手順で強い意識を持って思考の整理を行なってください。ただ、思考の整理と言っても、難しいロジカルシンキングや気合いは不要です。まずは気軽に、物事をざっくりと仕分けするだけでいいのです。

 

2
「思考のメタボ」が、会社を滅ぼす

頭はいいのに、成果が出ない人

私がある大手メーカーのマネージャークラス向けに講演していたときのことです。「10人ほどのメンバーが新規事業を立ち上げるべく奮闘しているのですが、なかなか企画がまとまらない」と講演後にご相談いただきました。

メンバーそれぞれ頭も情報感度も良く、おもしろい切り口の企画は出てきているようなのですが、どの企画案や戦略の選択肢も良く見えて、なかなか絞り切れないとのことでした。

確かに、それぞれの企画案は、研修をたくさん受けてきただけあって、質が高い内容です。それなのに、選択肢が絞り切れないことが影響して、最終的に出てきたプランは、メンバー全員の最大公約数的な面白味がないものでした。

そこで私は、こう尋ねました。

「今、やるべき目標は、次の会社の収益源になりうる事業を1つ生み出すことですよね? 考えて、調べることばかりに時間をかけて、整理することに力が入っていないのでは?」

すると、私と目が合ったチームリーダーの30代後半の社員は、「バレたか!」と言わんばかりの表情で、苦笑いしながらうつむいてしまいました。

優秀な人ほど、頭が混乱したまま膠着状態に陥ることがよくあります。整理することよりも、考えたり調べたりして、自分の知識欲を満たすことが快感になってしまうからです。

これでは、何の成果も生まれません。

「あれも考えなければ……。これも調べなければ……」では、時間がいくらあっても足りません。

成果が出ない思考は、単に余分な情報と知識だけの〝メタボ状態〟になってしまうのです。思考のメタボは、新たな収益源を生み出すことさえ阻むやっかいなガンとも言えます。

 
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「3M症候群」にご用心

私が中小企業の経営者向けに業務改善をテーマにした講演をするときに毎回、冒頭である質問をします。

「次の7つのうち、あなたはどんなタイプですか?」
あなたもぜひやってみてください。

①毎日、ToDoリストの作成に時間をかけすぎている。
②理屈や合理性を重視する性格である。
③完璧主義者で100%の準備がなければ動けない。
④自分のやり方や主張にこだわりすぎる。
⑤他人の目を常に意識しすぎてしまう。
⑥いつもネット検索に時間をかけすぎている。
⑦物事を簡潔に話すことが苦手である。

これは、〝思考のメタボ〞になっていて、業務効率が落ちていないかのセルフチェックです。

さて、あなたは、いくつチェックが入りましたか?

思考のメタボ(ここでは、考えすぎや情報の過多)は、業務効率まで落とすので注意が必要です。

営業活動や事務処理においても、思考が整理されていないとムリ、ムラ、ムダが発生してしまいます。私は、これら頭文字をとって思考のメタボによる「3M症候群」と呼んでいます。

3M症候群は、業務効率を落とし、結果としてコストがかさんでいきます。つまり、思考のメタボは、隠れたコストアップの要因にもつながります。だからこそ、思考の整理が必要なのです。

 

3
成果が出ないものは、すべて「思考のゴミ」である

世界の最先端は「引き算」

今、アメリカのシリコンバレーを代表する企業であるグーグルやインテルでは、社員向けの研修プログラムとして「瞑想」に取り組むことが人気のようです。

特にグーグルでは、これまで1000人以上がプログラムを受講し、400人以上が順番を待つほどだと言います。フェイスブックやツイッターの創業者も、瞑想することで頭を空っぽにする習慣を取り入れているようです。

いかに雑念や頭の中のゴミを取り除き、成果が出る1つのことに集中するか。

これは「マインドフルネス」と呼ばれていますが、今やアメリカでは「TIME」誌でも特集が組まれるほど注目されています。

私たちがいかに複雑な時代環境に生き、「思考のメタボ」に悩まされているのかを物語っています。
 
2014年は、「アナと雪の女王」という映画が日米で大ヒットしました。特に主題歌の歌詞で「Let It Go(ありのままの自分になる)」という箇所に、共感する人が続出しました。雑念や考えすぎでできてしまった思考のゴミをなくし、自分らしい生き方をしたいという潜在欲求をくすぐる歌詞だったのでしょう。

こうした一連の流れを見ると、日米同時に「思考の整理」の大切さが再認識されたタイミングと言えるのではないでしょうか。

思考のゴミを捨てる作業を、私は「思考の引き算」と呼んでいますが、2015年は「思考の引き算元年」と言っても過言ではありません。

 

仕分けてから、引き算する

「思考の引き算」は、本書のテーマである「セパレート思考」によって実現します。
私のところには、転職の相談から経営戦略の相談まで、幅広い相談がきます。

その中でも、「自分のやりたいことが見えない」「将来展開すべき事業が絞り込めない」など将来に関するものが多くあります。

将来とは、まだ経験したことがない未来のことなので、考えても答えを出すのは難しいものです。それゆえ、あれこれ考えすぎて堂々巡りしてしまいます。

そこで、意識して「引き算」で考えてみます。

たとえば、私はかつて「事業を拡大して上場企業をつくりたい」と考えていました。しかし、実際には事業を拡大していく事業家として生きるのか、コンサルタントや研修講師のように専門家として生きていくのかで揺れ、悶々とした日々を過ごしていました。そして行き詰まったとき、「事業家として生きていく場合」と「専門家として生きていく場合」を仕分けして熟慮を重ねました。

違和感があるほうは、どちらだろうか?
本当は他人の期待に応えるためだけに陥っているのはどちらだろうか?

こんな消去法で考えてみることにしたのです。

自問自答した結果、事業家として主役になるのではなく、事業家をサポートする専門家になりたい。

こうして自分の生きる道が一本に絞り込まれ、覚悟ができました。

 

成果の出ない選択肢は、しがみつかずに捨てる

営業方法についても、判断する際の引き算は同じ考え方でした。もともと、電話営業やダイレクトメールなど、こちらから売り込む「プッシュ営業」ばかりしていました。

ところが、あまり成果が出ず、4年間ほどは月給15万円を下回る、食えない〝冬の時代〞に突入します。

そこで営業手法を、売り込む「プッシュ営業」と、情報発信から関心をひいて問い合わせをもらう「プル営業」に仕分けしてみました。

自分は気が弱いので、こちらから強くPRするプッシュ営業はあまり得意ではありません。また、成果もほとんど出ませんでした。

情報をわかりやすく整理して発信できるという自分の強みは、どちらが発揮できるだろうか?

仕分け結果を一覧表にして再考した結果、自動的に頭の中からプッシュ営業という選択肢が引き算され、プル営業へ集中することになりました。そこから、ようやく私の会社の業績にも春がやってきたのです。

成果が出ない選択肢は、消去法で引き算して捨てることが大切である。それを、身をもって体験しました。

仕分けてから、引き算する。その引き算するときの絶対基準は、「成果が出るか、出ないか」となります。

 

4
決断スピードが上がる「3ステップ」

選択肢を絞り込めない理由

これまで思考のメタボから脱出するために、引き算が大切であることをお話ししてきました。そうは言っても、なかなか思考のメタボから脱出できないのが常です。

たいてい、頭の中がごちゃごちゃしているときは、何から手をつけていいのかがわからないからです。

「頭を整理するためには……、えっと、何を引き算すればいいんだっけ……?」
こう心の中でつぶやきながら、思考が止まってしまった経験はありませんか?

私もこれまで何度となく経験してきました。特に事業の戦略を考えるときなどは、戦略はシンプルに絞り込んで集中したほうがいいと言われます。

ただし、頭ではわかっていてもなかなかできないものです。
それは、一足飛びに絞り込もうとしてしまうからです。

 

絞り込むまでのメカニズム

絞り込むためには、まず絞り込むまでのメカニズムを理解しておかなければなりません。

たとえば、お昼前であなたはとてもお腹が空いているとします。今日のランチを頭に浮かべたところ、餃子とハンバーグと蕎麦が出てきました。会社の近くには、どれもおいしくて安い名店があるので、迷い始めます。

そんなとき、どんな思考手順で店を絞り込みますか?

たとえば、餃子は午後からお客様と会うので口臭が気になるな。では、口臭のリスクがないものにしよう。もしくは、今日は二日酔いだから、あっさりしたものを食べたいなどと、そのときの状況に応じて無意識にいずれか一方を引き算してい
ます。

もっと言えば、引き算の前に、「口臭のリスクがあるもの」と「ないもの」、「くどくて量が多いもの」と「あっさりして少量のもの」などと、普段は無意識に頭の中で仕分けをしています。

このように私たちは、日々の店選びでさえ、一足飛びに選択肢を絞り込むのではなく、まずは仕分け作業を行なっています。

逆に言えば、頭の中がごちゃごちゃしてきたときに、仕分けすることなく決断をすることなどできないのです。

仕事においても、出勤してからまずToDoリストを作成している人がいます。ToDoリストとは、仕事でやるべきことを書き出して優先順位をつけるためのものです。紙に書く人からスマホで管理する人までさまざまでしょう。

あなたなら、仕事の優先順位はどのようにつけますか?
いきなり、業務項目を優先順位別に書けますか?

たとえば、「重要なもの」と「重要ではないもの」や、「今日すべきもの」と「明日以降でよいもの」、「自分の作業」と「他人からの依頼分」などと、まずは仕分けをするのではないでしょうか。

この仕分けなくして、いきなり優先順位をつけるのは難しいはずです。言い換えれば、仕分けをするだけで優先順位づけや行動の第一歩目が出やすくなります。

 

選択肢を絞るのに、勇気はいらない

なかなか選択肢が絞れなくて悩む人がいます。決断力がないと嘆く人がいます。いずれも、頭が悪いわけでも、優柔不断なわけでもありません。頭の整理ができていないだけです。もっと言えば、頭の中の仕分けができていないだけなのです。そこに気合いを入れたり、勇気をふり絞ったからと言って、一気に決断にまで至ることはありません。

あくまでも、仕分けをすることで不要な選択肢の引き算が可能になり、初めて決断に至ります。

仕分けるだけなので、後に詳述する視点を理解しておけば、誰でも手軽にできます。思考の仕分けは、誰でもできる、最初のステップにして最大のインパクトを持つのです。

 

「第二の脳」をつくって仕分ける

ただし、頭の中の仕分けは、目に見えるような形で行なうことが必要です。

頭の中は目に見えないため、仕分け結果を脳に記述しようにも浮かんでは消えてしまうからです。

それに対し、ファストフード店へ行ってゴミを捨てるときに、燃えるゴミと燃えないゴミの仕分けは簡単にできます。衣替えシーズンになれば、着る服と着ない服の仕分けも難しくありません。

それは、目の前に現物があり、目に見える状態だからです。そこで、ゴミの分別と同じように、頭の中の仕分けも、目に見える状態にすること(見える化)です。

頭の中の見える化は、紙に書き出すことによって、誰でも手軽にできます。紙に書き出すことで、冷静にかつ客観的に頭の中身が見えますので、どちらを引き算すれば良いかが一目瞭然になります。

書き出した紙は、いわば「第二の脳」とも言えます。

それでは次のページでは、視覚的にも頭の中の仕分けをスムーズにする道具についてご紹介します。

 

5
思考の整理は、道具選びから

なぜ、思考の整理は、「手書き」のほうがいいのか?

頭の中の仕分けは、「紙に書き出す」ことから始めることが肝心です。頭の中だけで考え始めると、浮かんでは消え、道筋も不明確に堂々巡りが始まります。

また、「書く」という行為は、学術的な研究でも、脳の細胞を刺激し、脳が処理しなければならないあらゆるものの中で、その瞬間に積極的に注意を向けているものを、より重要視する働きをすると言われています。
 
PCのほうが文字を速く打てるし、キレイに書けるという人もいるでしょう。

しかし、思考の整理で大切なのは、意識を集中して熟慮することです。速さやキレイさよりも、手書きでじっくりと意識を集中することを優先したほうがいいのです。普段の仕事は、PCでスピード化や効率化を図り、思考の整理のときは、じっくりと紙を使うという使い分けが必要です。

 

思考の仕分けに有効なのは、「A4サイズのメモ用紙」

あなたは、仕事の情報を手書きで記録する場合、何を使っていますか?

ノートや手帳、メモ帳、付箋など、さまざまなものがあるでしょう。

しかし、いろいろと試行錯誤した結果、「A4サイズのメモ用紙」タイプのものが有効です。

メモ用紙も、2種類の使い分けをしています。

普段、日常業務のことで、頭の中の仕分けをする場合は、主にコピー用紙の裏紙(白色で無地)をメモ帳代わりに使ってさらっと書き出します。

一方、経営戦略の重要な決断や、自分の人生について考えるときは、切り離すことができるレポートパッド(方眼紙タイプ)を使います。

ノートや手帳に書き留める人も多いようですが、間違ったときに修正がめんどくさいという難点があります。また、ノートは、情報が蓄積されていくため、過去の記述に思考が引っ張られてしまうこともあります。

その点、コピー用紙の裏紙やレポートパッドは、思考の仕分けをして整理できれば、あとは捨てるだけです。もったいないという感情も湧くかもしれませんが、整理が終われば、物理的にも捨てることで、思考が引き算されて、より決断力が高まっていくのです。

仕分けする内容によって、使い分けるのも有効です。

①日常業務の仕分けには、A4コピー用紙
日常業務の仕分けには、A4コピー用紙の裏紙を使うのがおすすめです。理由は、コピーを仕損じた紙の裏に書くなら気兼ねなく捨てられるからです。また、無地のため、発想の制限をつけずに真っ白な気持ちで、スピーディーに書き出せるという利点もあります。

会社に蓄積されたコピー用紙の裏紙を何枚かカバンに忍ばせておけば、外出時でもさらっと仕分けできます。ジャーナリストの池上彰氏も、A4のメモ用紙を外出時に持ち歩くそうです。

もし裏紙がオフィスになければ、安い再生紙わら半紙などを購入してもいいでしょう。

②熟慮を重ねる仕分けには、方眼紙タイプのレポート用紙
一方、熟慮を重ねる場合の仕分けには、方眼紙タイプのレポートパッドを使うという話も先ほどしました。

ノートの場合は、たいてい横の罫線だけが引かれているため、罫線に合わせて発想しようとしてしまいます。

方眼紙の場合は、縦横の線になっていますので、一定の規律を保ちながら自由に書き込みができる点で、熟慮という場面に優れています。

 

「セパレート・メモ」づくりの基本

紙は、横置きにして1テーマにつき1枚使います。横置きで記述するスペースを大きくとって大きな字で書いたほうが発想の枠も広がりやすくなります。

また、一つひとつ余分な選択肢を引き算していくためには、「1枚の紙に1つのテーマ」だけにすることが肝心です。1枚の紙に、複数のテーマを書くと意識が分散してしまって、逆に頭がごちゃごちゃしてしまいます。

整理が終われば、紙を捨てるのが基本ですが、中にはすぐに結論が出ないので保留にな
る場合もあるでしょう。また、アイデアの整理や情報は保管しておいたほうがいい場合もあります。

そんなときは、クリアファイルにいったんしまい込んでおきます。そのため、紙はクリアファイルでの保管性に優れたA4サイズの紙がおすすめです。

なお、必ずしもコピー用紙の裏紙とレポートパッドを使い分けなければダメというわけではありません。極論すると、「A4サイズのメモ用紙」であれば何でもOKです。

大切なのは、メモ用紙を使って仕分けが終われば捨てる(物理的にも引き算する)という部分にあります。思考を整理する「A4サイズのメモ用紙」を、私は「セパレート・メモ」と呼んでいます。

 

黒のサインペンと青の万年筆の使い分け

では、メモ用紙の相棒に、どんなペンを使えば良いでしょうか?

書き心地が良いと、それだけ頭の整理が苦痛から快楽に変わっていきますので、ペン選びも侮れません。

おすすめは黒のサインペンです。

サインペンは、紙の上の走りがボールペンやシャープペンシルに比べてなめらかです。ボールペンやシャープペンシルは、グラウンドをしっかりとスパイクで歩く感覚ですが、サインペンはアイススケートのような感覚で、すらすらと書き出せます。

個人的には、サインペンで書くときの独自の音も実に心地よく感じます。

ただ、経営戦略や人生の決断ごとなど、より集中して整理するテーマの場合は、あえて青インクの万年筆にすることがあります。いつもと違う筆記用具を使うことは、気持ちを切り替えるためのスイッチになるからです。

また青色を使うと、「創造性を生む」という研究結果があります(2009年、ブリティッシュコロンビア大学ルイ・ジュリエット・ツー博士らが、「青色は創造性を生み、赤色は正確性をつくる」との色彩研究結果を科学誌「サイエンス」〈WEB版〉に発表)。

これまで私の体験に基づき、スムーズに頭の中を仕分ける道具選びについてお話ししてきました。しかし、「これでなければいけない」というものでもありません。

A 4サイズのメモ用紙であること以外は、ぜひ自分にとって最も心地よく、効果的な道具を見つけてください。

鈴木進介著『問題解決のためのセパレート思考』より抜粋

【書籍紹介~目次】

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『問題解決のためのセパレート思考』

 

はじめに
―問題をシンプルにして、正しい決断と行動につなげるメソッド 

第1章 「セパレート思考」とは何か? 概論篇 
1 「セパレート思考」は、問題解決の特効薬 
ざっくりと「仕分け」するだけ 
問題発生時の初めの一歩 
ロジカルシンキングは不要 
2 「思考のメタボ」が、会社を滅ぼす 
頭はいいのに、成果が出ない人 
「3M症候群」にご用心 
3 成果が出ないものは、すべて「思考のゴミ」である 
世界の最先端は「引き算」 
仕分けてから、引き算する 
成果の出ない選択肢は、しがみつかずに捨てる 
4 決断スピードが上がる「3ステップ」 
選択肢を絞り込めない理由 
絞り込むまでのメカニズム 
選択肢を絞るのに、勇気はいらない 
「第二の脳」をつくって仕分ける 
5 思考の整理は、道具選びから 
なぜ、思考の整理は、「手書き」のほうがいいのか? 
思考の仕分けに有効なのは、「A4サイズのメモ用紙」 
「セパレート・メモ」づくりの基本 
黒のサインペンと青の万年筆の使い分け 

第2 章 頭の中のゴチャゴチャを消す技術思考篇
1 目標は、「量」と「質」で仕分けする――【定量目標、定性目標】 
ついていきたくなるリーダーの目標設定法 
定量目標と定性目標が整理されていない会社は危ない 
夢が夢だけで終わる人に足りないこと 
目標は、量と質の両面から設定する 
2 成果が出ないのは、目的と手段が逆転しているから――【目的、手段】 
成果が出ないときのチェックポイント
目的と手段の仕分けで、社風改革に成功
目的と手段の逆転が引き起こす、もう1つの問題
3 問題解決策が出ないときは、まず抽象的に考える――【抽象的、具体的】 
アイデアが煮詰まったときの秘策 
具体論だけで考えると、思考は制限される 
抽象的なものを具体化する3つのテクニック 
「抽象と具体の往復」が手詰まり感を解消する 
4 原因の深掘りが、思考の堂々巡りを断ち切る――【原因、解決策】 
効果的な解決策に必要なもの 
一流選手のスランプ脱出のための思考法 
学校では教えてくれない問題解決法 
人生を変えた原因究明 
3回の「なぜ?」で原因がわかる 
5 的外れな発想は、頭の仕分けで矯正できる――【事実、意見】 
事実と意見が混ざると、ゆがむ 
どんな「事実」も、良質な「意見」を生み出す 
事実ベースで発想しないと、的外れなことになる危険 
6 不要な選択肢を捨てる技術――【収束、評価】 
「メリット」と「デメリット」で仕分けし、3段階で評価する――メリット・デメリット表 
選択肢が多いときに絞り込むための仕分け法――ペイオフマトリクス表 
判断の最後の切り札 

第3 章心のブレーキを外して行動に移す方法 行動篇
1 結果とプロセス、どちらが大事か?――【プロセス、結果】 
バランスを欠くと、行動が止まる 
結果が出ないなら、まずプロセス目標を設定する 
将来の夢をプロセス目標に落とし込む 
結果へのこだわりが、結果を遠ざける 
「結果目標」への近道 
2 優先順位は、時間軸の仕分けで決まる――【短期、長期】 
中長期的視点と短期的視点の両面で考える 
今の悩みは、永遠に続くのか?
時間軸の仕分けが、苦境の突破口
わかっていても整理ができないから、書き出す 
3 「なんとなく難しそう」がなくなる仕分け術――【大項目、中項目、小項目】 
行動の第一歩が踏み出せない人のメカニズム
あいまいな表現や悩みを、小さく仕分ける 
3サイズで仕分ける方法 
行動の第一歩目までの心理的ハードルを下げる秘策 
赤ちゃんのように小さく進める行動レベルとは? 
4 「やらない」ことを先に決めると、前進する――【やらないこと、やること】 
「やらないこと」と向き合う効用 
人の心は、「得たい」より「回避したい」を重視する 
「やらないこと」「やりたいこと」を仕分けして、成功した2つの会社 
「やらないこと」を決めると、人はついてくる 
5 なぜ成功者は毎日同じ服を着るのか?――【こだわる、こだわらない】 
ジョブズは、なぜ黒のタートルネックにこだわったのか? 
100点を取るべき仕事、60点でいい仕事 
最初から100点を目指すから、動けない 
あなたはどこに「こだわる」のか? 
「こだわり度」の仕分けが、行動を加速させる 
6 松井秀喜と本田圭佑に共通する思考法――【変えられる、変えられない】 
一流は不動心を持ち、二流はパニックを起こす 
「工夫」を引き出すために、コレを確認する 
「変えられないもの」には、いったん目をつぶる 
いつでも「自分」だけは変えられる 
7 一流は仕事を手放し、二流は抱え込む――【任せる、先延ばし】 
「自分がやったほうが早い」は、逆に遅れる 
「やらないこと」への対処法の重要ポイント 
仕事の「抱え込み度」チェック 
「他人に任せるのが苦手な人」が知っておきたい3つのポイント 
前向きな「先延ばし」のススメ 

第4 章 一瞬で片づく情報の仕分け方 情報篇 
1 読書効果を高める整理術――【要点、実践】 
読書で得た知識を活かす「実践メモ」づくり① ――20文字要約 
読書で得た知識を活かす「実践メモ」づくり②――7つのキーワード抜き出し 
読書で得た知識を活かす「実践メモ」づくり③――行動項目の書き出し
得た知識を体に覚えさせる方法 
2 現状分析の秘策「立体式整理法」――【鳥の目、虫の目、魚の目】 
現状把握に必要な3つの「視点の収納箱」 
人物情報の整理でも使える「立体式整理法」 
マクドナルドの現状をどう読み解くか? 
色分けすると、さらに見えてくる 
3 すべてのビジネスは、3人の目で読み解く――【鳥の目顧客、自社、競合】 
ビジネスで勝つための情報の視点 
戦略立案力は、情報の仕分け方で決まる 
ニュースや資料の読み解きにも効果絶大 
4 ミクロ視点の3つの重要エッセンス――【虫の目:What, How, Why】 
「お客様視点」の見つけ方 
「三現主義」で用意すべき仕分け箱 
ジョブズの「虫の目」 
5 リーダーは未来より過去を大切にする――【魚の目:過去、未来】 
成果を出すための情報収集術 
「時の流れ」を読む 
「過去」と「現在」を比較するときのポイント 
現在と過去の仕分けで、「新たな気づき」を得る 

第5章 結果にコミットする「セパレート思考」 ビジネス篇
1 すべての戦略は、3つの仕分けで考える――【誰に、何を、どのように】 
ビジネスの〝基礎工事〟は、3つの土台づくりから 
急成長企業は、この3つの視点が明確 
売上不振の原因の9割は、3つの視点に集約される 
3つの視点を非凡なまでに追求する 
2 なぜユニクロの品質は良くなったのか?――【商品、価格、販路、宣伝】 
事業戦略を明確にする4つの視点 
ユニクロの事業戦略を4つの視点で分析する
「4P」のあとに、もう一段階仕分けする 
戦略の仕分けで、アイデアの発散もできる
4Pを個人のキャリア戦略に活用する方法
3 売上を倍増させる3つの掛け算――【新規、リピート、客単価】 
景気に左右されずに好業績を上げる会社の秘密 
売上向上策を3つに仕分けて急成長 
3つの仕分けで売上2倍以上にするカラクリ 
「売上を増やす」=「新規顧客の獲得」の思い込みを捨てる 

おわりに 

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