野呂エイシロウが明かす!人間関係のいざこざも仕事もなかなか終わらないあなたに必要なこととは

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仕事がなかなか終わらない…
人間関係が面倒くさい…
何かいいことないかな…

などとグダグダ感でスッキリしない日々を過ごしていませんか?
そんなときは、自分の周りを見渡してみてください。

部屋は散らかっている、
終わらない仕事は山積み、
人間関係のいざこざをダラダラ続けている、
などと、終わらないものだらけなはずです。

仕事など、終わらないものが残ることで常にそのことばかりが気になってしまいます。
集中力も欠け、仕事も新しいことも入らないパンク状態に陥るのです。こうなってしまっては、あなたの時間も人生も無駄なものばかりが積み上がり、どうにもならない状態になってしまうのです。

そうならないためには、仕事も人間関係のいざこざもすべてきれいに片づけて、終わらせることが大切なのです。

人気放送作家の野呂エイシロウ氏は「終わらせることは始めること、続けること」だと言います。

一つ一つをきちんと整理して終わらせることで、次の仕事や関係が始まり、それを繰り返すことで心地よく物事を続けていくことができるようになるのです。

仕事もプライベートも何かが終わらないうちに、次の新しいことを始めることはなかなかできません。頑張っていても結果が出ないと思っている方は、新しく何かを始めることよりも、終わらない何かをきちんと片づけて終わらせることが大切です。

さぁ、現状を嘆いていないで、一つ一つを片づけていきましょう。
終わらない仕事も、人間関係のいざこざも、スッキリすればどんどん新しいことが始まり、やがて、良い運が続き始めます。

これから紹介する「終わらせる」ポイントを見つめなおし、仕事も、人間関係もうまく回して、スッキリした気持ちのよい人生を始めましょう!

 

まえがき

第1章 新しく「始める」ために終わらせる!
最初は運だけだった
仕事も恋愛も全部うまく回り始めた
「終わらせる」と運が来る
終わらせることは始めること、続けること
「スカー!」に目覚めた
お金の落とし前をつけよう
気持ちに落とし前をつけよう
本当は考えた通りになっている

 

まえがき 終わらせないと新しい人生は始まらない!

スッキリすると「仕事」も「人生」もうまくいく理由

悩むビジネスマンイメージ

本書を手にとっていただき、ありがとうございます。きっと、あなたは、

「何か新しいことないかな。楽しいことないかな」
「人間関係って面倒……」
「仕事がなかなかうまくいかない」
「退屈な日々の繰り返しにウンザリ」
「何かときめくことないかな」

……などと考えているのではないでしょうか。なんか「グダグダ感」というか、「倦怠感」のようなものを感じているのではないでしょうか。
昔の僕もそうでした。

それがあることをきっかけに「終わらすこと」を心がけてから、「仕事」も「プライベート」も「人生全般」も、すべてがうまく回るようになったのです。よくよく考えてみれば当たり前ですが、

「終わらせないと何も始まらない」

のです。にもかかわらず、僕たちは「あれやらないといけないな」「片づけしなくちゃ」「面倒だから後回し」……というように、理由をつけては終わらせない。そうこうしているうちに、面倒くさくなって何も終わらない。何も始まらない。
 
こんなことをしていれば、「仕事」「人間関係」「恋愛」もうまくいくわけないのです。だって、終わらないから何も始まらないのです。

そのことに気づいてから、僕は人気放送作家になり、世界中のトップ企業と契約するPRコンサルタントとしてうまく回るようになりました。

しかも、本書で紹介するのは、だらしない性格の僕ですらできる方法です。「退屈な人生から脱出したい」「新しい人生を始めたい」なら、この先も少し読んでみてください。

「終わらせポイント」をつくるとうまくいく!

僕は、世間的に成功者と言われる人によくお話を聞くことがあります。そのときに彼らが決まって言うのは、

「私は運が良かっただけです」

ということ。もちろん、かなり謙遜しているとは思いますが、どんなに実力があっても運が悪ければ何事もうまくいくわけないでしょう。運といっても、ただ待っているだけではダメなのもおわかりでしょう。
 
僕は、「運に気づけるか」が重要だと思っています。彼らは、その運を掴むために小さな変化に気づけた人たちなのです。たとえば、あるビジネスが流行りそうだと思ってビジネスを始めて当たれば、その人は誰よりも早く気づけた人なわけです。

では、気づくためにどうすればいいか。

そのために常日頃から自分の周りをきれいに整理整頓し、あらゆることをどんどん片づけておく必要があるのです。乱雑なところでは、小さな変化に気づけません。終わらない仕事をいくつもかかえていれば、新しいチャンスに気づけません。

だから、多くの成功者たちは「片づけ」や「掃除」の重要性を説くのではないでしょうか。本書を通じてあなたに「終わらす技術」を身につけていただき、人生を良い方向に導いていってほしい。具体的には「終わらせ
ポイント」を設定していくやり方を紹介します。この方法なら、どんなに面倒くさがり屋でも終わらせることができるようになります。

第1章では、「終わらせていくことの重要性」について解説します。「終わらせないと、新しく始まらない」ということがわかるだけでも、明日からの人生が楽しくなります。

第2章では、「終わらせることで、気づける人になる」ということについて解説します。「気づける人」は、人生で成功する可能性が圧倒的に高い。人が気づく前にいろんなことに気づけるので、「仕事」「人間関係」などどれをとってもうまくいくのです。

第3章から第5章では、具体的に「終わらす技術」について解説します。【目的】→【片づけ】→【着地】の三つのステップであなたも「終わらす技術」の達人になれます。

第6章では、「運が良くなる! 終わらす人になるための習慣」を書いています。この習慣を実践すれば、あなたの人生はつきまくることでしょう。

第7章では、「終わってる人々」について解説しました。絶対に関わりたくない人たちです。関わるとあなたの運も落ちてしまいますよ。

では、第1章から読み始めてください。

野呂エイシロウ

 

第1章 新しく「始める」ために終わらせる::!

最初は運だけだった

「オレって、もしかして、ムチャクチャついてる?」

僕が自分の運の良さについて初めて本気で考えたのは、中学2年生の夏のことです。子どもながらに「ヤバイ!」と真っ青になるようなピンチから、大どんでん返しで立ち直る経験をしたのです。

成績は悪いけれど、お調子者でお祭り騒ぎだけは大好きだった僕は、夏休みの直前に行われる林間学校のキャンプファイヤー係を任されました。

勉強では目立つことができなかった僕にとって、キャンプファイヤー係は大きなチャンスでした。僕は密かに、クラスメートのカトウさんに思いを寄せていたのです。彼女は成績がトップクラスで、僕には高嶺の花でした。

中学生になれば、ラブレターやバレンタインのチョコレートをもらう男子もいたのに、僕はそういう幸せな目にあったことがなく、それが大きなコンプレックスになっていました。

僕はなんとかして、自分の存在価値をカトウさんに示したかった。その日から僕の頭の中は、キャンプファイヤー係をかっこよく決めている僕と、そんな僕に惹かれていくカトウさんの姿でいっぱいになりました。

妄想ばかりで肝心の準備をろくすっぽ進めていない様子を見て、心配した先生が声をかけてきたけれど、僕は上の空。ようやく実務に取りかかったのは前日のことです。

「さてと。キャンプファイヤーって、どうすりゃいいんだっけ?」

近所の書店でアウトドアの専門書を立ち読みし、僕は焦りまくりました。キャンプファイヤーなんて大きな焚き火くらいにしか考えていなかったけれど、そうじゃないらしいのです。

キャンプファイヤーには、棒に布きれを巻き付けたトーチというものが必須で、BGMやカセットデッキなども用意しなければならないのだとわかりました。

恋の行方以外、何も考えていなかった僕は顔面蒼白。ほとんど突貫工事であれこれ用意し、何とか間に合わせることができました。

ところが、すっかり安心してキャンプ場に向かうバスの中で、僕は、とんでもないことに気づきます。なんと、せっかくつくったトーチを一切合切、学校に忘れてきたのです。寝不足で朦朧としていた頭が、いきなりカキーンと冴え渡りました。
 
「ヤバイ。できないじゃん。キャンプファイヤー」
えらいことになりました。僕を軽蔑するカトウさんの顔が浮かびます。先生には、どれほど怒られることでしょう。

本当だったら、すぐにでも先生に相談する場面です。そうすれば、大人の頭でなんとかしてくれたに違いありません。

「お願い! 降ってくれえ!」
……なんと、愚かな僕は、ひたすら雨乞いをしたのです。

そうしたらなんと、さっきまで真っ青だった空がにわかにかき曇り、キャンプ場に到着した途端に大雨になったではありませんか。

先生が気の毒そうな顔をして僕に近づいてきました。
「せっかく頑張ってくれたのに残念だな。ごめんな」

「いや、大丈夫です。天気ばかりはしかたないです」
僕は、気落ちしているけれど冷静さを失わない、大人の自分を振る舞いました。

そんな僕に、きっと、カトウさんも同情と尊敬を寄せてくれたはずです(しかし、恋は実らず)。

 

仕事も恋愛も全部うまく回り始めた

このときの記憶があまりにも強烈なために、その後、自分の身に起きた数々の運が良い出来事を、僕は天が与えてくれた偶然のように思っていました。

僕は大学生のうちからいろいろな仕事を始め、学生には不釣り合いな稼ぎを得てきました。そして現在にいたるまで、興味を持った仕事にあれこれ手を出しては、ことごとく成功させることができています。

決して、一流大学に通っていたわけじゃないのに。
しかも、特別な才能などまったくないのに。

大学一年のとき、たまたま目にした雑誌の「学生クリエイター募集」という記事に応募してアイデアを出したら、合格することができました。そして、そこから高額なギャラの仕事が来るようになりました。

マーケティングという分野に興味を持ったときは、大銀行の偉い人たちをも巻き込んでクレジットカードをつくることもできました。学生の分際で、億単位のお金を動かすことになったのです。

大学卒業時の就職活動で受験したテレビ局は落ちたけれど、結局、放送作家になって、あちこちのテレビ局でヒット番組を生み出すことになりました。

さらには、コンサルティング業に興味を感じ始めたら、ちょうどそうした話が舞い込んで、いつの間にかコンサルタントという肩書きも持ってしまいました。しかも、やはり大卒時に受けて落ちた大企業のコンサルを、この僕が請け負うことになったのです。

やりたいと思うことが見つかった→実現した。
やりたいと思うことが見つかった→実現した。
やりたいと思うことが見つかった→実現した。

この繰り返し。そして、年収もどんどん増えていきました。
仕事だけじゃありません。恋愛面でも同じようなことが僕の身に起こりました。

僕は、特別な才能もなく、ハンサムでもなんでもない。それなのに、いつの間にか魅力的な女性とおつき合いできちゃっているのです。

 

「終わらせる」と運が来る

僕は最初、自分のこうした運の良さを、キャンプファイヤーの大雨のような、ただの偶然だと思っていました。

「ありがたいことだけれど、これじゃ人生前半で運を使い切っちゃうよ」
いつまで運の良さが続くのか、心配でもありました。

けれど、数年前から、僕の生活習慣こそが運を引き寄せているのかもしれないと考えるようになりました。

僕は、ほかの人たちと比べて、物事すべてに関して「終わらせる方法」を大事にしていて、どうやら、それがいい結果につながっているようなのです。

次々にやりたい仕事が舞い込んでくるのは、一つひとつの局面を上手に終わらせているから。そして、途中にも「終わらせポイント」をたくさん設定して、いつもスッキリした気分でいるから何もかも運良くいくのだと、今では確信するようになりました。

僕は、大学生の頃から、仕事に関しても女性に関しても、意識的に小さな「カタ」をつけるクセを持っていて、それが、特別な才能などない僕に成功をもたらしてくれているのです。

僕がそんなクセを身につけたのは、自分の性格をよくわかっていたからです。なんて言ったって、僕はキャンプファイヤーにトーチを忘れて来るくらいだらしないのです。小学生の頃は、僕のせいで親がたびたび学校に呼び出されていました。僕が今こんな本を書いていることを知ったら、当時の先生は卒倒することでしょう。

結局、カトウさんへの恋心もかなわず、相変わらず女の子にもてなかった僕は、せめて整理整頓に努め、だらしない人間だと嫌われないようにしようと考えました。

ただ、それだけのことで、仕事も恋愛もうまく回るクセが僕にはついてしまった。

大きな案件の仕事であっても、途中途中に区切りをつけて終わらせ、そこで一度整理をする。女性に対しても、ダラダラつき合わず、節目にはマメに連絡を入れる。もちろん、無精ひげなんか生やさない。そうしたら、すべてが変わっていったのです。

 

終わらせることは始めること、続けること

僕にとって、終わらせることは単なる終わりではありません。終わらせることは、新しく始めることであり、気分良く続けることなのです。

やりたい仕事が次々と舞い込んで、それをどんどん片づけていくと、また新たな仕事がそのクライアントから入ってきます。終わらせたからそれきりになるのではなく、終わらせるとよりたくさんの仕事が返ってくるのです。

一人の女性と別れても、終わりをきちんとするクセがあれば、憎み合うようなことにはなりません。いい友人として続くから、僕の周りには素敵な女性がどんどん増えていくのです。

今、「続ける方法」といったテーマがもてはやされています。それは、続けなければならないことを続けられずに、放り出してしまう人がいかに多いかの表れでしょう。でも、これだって、よく考えてみれば、終わらせないから続かないのです。

人間は終わりの見えないことはできません。

仕事を頑張っているわりには思うような結果が出せなかったり、なんだか毎日気分が晴れなかったりする最大の原因は、「終わらないグダグダ感」ではないでしょうか。スッキリしないグダグダ感が、僕たちのモチベーションを著しく落としているのです。

僕はいろいろな仕事をしているので、いつもたくさんの案件を抱えています。それは、あなたも同様のはず。企画書はまとめなくてはならないし、プレゼンの準備はしなくてはならないし、資料も読み込んでおかなければならないし、取引先からのリクエストにも応えなければならない……。

こんなふうに、僕たちはいつも、いろいろなことに押しつぶされそうになっています。そして、そのどれもが、終わりの見えない団子状態になって僕たちをイライラさせるのです。

片づけたい!
結果を出したい!
スッキリしたい!

こんな気持ちを抱えていながらそうはならないあなたに、僕の方法をお伝えするのが本書の役目です。

 

「スカー!」に目覚めた

きちんと終わらせてさえいれば、それはいい形で続くし、さらには、もっといいものが飛び込んでくる。今の僕にとって、始めることや続けることよりも、終わらせることのほうがはるかに重要になりました。

もっとも僕は、最初からそこまで見えていたわけではありません。あるときに、借金を返済し終えるまでは……。

当時から僕は、それなりに稼いでいたのでお金に困ってはいませんでした。ただ、だらしない性格がまだ時折顔を出していました。遊ぶためのお金を仕事のお金と分けていたまではいいのですが、遊び資金が足りなくなったときに、消費者金融から気軽にお金を借りてしまったのです。

ご存じの通り、消費者金融の金利は高い。五〇万円ほど借りると、毎月の返済額は結構な額になります。僕はそれを毎月返すことはできていたものの、返済日が近づくと、決まってザワザワした落ち着かない気分になりました。いや、返済日から遠くても、いつもどこかイヤな気分を引きずっていました。

仕事をしていても遊んでいても、頭の後ろ三〇センチくらいのところに、絶えず何かモヤモヤした塊があって、それが僕の集中力を妨げるのです。

「スッキリしないなあ。ダメだ、ちゃんとカタをつけなくては」

いつまでに終えるかも明確でないまま、だらだらと返済し続けていることに限界を感じた僕は、何があっても一気に全額返済しようと決心しました。そして、その日から徹底的に金銭管理をし、遊びも控えて倹約生活。それまで金利ばかり払い続けてほとんど減らなかった元本を、耳を揃えて返しました。

その瞬間、僕はいきなり、自分でも驚くような気分に襲われたのです。
「スッカーーー!」

とても言葉にはできないほどの、ものすごーくいい気分。頭の後ろ三〇センチの塊はすっかり消え去っていました。

そして、それを機に、仕事がグルグルグルグル面白いように回り始めました。余計なものが取れたために、仕事の本質に没頭できるようになったのでしょう。

「借金返しただけで、こんなに違うの? もしかして、ほかにも余計なことしてないだろうか?」

こうして僕は、自分の生活すべてを徹底的に整理し、物事を終わらせる節目を意識的に持つようになりました。

その結果、僕は今、あの「スカー!」を繰り返し味わいながら、仕事も恋愛もつきまくりの、最高に運のいい毎日を送っているのです。

 

お金の落とし前をつけよう

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とにかく、「落とし前」をつけていく。たとえば、僕はお金をケチることはしませんが、きちんと収支を合わせることにはこだわっています。納得できないお金の使い方をするのがイヤなのです。

三〇〇〇円のランチを食べて、三二〇〇円の価値が感じられたら満足だけど、二七〇〇円くらいにしか思えなければ、なんだか納得できません。一五〇〇円なら、まったく納得できません。

ランチの値段程度の話なら「こんな店、二度と来るもんか」でいいのですが、もっと大きな額面になると、しっかり落とし前をつけたくなってきます。そして、実際に落とし前をつけてきました。

たとえば、予備校に支払った受講料。僕は大学に入るために二年間予備校に通い、そこで費やした受講料は一八〇万円を超えました。

「ちょっとこれ、高すぎないか?」
自分の頭が悪いことは棚に上げ、納得できない気持ちでいっぱい。

だから僕は、大学に入ってから予備校で講師のアルバイトを始めたのです。アルバイト料は時給一五〇〇〜二〇〇〇円と悪くなく、僕は三年で自分が支払ってきた受講料を上回るお金を、予備校からしっかりいただきました。

数年前には、キャバクラ業界にも落とし前をつけてもらいました。

僕は、キャバクラにどっぷりはまった時期がありました。今考えるとバカみたいですが、夢中で通って、気づいたら半年で三〇〇万円近く使っていました。

ある日、注ぎ込んだお金を計算してみた僕は、いきなり我に返りました。
「うわ、こんなに払ったの?」

勝手にはまって通い詰めたとはいえ、この額はあり得ません。
自分の愚かさは棚に上げ、納得できない気持ちでいっぱい。

でも、今度ばかりは取り返すのは難しそう。だって、僕がキャバ嬢になることはできないし……。と思っていたら、なんと、仕事のつながりから、間接的ではありますが、あるキャバクラへアドバイスをする機会がやってきたのです。

僕は、キャバクラに通うお客がどうしたら喜ぶか、どんなサービスを待っているのかを身をもって知っていたので、その店は大流行。こうして僕は、かつてキャバクラに費やしたお金をアドバイス料として取り返すことができてしまったのです。

 

気持ちに落とし前をつけよう

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お金だけじゃなく気持ちにも「落とし前」をつけるようにしていました。たとえば、僕が大学を卒業したとき、就職戦線は今よりもずっと売り手市場でした。

僕のような三流大学の学生にも、たくさんの企業から案内のDMが送られてきました。

でも、一流企業となれば、やはり門戸は狭かった。そのときは気づかなかったのですが、最初から受け入れる大学のレベルを決めている企業も多かったようです。そうとは知らずにせっせとエントリーシートを出した僕は、不採用通知を何通も手にすることになりました。

僕が挑戦したのは、テレビ局や自動車会社など超人気の大手企業ばかり。考えてみたら受かるはずもないのですが、当時はやはり納得できない気持ちに襲われました。

興味のあった企業にことごとく振られた僕は、とりあえずある企業に就職したものの、学生時代から出入りしていたマスコミ業界でフリーランスで仕事をしていく道を選びました。

そして今、僕を採用してくれなかったテレビ局の番組をつくり、そこの社員たちよりも高額なギャラを手にする事もあります。さらには、僕を採用してくれなかった企業のコンサルティングを請け負って、経営上層部と意見を交換するようになっています。

もちろん、こうした企業に感謝こそすれ恨みなんてありませんから、落とし前をつけたというのは当たらないけれど、今はとても納得できる気分になっているのです。

よく言われることですが、就社ではなく就職。どこの会社に入るとかいうことは、どうでもいいのだと思います。自分が力を発揮できる職種で精一杯やっていると、きちんと自分の気持ちに落とし前がついていきます。

 

本当は考えた通りになっている

最近僕は、依頼されたときだけ、セミナーなど、話をする仕事もやらせてもらっています。そこに来てくれる人たちは本当に勉強家が多く、講師の僕のほうがたくさんの学びを得ているくらいです。

でも、そうした勉強家の人たちでさえ、「自分には運がない」と考えているケースが多いようです。「人生は思い通りにいかない」と言うのです。

先日、脚に障害を持つ二〇代の女性が、車椅子でセミナーに参加してくれました。聡明でとても感じのいい女性なのですが、体のことも含めて「自分にはやりたいと思ったことなど何もできない」と言いました。

僕は、優秀な彼女に自ら人生の可能性を狭めてほしくなかった。そこで、一枚の紙を渡してこう言いました。

「その紙を丸めてボール状にして、僕に投げてみてくれますか?」

彼女は早速、紙を丸めて僕に投げ、そのボールは僕の手の中に収まりました。その間、一〇秒くらいのことです。

「できたじゃないですか、思った通りのことが。今、頭にイメージしていた通りのことができましたよね」

すると彼女は、「そうか!」と満面の笑みを浮かべたのです。
僕は、人生とはそういうものだと思っています。

みんな、思い通りのことをきちんとやっています。思った通りの結果を手にしています。でも、そう思えていないのです。余計なことがたくさんあるが故に、本質に気づけなくなっているからです。

だから、どんどん終わらせましょう。終わらせなければ、新しいことは見えてこないのです。新しいことが来なければ、人生は退屈な毎日の繰り返しになってしまうのですから。

第1章のまとめ

・「終わらせポイント」をたくさん設定する
・気分が晴れない最大の原因は「終わらないグダグダ感」
・人間は「終わりの見えないこと」はできない ・お金も気持ちも「落とし前」をつける
・終わらせなければ、「新しいこと」は見えてこない

野呂エイシロウ著『終わらす技術』より抜粋

【書籍紹介~目次】

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『終わらす技術』

 

まえがき

第1章 新しく「始める」ために終わらせる!
最初は運だけだった
仕事も恋愛も全部うまく回り始めた
「終わらせる」と運が来る
終わらせることは始めること、続けること
「スカー!」に目覚めた
お金の落とし前をつけよう
気持ちに落とし前をつけよう
本当は考えた通りになっている

第2章 「気づき」のために終わらせる!
気づいたもん勝ち
余計なことが人間関係を面倒にする
「理解できていない」と思えば気づく
終わらせるから次が来る
片づけを楽しんでどんどん気づこう
気づける人は生き残る
整理しなければ鈍くなる
エクセル管理で収入が倍増
エクセル管理で気づきも倍増
「終わらせる」ための三つの条件

第3章 「目的」がわからなければ、終わらない!
目的を見極めないと意味がない
「職業」は目的ではない
自分の目的は開示する
単純に相手の目的をかなえる
相手の目的を聞く
目的を地図にする
スタイルから入る
アメリカではCMだけを流していた
副作用にびびるな
目的のために何ができるか
時間と経費の関係
ご褒美でなく投資
目的、目的、また目的

第4章 一個一個「片づけ」ないから、終わらない!
わかっていながらできない僕たち
一個こそ偉大なスタート
仕事を整理整頓する
小分けにする
暦を変にいじらない
エクセルで週単位管理
いらない書類は捨てていく
できるものからやってしまう
一番最後に頼まれたことからやる裏技
褒められポイントを増やす

第5章 「着地点」が見えなければ、終わらない!
着地点をシミュレーションする
その会議の着地点は?
間違った着地点
着地点を重視すれば人と揉めない
着地のための役割どころ
変なことを思うと変なところに着地する
やっているのに実感していない
いい着地をさせるウソ
着地への過程はいくつもある

第6章 運を導く!「終わらす人」になるための習慣
終わらす人の習慣① 毎朝、銀行に行く
終わらす人の習慣② 毎日、三万九〇〇〇円を引き出す
終わらす人の習慣③ 一万円札を基準にする
終わらす人の習慣④ おつりの小銭は寄付する 終
終わらす人の習慣⑤ ポイントカードは持たない
終わらす人の習慣⑥ 三十歳までは貯金しない
終わらす人の習慣⑦ カバンの中味は全部出すす人の習慣⑨ 
終わらす人の習慣⑧ 名刺を整理する
終わらす人の習慣⑨ マメに連絡する
終わらす人の習慣⑩ 裏道を走らない
終わらす人の習慣⑪ ときに信号を無視する
終わらす人の習慣⑫ 「一人前分量」は自分で決める
終わらす人の習慣⑬ 一人で飲みに行かない
終わらす人の習慣⑭ 朝早く起きる
終わらす人の習慣⑮ 睡眠も投資と考える
終わらす人の習慣⑯ 本を読んで使い切る
終わらす人の習慣⑰ 機器は最新のものを使う
終わらす人の習慣⑱ 賃貸で暮らす
終わらす人の習慣⑲ 高め狙いでいく
終わらす人の習慣⑳ 新聞を丁寧に読む
終わらす人の習慣㉑ おまけ商品は捨てる
終わらす人の習慣㉒ ゲームはしない
終わらす人の習慣㉓ デスクや車の中でものを食べない
終わらす人の習慣㉔ コンビニでものを買わない
終わらす人の習慣㉕ バイキング(食べ放題)に行かない
終わらす人の習慣㉖ 立ち食い蕎麦屋に入らない
終わらす人の習慣㉗ 汁がはねるものを食べない
終わらす人の習慣㉘ 大事な場では特別ネクタイを締める
終わらす人の習慣㉙ やらないで評価しない
終わらす人の習慣㉚ 首から上を清潔にする
終わらす人の習慣㉛ 手を手入れする
終わらす人の習慣㉜ トイレ・風呂・玄関を毎日掃除する
終わらす人の習慣㉝ 傘を畳む
終わらす人の習慣㉞ 穴の開きそうな靴下は脱いだら捨てる
終わらす人の習慣㉟ 机の上にいろいろ出さない
終わらす人の習慣㊱ スウェットは持たない
終わらす人の習慣㊲ 違和感のある人に近寄らない
終わらす人の習慣㊳ ブルーレットは使わない
終わらす人の習慣㊴ 誰にでも挨拶する

第7章 近づいてはいけない!運が遠ざかる「終わってる人々」
人生は誰とやるかだ!

終わってる人々① 「何かやりませんか?」と言う人
終わってる人々② 自分探しをしている人 終
終わってる人々③ グチを言う人
終わってる人々④ ただ金儲けを狙う
終わってる人々⑤ 結局やらない人
終わってる人々⑥ 「幕の内弁当」でいる人
終わってる人々⑦ 自分を過大評価している人
終わってる人々⑧ 若い人の価値がわからない人
終わってる人々⑨ 人の顔を潰す人
終わってる人々⑩ 「大丈夫です」と言う人
終わってる人々⑪ しゃべりすぎる人、何も言わない
終わってる人々⑫ 選択の余地があるのに選択しない人
終わってる人々⑬ 「よくわかりません」と言う人
終わってる人々⑭ 素直に人に聞かない人
終わってる人々⑮ 行列に並ぶ人
終わってる人々⑯ 汚れを放っておく人
終わってる人々⑰ 見た目に手を抜く人
終わってる人々⑱ 古い電子機器を使っている人
終わってる人々⑲ 「名刺を切らしてまして」と言う人
終わってる人々⑳ フェラーリに乗る人

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