肩こりも肉離れもこれで解決!筋肉の仕組みを利用して“体の痛み”を消し去る「魔法のストレッチ」とは?!

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からだを「ひねる」だけで疲れと痛みが消える。

 

・・・思わず疑ってしまいますね。笑っちゃいますね。

 

でも、そんなあなたもすぐに実感できます。そして、笑っちゃいます。

 

こんなに「ひねる」ことが大事なのかと!体で理解できるのです!

 

今回はそんな驚きのストレッチ方法をご紹介します!!

 

 

私たちにこのストレッチ法を教えてくれるのは、レディー・ガガ、エリック・クラプトン、サイモン&ガーファンクルなどのトップアーティストの他、経済界の要人や芸能人、オリンピックメダリストなど各界の著名人の施術を手掛けて多くの支持を受けている鍼灸整体師の武富ゆうすけ氏です。

 

実は武富氏は、私たちが何気なく行うストレッチの方法に警鐘を鳴らしています。

 

「現在行われている筋トレやストレッチは、“直線”的です。それによって、一部の筋肉ばかりを強くしたり、伸ばしたり、ほぐしたりしていますが、それこそがケガや不調の原因なのです」と。

 

武富氏は、通常のストレッチでは狭い範囲の筋肉しか伸ばせず、むしろほぐれていない周囲の筋肉との連携がスムーズにできない状況を作り出してしまうというのです。

 

また、筋トレについても同様に、一部の筋肉の強化が一般化しているため、その筋肉を支える周囲の筋肉とのパワーバランスが崩れ、最悪の場合に肉離れを起こすような状況を自ら作り出しているというのです。

 

このような間違ったストレッチや筋トレを継続していては、いつまでも納得のいくパフォーマンスが出せず、ケガの元になってしまうと武富氏は仰るのです。

 

では、どうすればよいのでしょう?

 

そこで、「ひねる」のです。

 

ひねって、ひねって、周囲の筋肉を巻き込んでしまうのです。

 

簡単でしょ?簡単なのです。

 

一般的に、人が動くときには「ひねる」動作が生じます。

 

ただ歩くだけでも、両足を交互に出すために腰をひねり、腕をひねり、様々な箇所を連動させています。

 

ストレッチや筋トレでも同じように、ひねりを加えることで連動する筋肉にも影響を与え、期待以上の効果が出せるというのです。

 

例えば、後ほど説明しますが、もしあなたが立ったまま前屈をして手が床につかなかったとしたら、それはひねりが足りない証拠です。

 

ある部分をひねってストレッチを行うことで、簡単に床に手がつくようになります。あなたはきっと驚くことでしょう。

 

また、関節を縮めて離すことで、関節をなめらかにする潤滑油が出ることも分かっています。

 

武富氏はこのような身体の仕組みを利用したストレッチを独自に考案し、「ひねリッチ」と名付けられました。

 

この「ひねリッチ」を行うことで、体の不具合が解消されて、疲れや痛みが消えていってしまうのです。

 

さぁ、あなたもこのストレッチを超えた究極のメソッドである「ひねリッチ」を実践し、健康で爽快な生活を送ってみませんか?

 

早速読み進めていきましょう!

 

はじめに
第1章 体を「ひねる」だけで、なぜ疲れと痛みが消えるのか?「ひねリッチ」理論篇
人は複数の筋肉を使って動くから、筋トレで1つの筋肉を鍛えても意味がない
①人は、複数の筋肉を使って動く
②どんな動作にも〝ひねり〟がある
③一部の筋肉しか鍛えない筋トレだから、危ない
伸ばすべきところが伸ばせていない従来のストレッチの限界
①現在主流のストレッチは、2種類
②ストレッチでは、狭い範囲の筋肉しか伸ばせない
③だから、肩こりや腰痛を解消できない
「ひねリッチ」は、細部の筋肉を伸ばし、体全体が大きく変わる
①複数の筋肉を伸ばす「ひねリッチ」
②潤滑油で、関節と筋肉がなめらかに動く
③体の不調が解消し、ケガをすることもない
④〝ひねるギー〟で、最高のパフォーマンスを出せる

 

はじめに
――ストレッチを超えた健康メソッド「ひねリッチ」

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本書は、肩こりや腰痛、骨盤のゆがみ、ダイエットなど、あらゆる体の悩みを一気に解消するメソッドを紹介する本です。

私はこれまで、鍼灸整体師として、多くの方を施術してきました。クライアントには、一般の方から、オリンピック・メダリスト、政財界の要人や芸能人、有名女子アナ、人気モデルまで、幅広い方がいらっしゃいます。レディー・ガガやエリック・クラプトン、サイモン&ガーファンクルなどの海外セレブの方も来日されるたびに施術させていただいています。

私が開発した「ひねリッチ」は、私のいくつかある施術の技法のうちのひとつです。

医学やスポーツ科学が進歩しているのに、なぜ腰痛や肩こりなどの不調、スポーツの肉離れなどが減らないのか?

そんな素朴な疑問から、その原因を探ったことがきっかけです。

徐々に見えてきたのは、人の動作と現在のトレーニング方法との間にある、大きなギャップです。

私たち人間の動作には、必ず〝ひねり〟があります。普段からやっている「歩く」動作も、「投げる」動作も、一度に複数の筋肉を使っています。

しかし、現在行なわれている筋トレやストレッチは、〝直線〟的です。それによって、一部の筋肉ばかりを強くしたり、伸ばしたり、ほぐしたりしています。それこそが、ケガや体の不調の原因であるとわかったのです。

そこで私は、人のひねりの動作に則した、理にかなった形で体を整える「ひねリッチ」を考案しました。「ひねリッチ」とは、〝ひねり〟と〝ストレッチ〟を合体させた、私の造語です。ごく簡単に言えば、ひねりの動作を入れたストレッチです。

あまりに簡単な動きなので、本当に不調が改善できたり、運動のパフォーマンスが上がったりするのかと疑う人も多くいます。しかし、実際に体験した人は、ほぼ間違いなく、数分後には劇的な変化に驚くことになります。

まずは試しに、『1分で変化を実感! 「ひねリッチ」効果』にあるひねリッチを、実際に体感してみてください。1分ほどの動きで、体に驚くべき変化が起こります。

②の従来のストレッチでは、一部の大きな筋肉が伸ばされて熱量が上がっていることがわかります。

一方、③のひねリッチでは、筋肉全体の温度が上がっていることがわかります(それぞれ別の日に撮影)。

つまり、ひねリッチは、細かな筋肉も同時に伸ばしてほぐすことができるということです。

この実験結果からも、体内の熱量や血流の変化が、ひねリッチの動きによって、著しく起こっていることがわかります。

ひねリッチは、科学的にも、無理な動きをせずに、筋肉や関節の細部まで刺激し、血行促進を促す効果的な運動であると言えます。

 

第1章
体を「ひねる」だけで、なぜ疲れと痛みが消えるのか?「ひねリッチ」理論篇

人は複数の筋肉を使って動くから、筋トレで1つの筋肉を鍛えても意味がない

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❶人は、複数の筋肉を使って動く

ひねリッチについて解説する前に、現在主流となっている筋トレやストレッチについて説明させてください。

あなたは、人の筋肉の数が、いったいどれくらいあるか、ご存知ですか?

それなりに筋肉に詳しい人でも、すぐに口に出して言えるのは、せいぜい20くらいではないでしょうか。

代表的な筋肉としては、「上腕二頭筋」「大胸筋」「三角筋」「僧帽筋」「広背筋」「腹直筋」「腹斜筋」「大臀筋」「大腿四頭筋(前ももの筋肉)」……などなど。

どの筋肉も、筋トレでお馴染みのものばかりです。つまり、筋トレで意識的に鍛えている筋肉は、せいぜい20種類くらいと言えます。

しかし実際には、人の体には大小含めて600を超える筋肉があります。名前を知らない筋肉がいかに多いかがわかるでしょう。

しかし、名前を知らないからといって、その筋肉が何もしていないわけではありません。筋肉はそれぞれに役割を持ち、複雑に影響し合いながら、人の体の繊細な動作を支えているのです。

たとえば、人は普段何気なく歩いていますが、実は絶妙な筋肉の使い方でバランスを保って立ち、歩くという高度な動きをしています。絶えず変わる重心を、筋肉の使い方を変化させながら、ほぼ無意識に移動しているのです。

この動きをロボットに行なわせようとすると、実に大変です。ロボット工学の世界で、二足歩行ロボットを開発するのに、研究者たちが何年もの月日を費やしてきたことからも、それはわかるでしょう。

 

❷どんな動作にも〝ひねり〟がある

人は、全身の筋肉を巧みに使いながら、さまざまな動作をしています。その動きをよく見ていると、驚くべき特徴があることに気づきます。

たとえば、「パンチ」という動作を見てみましょう。勢いよくパンチをしようとすると、少し体と腕を引いて反動をつけ、腕と上半身をひねりながら拳を前に突き出します。

試しに、ロボットになった気持ちで、反動をつけずに、そのままの姿勢でまっすぐパンチを打ってみてください。そもそもパンチの動作をしづらいですし、それほど威力も出ないでしょう。

歩く動作でも、ゴルフのスイングでも、ボールを投げる動きでも、何でもかまいません。人の動作をよく見てみると、必ず全身を使いながら〝ひねり〟を加えていることがわかります。野球の投手が投げる剛速球は、腕の力だけで投げているわけではありません。全身のひねりの中で大きな力を生み出し、同時に絶妙にコントロールをしながら、打者が打ちにくいところにボールを投げるのです。このようなひねりによって生み出される力を、私は 「ひねるギー」 と名づけています。

つまり、人はひねりによって、全身の筋肉を連動させて、大きな力を引き出したり、絶妙なバランスをつくりだしたりしているわけです。

 

❸一部の筋肉しか鍛えない筋トレだから、危ない

人の動作に大きな影響を与えるのが、筋肉です。その動作を強化したいと思ったら、多くの人が、真っ先に筋肉を鍛える筋トレを行ないます。ジムに通ってマシンを使って筋トレをする人もいれば、家で腕立て伏せや腹筋などで鍛える人もいるでしょう。

しかし、筋トレの動きは、ほとんどが〝直線〟の動きで、一部の筋肉だけを鍛えています。

一方、人の動作は、〝ひねり〟ながら、複数の筋肉を使って、行なっています。

これは、大きな矛盾だと思いませんか?

一部の筋肉だけを集中して鍛えると、どうなるのか? 確かにパワーは増しますが、特定の筋肉が肥大化し、体の動作にはアンバランスが起きてしまいます。体の使い方もおかしくなり、腰痛や肩こりなどの体の不調も起こりやすくなります。

その肥大化した筋肉で、ひねりのある動作を行なうとどうなるか? 鍛えられた筋肉が中心となって動くため、パワーはあるものの、コントロールやバランスがうまくとれないということが起こりえます。

もっと問題なのは、一部の筋肉の動きが中心になり、他の筋肉がついていけなくなる点です。パワーアップした動きに、これまでブレーキやバランスをとる働きをしていた筋肉が支えきれなくなります。それによって、肉離れや靭帯損傷などの大きなケガにつながるケースが多くなるのです。

現在のスポーツ界では、肉離れをする選手が後を絶ちません。「わき腹の肉離れ」という、今まで聞いたことのないケガまで耳にするようになりました。一般の人でも、週末のスポーツで、肉離れを起こしたり、アキレス腱を切ってしまう人も多いですね。

肉離れや靭帯損傷は、筋肉の収縮が、瞬間的に過度に行なわれるときに起こります。本来、高度な動きを効果的に行なうための、ひねりの動きに耐えられなくなって起こるケガなのです。

なぜ、スポーツの世界では、以前なかったようなケガが頻発しているのか? 過去になく、近年加わった新しい練習法は何か?

そう考えたとき、ウエイト・トレーニング、つまり、筋トレだと思ったのです。調べていけばいくほど、その疑問は確信へと変わっていきました。

ただし、ダイエットをする際でも、スポーツのパワー増強のためでも、筋トレは身近に行なわれています。私自身も筋トレをやっています。ですから、筋トレがすべてダメと言っているわけではありません。しかし、せっかく努力してやっている筋トレが、むしろケガの原因をつくってしまうことがあるのです。

だから、できるだけ、複数の筋肉をバランス良く鍛えていくことがポイントになってきます。

 

「ひねり」を意識した複数の“しなやか”な筋肉が、健康な体をつくる

私たち人間が動作するときは、つねに「ひねり」があることは、ここまで繰り返しお伝えしてきました。つまり、複数の筋肉を使っているわけです。

一部の筋肉だけを鍛えたり伸ばしても、ケガを誘発したり、効果が半減してしまうというわけです。

このコラムタイトルにあるとおり、私たちの動作にはつねに「ひねり」があることを意識した上で、複数の筋肉をしなやかにすることが、一番効果的であり、健康的であると言えます。

プロ野球選手を例に挙げるとわかりやすいでしょう。

「ひねり」をうまく使っている選手の代表例は、大リーグで活躍するイチロー選手です。あらゆるボールに反応できるしなやかなバッティング。レーザービームと呼ばれる外野からの勢いある投球。盗塁や内野安打も多く俊足。しかも、ケガも少なく、安定した成績を残しています。イチロー選手の筋トレの様子を映像で見ても、実際の動きを意識した「ひねり」の入ったトレーニングをしていることがわかります。

一方、私がチェックする限り、ケガの多い選手の共通点は、筋トレを積極的にやっているマッチョな体つきの選手です。一部の筋肉ばかりを鍛えたり、伸ばしたり、ほぐしたりしています。パフォーマンスに波があり、ケガが多い傾向にあります。とりわけ大リーグの選手は、特にこのような選手が多くいます。

筋トレが悪いわけではありませんし、複数の筋肉をしっかり鍛えたり、伸ばしたり、ほぐしたりしている選手もたくさんいます。

ただ、長年整体に関わってきた人間として思うことがあります。そもそも、スポーツ界に蔓延している筋トレでパワーアップさせる考えは、アメリカの影響によるものです。その盲信から脱却するときではないかと思うのです。

 

伸ばすべきところが伸ばせていない
従来のストレッチの限界

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❶現在主流のストレッチは、2種類

筋トレだけでなく、ストレッチ方法にも、問題点があります。

ストレッチの効果は、体の筋肉を引っ張って伸ばすことで、筋肉の柔軟性を高め、関節可動域を広げるというものです。また、ストレッチは、リラックス効果もあり、ゆったりと体を伸ばすことで、心を落ち着かせることもできます。とりわけ運動やスポーツの前には、入念にストレッチをするように、指導された経験が誰にでもあるでしょう。

一般的にストレッチとして知られているのは、スタティックストレッチ(静的ストレッチ) です。これは、床や地面に座るなど、静止した状態で行なうストレッチです。スタティックストレッチには、体の柔軟性を高め、関節可動域を広げ、リラックスする効果があります。

しかし、運動の前に、スタティックストレッチを行ないすぎると、筋肉が柔らかくなりすぎて、瞬発的な動きがとりにくくなります。すばやい動きは、適度に硬い、弾力のある筋肉のほうがやりやすいのです。また、メンタル面でも、緊張を抑える意味では良いのですが、試合の前などにあまりリラックスしすぎてしまうと闘争心がなくなってしまうこともあります。最近では、スタティックストレッチは、クールダウンに行なわれるケースが増えています。

現在、運動の前に行なわれる主流のストレッチは、動きながら体をほぐすダイナミックストレッチ(動的ストレッチ) です。サッカー選手が試合の前などに、よくウォームアップでやっているのを見たことがあるかもしれません。適度に体を温めながら、筋肉を伸ばし、精神的にもアクティブな状態を保つことができます。

 

❷ストレッチでは、狭い範囲の筋肉しか伸ばせない

スタティックストレッチ、ダイナミックストレッチ、いずれのストレッチも、細心の注意を払って行なう必要があります。

いくらストレッチとはいえ、無理をしてしまうと、逆に筋肉や関節を傷めてケガにつながります。

とりわけ、筋トレによって一部の筋肉が肥大化して、アンバランスになった体は、ストレッチ時のケガも起こりやすくなります。

ケガの予防のためにやっているストレッチでケガをしてしまったら、それこそ本末転倒です。

しかし実際には、ストレッチでケガをする人が意外と多いのです。

痛気持ちいい快感を求めて、ギリギリまで伸ばそうとする人が多くいます。また、少しでも体を柔らかくしようと、反動をつけてストレッチする人もいます。

これらの行為は、最もケガに結びつきやすいストレッチのやり方であり、とても危険です。これは、プロアスリートの世界でも起きているのが現状です。

体が温まっている状態であれば、ストレッチによるケガも多少軽減できるでしょう。でも、ウォーミングアップとしてやることも多いストレッチの前に、わざわざ体を温めるなんて、なかなかできるものではありません。

さらに、ストレッチには、決定的な限界があります。

それは、ストレッチでは、筋肉を一方向にしか伸ばせないということです。

先にもお伝えしましたが、人の動作は、〝ひねり〟の中で、複数の筋肉を使うことによって成り立っています。ストレッチの動きの多くは直線的なため、狭い範囲の筋肉しか伸ばすことができていないのです。

もちろん、プロの手を使って、念入りに体の細部を伸ばしていくことはできますが、それを常にやっていくのは、現実的にはなかなか難しいでしょう。

 

❸だから、肩こりや腰痛を解消できない

ストレッチは、血行を促進し、肩こりや腰痛など、体の不調を治してくれる効果もあると信じられています。

確かに、正しい知識を持ってうまくストレッチを利用すれば、体の不調の改善につながるケースもあります。

しかし、素人がやみくもにストレッチをして、体の不調がある部位を無理に伸ばしてしまうと、かえって症状を悪化させてしまうことも多くあります。

また、体の筋肉は、全身で関係性を持っています。肩が痛いからといって、安易に肩のまわりを伸ばすのは、間違った考え方です。

実際に私は、整体の施術をするとき、「右肩が上がらない」と言う人がいれば、その人の体のバランスを見た上で、肩だけでなく、足の筋肉も伸ばしながら調整します。

肩が痛いのに、なぜ足を伸ばすのか?

不思議に思われる人もいるかもしれませんが、繰り返し述べてきたように、人間の体は、複数の筋肉が影響を与え合って動いているからです。肩に出ている症状であったとしても、その原因は、全身に関わりがあることなのです。

その筋肉は、腱となって骨に付着しています。この骨と骨のつなぎ目が関節です。私が施術するときは、この関節にアプローチします。

関節の動きが悪くなるだけで、付着している筋肉もつられて硬くなったり、こったり、いわゆるガチガチの使えない筋肉になってしまいます。

たとえば、肩関節は、「球関節」という3​6​0度動く構造になっています。自由に動く関節なので、何種類かのストレッチで一方向に伸ばすのではなく、それらにひねりを加えるだけで関節や筋肉に対して、より効果が出るのは、簡単に想像できるでしょう。

ひねリッチで圧迫した後に伸ばすことにより、硬くなって動きにくかった関節にアプローチし、付着している筋肉にも相乗効果を起こして、ゆるませることができます。

つまり、一方向だけに伸ばすのは、非効率であり、まわりへの相乗効果も少ないのです。

ですから私は、不調のある部位を伸ばすことで改善しようとするストレッチでは、肩こりや腰痛を、根本的に解決することはできないと考えています。

そもそもの原因は、体の使い方にあります。その根本の部分を解決しなければ、たとえ一時的に症状が良くなったとしても、同じことが繰り返されるだけなのです。

 

医学やスポーツ科学が進歩しても、
なぜケガや体の不調が減らないのか?

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医学やスポーツ科学は、めざましく発展してきました。人の寿命は伸び、オリンピックの世界記録が次々と更新され、人間の可能性はどんどん広がっています。

それにもかかわらず、肩や首、腰などの人の体に及ぼす不調、運動をしたときのケガの数は、それほど減っていません。

その原因は、筋トレ同様に、ケガの予防や体調を調整する役割であるストレッチにもあると私は考えています。

人間の体は、全身が絶妙なバランスで動いています。

肩こりや腰痛などの不調は、体をバランスよく使わず、偏った使い方をしているから起こるものなのです。

ですから、筋肉や関節が関わる体の症状を改善するためには、全身にわたる複数の筋肉や関節が正常な動きになるように働きかけなくてはいけないはずです。

しかし、ストレッチは、直線的な動きで、一部の筋肉にしか効果を及ぼしません。しかも、ストレッチをやることで筋を伸ばしてすぎて、ケガをしてしまうケースもあります。

正しい筋肉のしくみを理解している専門家ならともかく、一般の人は、ストレッチで、むしろ体を壊してしまったり、パフォーマンスを低下させてしまったりしかねない状況なのです。

プロスポーツの世界でも、体の動きや筋肉の働きを考えていない、間違った筋トレやストレッチが、まだまだ盛んです。

そこで私は、これらの問題を解決する新たなストレッチを提案したいのです。それが、「ひねリッチ」です。

 

「ひねリッチ」は、細部の筋肉を伸ばし、
体全体が大きく変わる

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❶複数の筋肉を伸ばす「ひねリッチ」

人は、〝ひねり〟によって動いているのに対して、筋トレやストレッチは〝直線〟の動き。ここに、大きなギャップが生じています。

そこで私は、〝ひねり〟の動作の中で、ケガを防いだり、体調を整えたりする運動ができないかと考えました。そして、「ひねリッチ」という、ひねりを加えた新しいストレッチを編み出したのです。

やり方は、とても簡単です。通常のストレッチをしながら、〝ひねり〟の動作を加えるだけ。試しにやってみてください。

①両腕を真上に伸ばしてください。最初は、手のひらを上に向けた状態で、手首を左右に10回ほど動かします。

②次に、指先を伸ばして、手首を左右に10回ほど動かします。

たったこれだけ。実に10秒ほどでできます。左右の腕を片方ずつ上げてみてください。肩のまわりが軽くなって、これまで耳に腕がつかなかったという人も、ぴったりとつくようになっていませんか?

ひねリッチは、体の理にかなった動きで行なう、とてもシンプルなストレッチです。〝ひねり〟ながら動く人の体を整えていく。つまり、実際の動きの中で、その動きに関係する複数の筋肉を、まんべんなく伸ばすことができるのです。

さらに、関節可動域も広がり、肩のまわりが、なめらかに動くようになっているのを感じると思います、ここに、ちょっとした人体のしくみの秘密が隠されています。

 

❷潤滑油で、関節と筋肉がなめらかに動く

ひねリッチの動きの要素は、〝ひねる〟だけではありません。もうひとつ大事な要素があります。

それは、〝縮める〟〝伸ばす〟という動作です。これは、従来のストレッチのように筋肉を伸ばしたり、縮めたりするだけではありません。関節も縮めて伸ばすのです。

先ほど、腕を真上に伸ばしたとき、手のひらを上に向けてひねり、その後、指先をまっすぐに伸ばしてひねりました。この動きが、関節を縮めて、伸ばす動きなのです。

この動作をした後、体には不思議な現象が起こります。

関節をぐっと縮めて、その直後に伸ばすことで、関節に潤滑油が出て、なめらかになります。関節に強い力が加わった後に解放されることで、人の体は、次の強い力に備えて関節の負荷を減らすために、滑りやすい物質を出すのです。

ひねリッチでは、このような人体のしくみを利用することで、肩や肘、手首が、以前よりもなめらかな動きになり、可動域がぐんと広がります。この〝縮める〟〝伸ばす〟という動きに加えて、腕全体に〝ひねり〟を入れていくことで、無理なく小さな筋肉まで伸ばすことができるのです。腕だけでなく、足も同様です。この 「縮める→ひねる→伸ばす→ひねる」という流れが、ひねリッチの基本的な動きとなります。

 

❸体の不調が解消し、ケガをすることもない

ひねリッチの最も重要な特徴は、人の動きに則っている点です。無理に体を鍛えたり、伸ばしたりしないので、体を痛めたり、傷つけたりしないのです。

そもそも体の不調は、誤った姿勢や動きから生じます。また、年をとるにつれて、筋肉が硬くなったり、関節の動きが悪くなったりしていきます。ある種避けられないものでもあります。

だからこそ、体のしくみに則ったひねリッチで、体の関節と筋肉を刺激しながら、無理なく本来のあるべき状態に戻していくのです。ひねリッチで、自然と体の不調は改善され、体の動きもなめらかになっていきます。ストレッチをすることでケガをしてしまったら、健康のための取り組みが、むしろマイナスに働いてしまいます。

ひねリッチを、健康のための体操として、毎日行なうのもいいでしょう。簡単な動きなので、高齢者の運動やリハビリに取り入れるのも最適です。パソコン作業など、仕事の合間の体操としても効果を発揮します。また、運動の前後のウォームアップやクールダウンにも、ぜひ取り入れてみてください。

 

❹〝ひねるギー〟で、最高のパフォーマンスを出せる

ひねリッチは、さまざまな可能性を秘めた新しいストレッチです。

人は、ひねることで、大きな力を発揮します。つまり、以前よりも、スムーズにひねることができるようになったら、より多くの力を発揮できるわけです。

走る、投げる、打つ、蹴るなど、さまざまな動作が、ひねリッチによってさらにスムーズになり、パフォーマンスを向上させられるのです。

走るときにひねりを円滑に行なえるようになれば、足や腕を振りやすくなります。一流のマラソン選手の足のストライドは、まるで車輪のように、なめらかに回転していきます。エネルギー効率が良く、一切の無駄のない動きです。

投げるときも、腕を振る動作がしなやかになります。本当にいいピッチャーの最後の腕の振りは、ムチのようにしなっています。それによって、たとえ速度は同じくらいでも、バッターの手前でぐっと伸びてくる、打ちにくい球が投げられるようになります。

ひねリッチで、筋肉や関節全体をなめらかに動かせるようになり、ひねりの力を強化できます。このひねりによって生まれる力が〝ひねるギー〟です。

ひねリッチで、ひねるギーを最大限に引き出し、最高のパフォーマンスを発揮できるのです。

武富 ゆうすけ著『体を「ひねる」だけで、疲れと痛みが消える』より抜粋

【書籍紹介~目次】

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『体を「ひねる」だけで、疲れと痛みが消える』

 

はじめに
1分で変化を実感! 「ひねリッチ」効果
ひねリッチとストレッチを科学的に比較する
「ひねリッチ」実践篇(第3章)の見方

第1章 体を「ひねる」だけで、なぜ疲れと痛みが消えるのか?「ひねリッチ」理論篇
人は複数の筋肉を使って動くから、筋トレで1つの筋肉を鍛えても意味がない
①人は、複数の筋肉を使って動く
②どんな動作にも〝ひねり〟がある
③一部の筋肉しか鍛えない筋トレだから、危ない
伸ばすべきところが伸ばせていない従来のストレッチの限界
①現在主流の

②ストレッチでは、狭い範囲の筋肉しか伸ばせない
③だから、肩こりや腰痛を解消できない
「ひねリッチ」は、細部の筋肉を伸ばし、体全体が大きく変わる
①複数の筋肉を伸ばす「ひねリッチ」
②潤滑油で、関節と筋肉がなめらかに動く
③体の不調が解消し、ケガをすることもない
④〝ひねるギー〟で、最高のパフォーマンスを出せる

第2章 さらに効果を上げるための「ゆがみ」チェック
自分の体の「ゆがみ」を知っておこう!
①体に「ゆがみ」があることは、悪いことか?
②本来、人は「ゆがみ」(過重)とともに生きている
③過重を考えない筋トレやストレッチは、逆効果!
④過重を軽減して、体のゆがみを整える方法

第3章 ストレッチを超えた究極メソッド「ひねリッチ」「ひねリッチ」実践篇
効果が上がる「ひねリッチ」の基本ルール
腰・骨盤
①前屈肩ゆらし
②腰まわし
③後屈そらしひねり
④開脚腰まわし
お腹(真ん中・わき腹)・背中まわり
①側屈ひねり
②肩甲骨とわき腹伸ばし
③開脚前屈わき腹ひねり
④背中・わき腹ひねり
⑤背面そらしひねり
肩・腕・手首
①腕まわしひねり
②肩のストレッチひねり
③外旋筋ひねり
④二の腕外側ひねり
⑤後方型肩のストレッチひねり
⑥手首ひねり

①首まわし

①伸脚ひねり
②前屈ぶらぶら
③足首ひねり
股関節
①股関節まわし(前)
②股関節まわし(後)
③股関節まわし(内旋)
④股関節まわし(外旋)
お尻
①座ってお尻ひねり
②お尻のストレッチひねり
寝ながらひねリッチ
①仰向け足上げひねり
②腰上げひねり
③仰向け膝曲げひねり
④うつ伏せ足そらしひねり

コラム
「ひねり」を意識した複数の〝しなやか〟な筋肉が、健康な体をつくる
医学やスポーツ科学が進歩しても、なぜケガや体の不調が減らないのか?

おわりに

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