【今週のYOMi-POINT】内定はゴールか? スタートか?

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そして、あっという間に時が過ぎた
2013年3月、ウェブサイトの公開から1カ月が経っていた。
ちょっと前には考えられないことがいくつも起こった。

一番大きいのは就職が決まったことだ。生まれてこのかた、そんなことはあり得ないと思っていた。
LIGの人たちに入社する意向を伝えに行くと、内定が取れたことを記事にしようということになった。
記事の内容に関しては、まかせてくれると。それが私の初仕事ってわけだ。

そのままの流れで飲み会に参加すると、エイプリルフールの企画をどうしようかという話になった。

ウェブ業界では、4月1日に何か企画をするのが恒例になっている。
その日、結論は出なかったが別のドラマが進行しようとしていた
(その後、「紳さんこと、株式会社LIGメディア事業部・部長の竹内紳也が嫁を募集します。」
というブログ記事を発表して交際相手を募集し、「結婚のご報告。30年彼女がいなかった僕が、秒速で結婚できた理由。」で結婚を報告した)。
 
内定を発表すると、大勢の人が「おめでとう」と祝ってくれた。

まるで「新世紀エヴァンゲリオン」の最終話(世界の中心でアイを叫んだけもの)のようだ。
違うのは、これが最後ではなくて「スタートライン」だということ。私はまだなにも成し遂げていない。
人生はこれからのほうが長いし、私の前にあるのは、まだ夜明け前の薄暗い小道だ。

それなのにこんな本を書いているだなんて、いったい何でだろう?
私はどこにいるんだろう?
 
その後、私は卒業までをインターンとしてLIGで過ごした。
週3日オフィスに訪れては企画を考え、記事を書き、発表する。
その合間に大学の授業に出て、卒業論文を書く。喧噪は収まって、日常へ返っていった。 

プルル……。
 
この物語は実話なので、映画のような結末はやってこない。
どこまでも発展途上だ。
 
プルルルルルル……。
 
─なんだろう、さっきから携帯電話がうるさい。

着信相手は……玉城さん

私は急いで出る。
「もしもし」
 
確かに彼女の声だった。数年ぶりに聞いて、思わず涙が出そうだ。
彼女は逆就活サイトを見て私のことを思い出し、こうやって電話をかけてきたのだという。

それはとくに内容もないような、会話未満の会話で……。

「玉城さん、僕は本当はキミのためにサイトをつくったんだ。キミに見てほしかったんだ」
受話器を片手に私は喋った。

この時間が永遠になればいいのにと思いながら。

「菊池くんは今どこにいるの?」
私は受話器を持ったまま顔を上げ、周りを見まわしてみた。
過去と未来が交差した場所に立っている。

だけど、そこがどこなのかさっぱりわからなかった。これからどこへ行くのかもわからない。いったい私はどうなっていくのだろう。

これから未来をつくるキミへ
人生は何が起こるかわからない。

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